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土地活用
2017/05/29

グランピング経営は実際に儲かるのか?

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MakMaxプラス

グランピング経営を始めようとした時、いちばん最初に頭に浮かぶのは儲かるのか、利回りはどうなのかということかと思います。

近頃ではグランピングというワードが流行ってきましたが、昔は今ほどの認知度はありませんでした。ただ、現在ではメディアでグランピング施設が紹介されたり、大手宿泊事業を行なっている企業がグランピング事業に参入してきたりと注目を集めています。

まず、この記事では実際にグランピング経営を行った際に儲かるのかをご紹介していきます。

グランピング市場はどうなのか 

市場成長を棒グラフで表示

さて、注目されているグランピング市場はいかがなものか。
キャンプ利用人口という定義してみると、2013年の750万人~2015年の810万人へと推移しています。まだ、直近のデータはないものの成長性が高いビジネスとも言えるでしょう。また、年代別のデータを出してみると30代-40代の利用が75%くらい占めている現状です。

加えて、面白いデータなのが、以前まで少ないとされていた若者の利用が近年は増えているということです。

SNSなどのツールがグラピングを加速させる 

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この背景を見て見てると、SNSの普及が大き影響しているのではないかなと考えます。SNSは自分の知らない相手にも投稿を拡散する能力があり、認知度を高めるという観点から見た場合非常に強力なツールです。

キャンプ場でグランピングをしている写真の投稿をSNSでして、それに関心を持った方がグランピングに挑戦し、また、その方がSNSに写真等を投稿する、という事を繰り返すことが多くなってきています。となると、グランピングを楽しんでいる写真や、面白そうなグランピングの施設の写真などから興味を持たれる方が多く、特にSNSの利用人口の多い若者へグランピングの認知度が高くなる仕組みです。

加えて、今流行りのインバウンド需要も非常に大きなマーケットです。なので、コンセプト次第では、日本に来た外国人観光客をグランピング施設へ呼び込む施策を打つことができるでしょう。今後の日本人の利用に加えて、外国人利用者のターゲット層を押さえるのも非常に大事になってくるでしょう。

実際に、アジア圏の外国人が再訪したい国のランキングでは日本が総合1位という結果も出ています。詳しくは『押さえておきたい、グランピング経営のノウハウ(1-4グランピングのターゲット顧客)』をご覧ください。

グランピング経営は儲かるのか 

お金と電卓

さて、本題ですが、グランピング経営は儲かるのでしょうか?

グランピングを運営している施設によってコンセンプトも異なりますので、設定価格は上下しますが、相場を見ると一人当たり10,000円〜数万円とかなり幅広いです。もちろん高級路線で、グランピングを打ち出していくのも面白いですが、価格帯が高いためユーザー層がかなり限られてきます。なので、コンセプトを明確にした上で少ないパイをマーケティングしていかなければならないでしょう。

実際のグランピング経営

グランピングリゾート写真

それでは、グランピング経営のシミュレーションをしてみましょう。まず、年間を通したグランピング施設の利用者数を3,000人と仮定したとします。そして、一人当たりの利用料を10,000円、そして稼働率を15%(年間平均)としたとします。

【グランピング経営のシミュレーション】

利用料:10,000円/1人

稼働率:15%(年平均)
室数   :40室
10,000円 x 40室 x 0.15(%) x 365日 = 2190万円

かなり大雑把な見積もりになりますが、グラピングの売り上げのみで言えば、こんな感じの売上になりそうです。
※一般的な知識として、ホテルのような宿泊施設の稼働率は最低でも75 %くらいないと運営が難しくなります。

 次は費用の部分になりますが、

【主な費用】

人件費
広告費
管理費 etc…

上記のものがメインに費用としてかかってきます。
利用料をかなり低く設定しましたので、ビジネスとして旨味がそこまで感じられませんが、コンセプトを明確にして利用料の単価アップをすることが出来きれば、宿泊事業として味が出てくるのではないかと考えます。

『グランピング施設を運営する前に押さえておくべきこと』では、グランピングの施設運営のための足場固めについて説明していますので、併せてご覧頂くことをお勧めします

利用料以外のとこでも収益性をあげる

先ほどの章と重複してしまいますが、なかなかグランピングの利用料だけを収益源とするとなかなかビジネスとして成り立たせるのが難しいとご理解いただけたかと思います。
※ブランドがある企業は除く

ですので、グランピング経営を行う際に重要なのは、グランピングの利用料以外の部分でも収益を上げることも大切です。
例えば、

・飲食店を誘致して、テナント料をもらう
・レンタル品をユーザーに提供する
・休業期間は別の用途で貸し出す

これは、あくまで参考の一部ですが、より頭をひねっていけば様々あるかと思います。

利用料以外の収益源(その他の収益)を加えてみます。
その他の収益とは・・・?

・テナントへ土地を貸す
・レンタル代
・広告収入  etc…..

仮に、これらの収益を入れてみましょう

【利用料以外の収入も含めた収益性のシュミレーション】

テナントへ土地を貸す:180万円

備品等のレンタル代   :200万円
広告収入                 :120万円
合計                       :500万円
利用料金+その他の収益=2190万円+500万円=2690万円
*あくまで概算の収益になります。

どうしても、グランピングの利用料だけで収益をあげようとするとキャッシュフロー的に厳しくなりがちです。なので、ある程度収益源を分散化させることにより閑散期時の収益減を軽減でき、かつテナントへ貸し出しを行えれば、固定収益を上げることができるのでキャッシュフローが安定しやすくなります。

また、イメージはつくかと思いますが、冬の時期はなかなか集客が大変になります。なので、そんな時こそ空いている施設を別の用途で使用したり、貸し出したりすればスポットでの収益を得ることができます。

グランピング経営まとめ

グランピング経営の大枠をご紹介してきましたが、いかがでしたか?グランピング市場は今後も拡大するマーケットとして注目されています。今までは、日本人のユーザーを対象としていることがほとんどでしたが、オリンピックに向けたインバウンド需要もコンセプト次第では確実に囲い込むことが出来ます。
最後になりますが、グランピング経営を行う上で重要な2点を再度確認しておきましょう。

・グランピング施設のコンセプト作り
・利用料+αで収益をあげる

以上の2点です。

コンセプトをしっかりと明確にすれば、マーケティングによるターゲッティングも高い効果を生みやすくなります。
そして、利用料だけに頼らないビジネスモデルを構築すれば、閑散期といった経営が苦しい時期でも確実にキャッシュを作ることができます。
ぜひ、グランピング経営を行おうとご検討の際は、上記の2点を念頭に置いておくようにしましょう。

 

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