<![CDATA[MakMaxプラス]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/ Tue, 10 Dec 2019 03:38:14 +0900 Wed, 04 Dec 2019 16:11:28 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[除染用の拠点として活用できるエアーテント「マク・クイックシェルター」]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/12/04/145 2011年の東日本大震災は私たちに多くのことを考えさせました。特に原子力災害対応への意識は全国で飛躍的に高まっています。

原子力発電所などでは災害発生時に備え、除染用の拠点としてテントを手配するケースが増えてきています。また、国防の観点でも各種兵器やテロによるNBCR※災害の対策として、関係省庁などで除染用テントの需要が増加傾向にあります。

本記事で、除染用テントにはどのような機能が求められ、どのタイプが適しているかを紹介していきます。

※核物質(Nuclear)、生物剤(Biological)、化学剤(Chemical)、放射性物質(Radiological)によって引き起こされる災害(戦争、事故、テロを含む)の総称をNBCR災害と呼びます。

【目次】

1 除染用のテントに求められる機能
2 除染用のテントには「エアーテント」が最適
3 除染用エアーテントの導入事例
4 除染用に特化したエアーテント例
5 エアーテントの設置~撤収を動画で観てみる
6 まとめ

 

除染用のテントに求められる機能

放射線災害などの緊急時に使用される除染用テントは、日頃想定されないあらゆる状況に対応できるものでなければなりません。現場での実運用を考慮した場合、除染用のテントには下記のような機能が求められます。

 

使用しない平時はスペースをとらずに収納しておける

除染のための非常拠点が必要となるような事態はそう頻繁には生じません。保管されている状態がほとんどの除染用テントは、非常時の使いやすさと同じ位、平時の収納性を考える必要があります。

場所を取らないものであれば、それだけ数多く備えておけるという利点があります。小さく軽量なものに越したことはありません。

 

簡単に持ち運びができる

除染用テントは、保管場所と設置場所が遠く離れていることが容易に想定されます。持ち運びの利便性を考慮していないものでは、緊急時にスムーズな対応ができません。

従来の蛇腹式パイプテントでは、持ち運ぶだけで人手も時間も必要になってくるので、緊急時に最適とはいえません。

 

 蛇腹式パイプテントは持ち運びに手間がかかる

 

誰にでも簡単に扱うことができる

除染が必要になるような緊急時には、どれだけの人員が動けるか予想できません。除染用テントの設置など、専門性を必要としない作業においては、人を選ばず誰でも対応できる体制を整えておく必要があります。訓練を積んでいないと設営が難しいものは好ましくありません。

 

少人数で設置できる

本来の目的である除染活動にリソースを集中させるためにも、テントはできるだけ少人数で設営できる必要があります。2名程度で持ち運び~設置まで完了するテントが求められます。

 

短時間で設置できる

原子力災害が発生時した際は一刻を争います。テントも短時間で組み立てられるものでなくてはなりません。テント一式につき、5分程度で設営が完了できることを目安にしましょう。

 

シャワー室などの設備を付けられる

除染現場では、シャワーや他の設備が必要になります。併せて着替えのスペースなども必要ですし、季節を問わず利用するためには空調などの機能も付けられなければなりません。そうした設備を保有できるように拡張性や専門性が除染用テントには求められます。

エアーテント内部に搭載する除染用シャワー

 

安全性が高い

除染目的で設置するテントのため、ただ場所を確保するだけではなく安全性にも配慮した機能を備えるべきです。破損や、火災など二次災害を防ぐためにも、できるだけ丈夫で耐火性の高い素材を用いたテントが有効です。

 

目立つ・遠くからでも役割が分かる

非常事態の現場は混乱が予想される他、複数の臨時施設やテントが並び建つことが考えられます。誰もが目的とする設備に迷わず辿り着けるようにする必要があります。色や文字などで目立つようにしてテントの役割がすぐに分かるようにしておくべきです。

 

簡単に撤収できる

除染用テントは臨時で設置します。撤収時もなるべく速やかに遂行できるものが望ましいでしょう。

 

除染用のテントには「エアーテント」が最適

ここまで、除染用テントに求められる機能を整理してきましたが、従来のパイプテントではこれらの機能を満たすのに十分ではありません。最適解といえる「エアーテント」についてご紹介します。

 

エアーテントとは?

