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テント倉庫/工場/作業場
2019/10/02

テント倉庫の劣化を防ぐメンテナンス方法とは

高谷裕美
MakMaxプラス

テント倉庫を検討するうえで気になるのが、メンテナンスの必要性や方法です。

膜構造の建築物は仮設のイメージが強いため、漠然と耐用年数が短いイメージを持ってしまいがちですが、正しい知識をもってチェックとメンテナンスを行えば、在来工法に劣らない耐用年数を期待することもできます。

この記事ではテント倉庫のメンテナンスに関する情報をまとめています。ぜひご覧ください。

 

 

テント倉庫が劣化する理由

他の建築物と同様にテント倉庫も劣化します。その原因を知ることで、適切な対応を検討することができるようになります。

主な理由は経年劣化です。

素材が寿命を迎えるため、メンテナンスや交換が必要になります。(寿命について詳しくは後述します。)膜材は、ポリエステル繊維やガラス繊維を使用した織物に、PVC樹脂コーティングを施したものがほとんどです。

そのため、紫外線により樹脂が劣化して、雨漏りや破れを発生させることがあります。

経年劣化による膜材の劣化イメージ

他には人為的な破損や、台風や大雪、地震などの災害による破損が考えられます。利用の状況や環境によって、テント倉庫の劣化の程度は異なります。

破損のイメージ

 

テント倉庫の膜の寿命とメンテナンスのサイン

テント倉庫の膜材の寿命は、どのくらいなのでしょうか。一般的にいわれる膜材の寿命は、15年~20年程度です。

在来工法で用いられるスレート屋根や折半屋根の寿命が同じく15年~20年程度といわれていますから、決して短くはないということが分かります。

※屋根材について、詳しくは次の記事をご参照ください。
中型倉庫の屋根を修理・張り替えするベストなタイミングとは

とはいえ、20年間放っておいて良いかといえば、そうではありません。上述のとおり環境によって劣化具合は異なるため、10年を超えたあたりから、メンテナンスに気を付け始める必要があります

では、膜材のメンテナンスが必要なサインとはどんなものなのでしょうか。

  • 雨漏りがしている
  • 生地がパリパリしてきた
  • 生地に亀裂がみられる
  • 鉄骨が錆びてきている

倉庫をチェックして上記のような状態が見られるときには、メンテナンスを検討するべきでしょう。

 

テント倉庫の劣化・破損具合とメンテナンスの規模

テント倉庫にメンテナンスのサインが見れられた場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。劣化の内容や程度によって、次のような処置が必要になります。

  • 汚れている:専用洗剤で洗浄する
  • 軽度の劣化が見られる:メンテナンス時期を検討する
  • 穴などの破損や水漏れがある:補修テープ、生地を上から張り付けるなど応急処置を行う
  • 部分的な破損・中程度の劣化が見られる:生地の部分的な張り替え工事をする
  • 寿命を迎える・大規模な破損や劣化が見られる:膜全体の張り替え工事をする
  • 倒壊など:鉄骨から建て替え工事をする

 

張り替えることになったときの所要期間は?

中規模以上の劣化や破損が見られ、テント倉庫の生地の張り替え工事が必要になった場合、どのくらいの期間を要するのでしょうか。

作業にかかる日数・納期は、倉庫の規模によって異なりますが、およそ事前の採寸で1日、製作期間で1週間~3週間、張り替え作業で1日~3日程度となることが一般的です。

業務停止などの影響を最小限に抑えるうえでは、テント倉庫の工期の短さは大きなメリットになります。

テント倉庫の工期について、詳しくは次の記事を参照してみてください。

テント倉庫を施工する際の全体的な流れを丁寧に解説

張り替え工事の工程のイメージ

 

テント倉庫の膜の材質によってメンテナンス費用を抑えることも

膜材の表面に付着する汚れも劣化の原因となるため、定期的な洗浄作業が必要になります。しかし、現実的に倉庫の規模の建築物の洗浄を日常的に行うことは難しいでしょう。

光触媒の膜材を使用すれば、自浄作用によって洗浄のメンテナンス費用や手間を抑えることもできます。

PVC光触媒コーティング膜材

光触媒とは・・・
光触媒(ひかりしょくばい、英: photocatalyst)は、光を照射することにより触媒作用を示す物質の総称である。(中略)水がはねついても表面で水滴とはならず、そのまま流れ落ちる。(中略)また油性の汚れが全く定着せず、雨などで定期的にこのような水が流れることにより、表面が洗浄され、いわゆるセルフクリーニング作用をもつ。このセルフクリーニング作用は、既にビル外壁やテントシートおよび住宅用窓ガラスや視線誘導標などへ応用されている。
(出典:ウィキペディア

課題やニーズに合わせて材質を選ぶことができるのも、テント倉庫のメリットの一つです。

 

テント倉庫のメンテナンスで迷ったらプロ・メーカーに問い合わせる

一定以上の劣化や破損に対しては、個人のレベルで対応することはできません。劣化のサインが見られた際には、まずはプロに相談することがベストな選択肢です。

テント倉庫を検討するうえでは、点検も含め、充実したアフターサービスを提供してくれる業者を選ぶことが、メンテナンスコスト削減の近道でしょう。

太陽工業株式会社では、専門スタッフによる点検と診断でテントを末永く安全に使用できるためのアフターケアサービスを用意しています。

参照:太陽工業株式会社の建替・張替・膜材劣化診断サービス「膜劣化診断システム TACS(タックス)」

適切なチェックとメンテナンスで、テント倉庫のメリットを最大化しましょう。

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