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テント倉庫/工場/作業場
2019/09/12

テント倉庫の耐用年数はどのくらいで考えれば良いのか

高谷裕美
MakMaxプラス

テント倉庫を利用する上で気になるのは耐用年数です。

経年劣化の目安は約10年と言われていますが、テント倉庫の用途や素材、立地条件など様々な要因により長くも短くもなります。

突発的な自然災害などに影響を受けることも多く、こまめなチェックとメンテナンスが必要であることは言うまでもありません。

今回は

  • テント倉庫の耐用年数がどのようにして決まるか
  • 日常の利用で劣化のシグナルはどのように見つけられるか
  • 耐用年数を伸ばす方法はあるのか

について、ご説明していきたいと思います。

 

テント倉庫の耐用年数どのようにして決まってくるのか

テントの耐用年数を決定付けるものは立地と資材です。

立地については、まず日照時間が重要でテントを構成する膜にとって紫外線は天敵です。紫外線に晒されるほど劣化は早まってしまいます。沿岸部であれば海風によって寿命が早まりますし、地盤の良し悪しも重要になってきます。

このようにテント倉庫用地の調査については、事前にテント倉庫メーカーと協力して行う必要があります。

次にテント倉庫を構築する資材については、鉄骨フレームはおよそ15年~20年、シートはおよそ10年~15年が張替え、交換の目安とされています。

一方で近年はフレームに用いる金属鉄骨、シートに用いる膜などの研究開発が進められ、より耐用年数の長い素材を用いることが可能になっています。ランニングコストとも密接に関係しますので、倉庫の資材についてもテント倉庫メーカーとの相談してみるのがオススメです。


テント膜:酸化チタンの不燃材酸化チタンの準不燃材と不燃材。条件によっては20年の耐用も可能。


加えて、一般的なテント倉庫の耐用年数については、国税庁の減価償却資産の耐用年数の基準表が参考になります。テント倉庫は「金属造のもの>工場用・倉庫用のもの(一般用)」になり、ここでは38年と記載されています。

【参考】国税庁「減価償却資産の耐用年数(建物/建物附属設備)」

ただ残念ながら、公表されているテント倉庫の耐用年数は、その期間中は全くメンテナンスを必要としないということではありません。次の章では、テント倉庫の劣化状態を知るために、普段どの部分をチェックすれば良いかご説明します。

 

テント倉庫の状態チェック項目

テント倉庫の状態を知るためのチェック項目は大きく「骨組」「テント」「引戸」の三つに分類できます。

倉庫のチェックを怠ると天井からの雨漏りやシート劣化によって、倉庫内に置かれた物に被害が出る可能性があります。またフレームの痛みに気づかないでいると、テント倉庫が突然倒壊するという可能性もゼロではありません。定期的にチェックすべき項目を知っておくことは重要です。

1.骨組み

骨組が曲がったり変形している場所はないか、普段からチェックしておきましょう。接合部や脚元のボルト、ブレース類のゆるみがないか定期的に点検が必要です。

2.テント

テントに擦り切れや破れ箇所がないか、もしくは穴が空いてはいないか、日ごろから注意しましょう。破損部分から雨漏りしたり、虫やネズミが入り込む被害に繋がります。テントと鉄骨を固定しているベルトやロープについても破損していないか確認すると良いでしょう。


擦り切れや破れを補修した写真


3.引戸

最後にテント倉庫の出入り口である引戸は、開閉動作が重くなったり、扉やレールにひずみや外れがないか、もしくは取付けビスの緩みがないかを見るようにしましょう。そしてもし、これらの劣化が見つかった場合は速やかにメーカーの担当者に対応を依頼することが大切です。



扉破損の修理前(上)と修理後(下)


テント倉庫の耐用年数を延ばす方法

テント倉庫の耐用年数を伸ばす方法は定期的なメンテナンスと補修に他なりません。テント倉庫の状態チェックで異常が発見された際はもちろんですが、劣化が認められた早い段階からメンテナンスするようにしましょう。

特にテントの張替えは重要です。テント膜が劣化するとそこから入った雨水でフレームとなっている鉄骨までダメージを受けることになり、結局は割高になってしまうということもあります。

雨水でフレームの鉄骨が腐食

鉄骨錆びや腐食については、ケレン(表面を磨くこと)や再塗装・溶接が必要となる場合があります。コスト的に負担になったり、補修作業に時間を要するだけではなく、腐食した鉄骨が今度はテント膜を傷つけてしまう可能性もあります。テント倉庫全体が劣化していく悪循環に陥る可能性もゼロではありません。

では、テント倉庫の耐用年数を伸ばす定期的なメンテナンスはどれぐらいの頻度が良いでしょうか。

防炎二級品の膜材であれば10年前後、準不燃や不燃膜材は15~20年の頻度といわれています。ただしこれはあくまで目安であり、立地などの諸条件によっては、さらに短いスパンでのメンテナンスが必要となります。

太陽工業ではテント倉庫の老朽化や劣化に対処するため「建替・張替・膜材劣化診断サービス」をご用意しています。また「TACS」という専門チームによってテント倉庫の劣化を厳しくチェックします。さらにこの調査は基本的には無料(一部例外あり)で行なっていますので、お気軽にご相談下さい。

建替・張替・膜材劣化診断の報告書

 

太陽工業本社もテント倉庫の技術を使用

太陽工業本社もテント倉庫の技術を使用して作られています。

テント素材で作られたこの事務所「マクマックス フレックス エクスぺリエンス センター(MakMax Flex Experience Center)」はテント倉庫としてではなく、膜構造(テント構造)による事務所として作られたものですが、その随所においてふんだんにテント倉庫建設のノウハウが用いられています。

また「お客様と社員が一緒に集い、出会い、ともに体感できる施設」とのコンセプトで作られた体験施設でもありますので、是非一度その技術を体感しに足を運ばれてはいかがでしょうか。

膜構造(テント構造)による事務所。見学受付中です

当社のテント倉庫とサービスについて詳しくは、こちらのページをご覧ください。

 

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