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土地活用
2017/06/15

【オーナー必見】グランピング施設のコンセプトの作り方

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MakMaxプラス

実際にグランピング施設の運用を検討し始めた時に、悩むポイントといえば「コンセプト」をどうするか、という事ではないでしょうか。コンセプトと言葉で言うのは簡単ですが、実際に事業展開を考え、そのアイデンティティ(核)となるものを決めるとなるとかなり悩むはずです。

それもそのはずです。なぜなら、グランピング施設はあなたが定めたコンセプトを中心に事業内容、方針、戦略が決まり、そしてユーザーへのサービス内容が決まるからです。

この記事では日本で群を抜いているグランピング施設を事例として紹介しながら、コンセプトを作っていくための方法をご紹介していきます。

1 グランピングとは

キャンプテント
では、そもそもグランピングとは何か?グランピングの定義をご存知の方は次の章に読み進めて構いません。

グランピング=グラマラス×キャンピング

を組み合わせた言葉になり、海外が発祥と言われています。
キャンプじゃなくて?

皆さんは、キャンプを一度はやった事があるとは思いますが、グランピングとキャンプは根本的に何が違うのか?

キャンプといえば、

  • 自然を体感し、楽しむ
  • キャンプファイヤーをやる
  • アクティビティがある
  • テントを自ら組み立てる

など、多くのことが浮かぶと思います。
グランピングもキャンプと非常に似ていますが、異なる部分があります。

テント(寝床)が用意されている

グランピングはキャンプとは異なり、ボコボコの地面の上に寝具を置いて寝るような事はしません。基本的には、快適な睡眠がとれるようになっています。(後ほどの事例でご確認ください。)

なので、キャンプではほとんどの事を自分でやらないといけませんが、グランピングに関しては寝床などは全て用意されていることが多いので自分で何かをする、と言うのはそこまで多くないかもしれません。

2 グランピングの特徴

グランピングイメージ
さて、これよりグランピングの特徴に触れていこうと思います。ただ、各々の施設によってコンセプトが違うので一概に特徴をお伝えするのは難しいですが、一般的なものをご紹介していきます。

快眠ができる寝具がある

先ほども触れましたが、グランピングの場合はしっかりした寝具がありますので、快適をとれる環境下にあります。なので、地面がボコボコで寝付けなかったとか、寒くて寝れなかったと言うこともほとんどありません。

水回りが充実

キャンプの時に困るのが身の回りに水回りが充実していないことでしょう。ただ、グランピングで言えば、水回りに困る事はありません。加えて、バスルームなども設置してありますので普段の生活同様に過ごせるはずです。

非日常の体験ができる

こちらは、キャンプと似ておりますが、グランピングでは贅沢さを感じれることがとても多いでしょう。普段ではできない体験はもちろん、自然のど真ん中でラグジュアリーなサービスを受けれるのも特徴です。

サービスの質が高い

キャンプでは、自分で何かをしまうのでサービスを受けると言う感じではないですが、グランピングの場合は異なります。グランピング施設では、ホテル同様のサービスを受けることができます。プロが作る豪勢な料理に加え、キャンプでの定番でもあるバーベキューも用意されています。

準備が不要

こちらも先ほどと重複しますが、準備が不要と言うことです。キャンプは全て自分で準備しなければならないので初心者だとなかなかハードでしょう。
ですが、グランピングの場合は準備は不要です。なので、初心者でも全く問題ありません。

3 コンセプトが面白いグランピング施設

感心する女性
世の中には面白いコンセプトのグランピング施設が数多く存在します。この記事では、特に人気のある2つをピックアップをしてご紹介していきます。

星のや富士

星のやは土地それぞれの特性や、事業コンセプトはかなり作り込み画期的なサービを提供しています。
山梨県の河口湖近くにオープンしてある星のや富士の特徴は以下の通りです。

  • 日本初のグランピングリゾート
  • 国立公園の赤松林
  • 河口湖の景色が美しい
  • シェフこだわり抜いた料理
  • 遊び場とプライベート空間の創出

星のや富士は日本初のグラピンリゾートを開始しました。
また、河口湖の周りは国立公園として登録されており、赤松の美しい林が存在しています。赤松林の雰囲気、匂いを感じながら日々の疲れを忘れさせてくれる仕掛けとなっています。

グランピングといえば、アクティビティーと非日常の贅沢な空間を思い浮かべると思います。星のや富士では、遊び場とプライベート空間は明確に分けてあるので、

遊ぶときは遊ぶ
自分の空間を楽しみときは楽しむ

というようにONとOFFが切り替えられるようになります。

また、星のや富士は料理にもかなりこだわりがあります。シェフが厳選した旬の料理は贅沢に堪能できます。

星のやHP「星のやだより」

伊勢志摩エバーグレイズ

エバーグレイズも人気グランピング施設の一つです。 早速、特徴を見ていきましょう。

  • 水辺に浮かぶサンライズ
  • ムーンリバー
  • 水上ファイヤーデッキ

こんなラインナップです。

エバーグレイズの特徴といえば、水面に浮かぶ太陽と月の幻想的な景色でしょうか?
サンライズとムーンリバーを邪魔するものは一切ありません。忙しい毎日を過ごすあなたにとってとっておきのひとときになること間違いなしです。
あなたの大事な家族、恋人と贅沢な時間を過ごして見てはいかがでしょうか?

