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Global
2019/07/24

太陽熱をコントロール。天然光でビル壁面の色を変化させるファサードを実現

高谷裕美
MakMaxプラス
在イギリスのアメリカ大使館の移転に伴い、大使館が新設されました。新たに完成した建物はETFEフィルム製のファサードで覆われており、その設計、加工、施工をBirdair Inc.及びTaiyo Europe GmbH.が請け負いました。


1960年からメイフェア地区のグロブナー・スクエア西側に構えていたアメリカ大使館は、セキュリティの問題を主な理由にナイン・エルムズ地区への移転が計画されていました。

新設される大使館はKieran Timberlakeにより設計され、高いセキュリティの要求を満たしながらも来場者に開放的な印象を与えることが狙いでした。


完成した高さ65メートル、12階建てのガラス製立方体はテムズ川を見下ろし、半円形の池に囲まれています。約800人のスタッフが在籍し、毎日1,000人余りが訪れる施設です。


「帆」の形状をしたETFEフィルム製のファサードは建物の東、南、西の3面に施されています。合計で399個の「帆」が総面積8,125平米を覆っており、180トンの構造用アルミフレームと57個のカーボンスチール製上部取り付け具で支持されています。

従来のファサード構造における施工手順と異なり、本構造はロープを使用したアクセスによる施工が計画され、施工作業者の技量と緻密な計画により無事遂行されました。




ETFEフィルム製ファサードは太陽熱の蓄積やグレア(眩しい光)を制限しながら、室内に均一な新自然光を届けます。

ファサードの表面は天候や太陽の位置に応じて、まるで色が移り変わっていくかのように見えます。

Birdair Inc.とTaiyo Europe GmbH.は構造設計事務所のARUP、元請けのB.L. HARBERT INTERNATIONAL及びSir Robert McAlpineと協力し、構造のETFE部分を完成させました。


在イギリスアメリカ大使館には2018年1月に完成しました。



      





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