伊勢志摩エバーグレイズHP

4 コンセプトはどのように作れば良いのか

アイデアから実行まで
さて、日本で人気のあるグランピング施設の事例を出してきましたがいかがでしたか?それぞれの施設で明確なコンセプトが設定されていた方と思います。

明瞭な事業の方向性があれば、マーケティング戦略を打ち出しやすくなり、加えて周囲にも口コミが拡散しやすくなります。なんと言ってもSNSの時代ですから、以前よりも拡散するスピードは格段に早くなっていますからね。

それでは、早速グランピングのコンセプトの作り方を見ていきましょう。

あなたの想いを事業に組み込む

経営で言えば、理念のようなものになりますね。まず、大切なのはあなたがグランピング施設で何をしたいのかです。

全ての事業は、そこが根源となりスタートしていきます。まずは、あなたは何がしたいのか、何を提供したいのか、から考えていきましょう。

競合の優位性から独自性を考える

ここから競合分析についてです。ユーザーは極端に言えば、楽しいことや満足感を求めています。なので、他の施設にはない利点を考えていかなければ、ユーザーは魅力を感じないです。そこで行なっていかなければならないのが競合の優位性をリストアップして、そこからあなたのアイデアを組み合わせていく作業です。

以下の流れで、コンセプトを作るための材料集めをしていきます。

STEP1:競合のリストアップ
STEP2:優位性を洗い出す
STEP3:提供したいコトのリストアップ
STEP4:競合の優位性と提供したいコトの組み合わせ

それぞれご説明していきます。

4-1 STEP1:競合のリストアップ

まず、あなたが考えうる競合グランピング施設をピックアップしていきましょう。この段階でリストアップする競合施設の条件は、大まかに以下のものになります。

  • 近隣にあるグランピング施設
  • 自分が提供したいと考えているサービスに似ている
  • 人気のあるグランピング施設
  • あなたが面白いと思った施設

競合のリストアップはどこを定義に置くかで全く異なるのでやや難しいかと思いますが、まずリストアップをしてから精査していけば良いので深く考えすぎずに進めていきましょう。

※人気のあるグランピング施設やあなたが面白いと思った施設に関しては、一度足を運んでも良いかと思います。というのも、ネット上や紙面上で得た情報よりも、実際に自分自身の目で得た情報の方が有益だからです。百聞は一見に如かずです。

4-2 STEP2:優位性を洗い出す

STEP1が終わりましたら、次は競合施設の優位性を洗い出していきます。1つ1つの施設の分析を細かく行っていきましょう。

  • どんな施設なのか
  • どんな立地の特性を活かしているのか
  • どんなサービスを提供しているのか
  • ユーザーはこの施設をなぜ利用するのか
  • 料金体系
  • ビジネスモデル(キャッシュフローも含む)
  • etc...

この作業はとても地道で時間のかかるところになりますが、競合他社と差別化をするためにしっかりと行っておきたいところです。競合とバッティングしてしまえば、料金が安い方に流れてしまいます。価格競争に持っていかれないように、競合施設の優位性を熟知して自分のアイデアと組み合わせていき、他社が真似できないようなサービスを提供をしていき差別化をすることが大切です。

4-3 STEP3:提供したいコトのリストアップ

競合の優位性を洗い出すのと同時に、自分の行いたいことをリストアップすることにも時間を割いていきましょう。ここのSTEP3の作業としては、ブレインストーミングで構いません。あなたが考えうるやりたいことを出し切るまでリストアップしていきます。

この時に注意すべき点は、考えすぎないことです。考えすぎてしまうと柔軟なアイデアが出てこなくなってしまうのリラックスして行いましょう。

4-4 STEP4:競合の優位性と提供したいコトの組み合わせ

こちらが最後のステップになります。

再度、お伝えしますが、大切なのことは既存で存在しているサービス(競合の優位性)と自分のアイデアを組み合わせることです。

"競合の優位性 × 自分のアイデア"

この考え方は絶対に忘れないようにしましょう。
ここのユーザーが決まっていないとターゲッティングもうまくいかなくなってしまうので、深く熟考していきたいところです。

5 まとめ

何度も文中でご説明して来ましたが、グランピング施設の運営を成功させるためには、設計段階でコンセプトをしっかり決めておくことが大事です。

とても時間がかかり疎かになりがちなことですが、長期視点を持ちながら行なっていきましょう。事業の方向性はコンセプトで決まりますよ。

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