エアーテントとは、従来のパイプなどの骨組みではなく空気で膨らませて形成する、機能と利便性を高めたタイプのテントです。緊急・災害時に素早く簡単に設営でき、機能も充実しているため、除染用テントに最適です。

太陽工業株式会社の災害・緊急用エアテント「マク・クイックシェルター」シリーズを例に、仕組みや機能をご紹介していきます。

 

コンパクトに収納できる

エアーテントは骨組みがなく全て布地のため非常に軽量で、コンパクトに収納できます。また、エアーテントであれば場所を占有しません。畳んだテントの上にスペースを確保でき、他の備品も多く収納できるようになるからです。軽量のため取り出しに困ることもありません。

 

軽量で持ち運びも簡単

除染用テントはどこで使用するか予測が付きません。迅速に現場へ駆け付けられるようにしておく必要があります。持ち運びのしやすさも重要になります。

エアーテントであれば、わずか2人で運ぶことができ、乗用車にも積載できるサイズです。運搬性に優れます。

さらに「マク・クイックシェルター」は他社のエアーテントと比べて畳みやすく、空気を入れてテント全体を支える”気柱部分”が少ないため、重量も大幅に軽減されています。生地もゴムではなく繊維のため、他のエアーテント製品よりも一層軽量に仕上がっています。

 

広げて空気を入れるだけで設置完了

エアーテントは組み立てと設置がとても簡単です。従来のパイプテントでは骨組みや布地の取り付けが複雑だったり、フレーム式のテントは重さもあったりするため設置が非常に大変です。一方、エアーテントであれば、空気を入れるだけで組み立てられます。初心者でもすぐに設営することができます。

除染対象は人だけではありません。バス車両など大型のものも含まれます。バス車両の除染に対応するため、従来は足場のような櫓を組んで除染装置を設営する必要があり、大量の人と時間が必要でした(下の写真、左)。

エアーテントであれば、バスを収納するような大型タイプであっても空気を入れ始めて約8分ほどで完了します。檜を組む設営コストが大きく軽減され、作業効率化が図れます(下の写真、右)。

従来の櫓タイプ                エアーテント採用後

 

大人2人で設置できる

持ち運びと同じ様に、エアーテントは設営も大人2人で十分に対応できます。空気で膨らむのを待つだけなので、両端を支える人員だけで設営可能です。(パイプテントでは一般的に4人必要といわれます)。

空気で膨らむのを待つだけなので、両端を支える2名だけで設営可

 

最短約3分で設置可能

組み立てに時間もかからないのがエアーテントの特徴です。作業時間の目安は下記の通りですが、最短約3分で完了する場合もあります。

  • 1.生地の展開(1~2分)
  • 2.ロッドの取り付け(1~2分)
  • 3.空気の充填(1~3分)
  • 手動でも可能

 

コインシャワーやエアコンなどの豊富な拡張性

「マク・クイックシェルター」はシャワーやエアコンなどの設備も用途に合わせて設置できる拡張性が特徴です。シャワーは水道から直接水を引いてくるタイプのため、タンク式よりも高い利便性が発揮されます。

エアコンに関しては、室内機と室外機が一体型のユニットタイプを採用しており、キャスターが付いているので移動、設置も容易です。

電力共有も発電機タイプと蓄電池タイプがあり、発電機タイプは一定の音が発生しますので、音を発生させたくない時間帯や場所では、より静かな蓄電池タイプで運用されます。また、冷暖房兼用のため、季節を選ばず使用できます。

 

防火素材使用で火災に強く、強風にも耐えられる

テント素材には防火素材を使用しており火災に強い設計です。

また、蒲鉾型のテント形状は安定性に優れ、実地試験では最大瞬間風速20m/秒でも異常が発生しませんでした。強風時にも安心して使用できます。一般的に、正方形面など角ばった構造では風に弱く、丸みのあるエアーテントのほうが安定します。

 

二重チューブ構造により現場で修理ができる

マク・クイックシェルターは気柱をそれぞれ独立させ、一箇所の穴でエアーテントが完全倒壊する課題を克服しています。構成としては、独立した柱である「エアビーム(二重チューブ式)」と、それに直交する横つなぎ材「連結式FRPロッド」をセットにしています。

一般的なエアーテントでは、気柱部分が全て繋がっているため、一箇所穴が開くと全体が崩れてしまいますが、マク・クイックシェルターはその点、安心です。

各チューブは外側のアウターチューブと内側のインナーチューブの二重構造から成っており、機密性と耐久性を両立させています。インナーチューブは柔らかい素材で高い機密性を保ち、アウターチューブは損傷を内側に達するのを防いでいます。

万が一インナーチューブまで破損が到達した場合でも、現場で交換作業を行えるようになっているため、テント全体を交換する必要はありません。

 

豊富なオプションで「何のテントなのか」がすぐ分かる

マク・クイックシェルターはテントのカラーリング指定が可能です。団体名などの任意の文字を妻面、側面に入れることも出来ます。マジックテープ付きのシートであれば「救護所」「災害対策本部」などの現場によって用途を変えることができます。

これらのエアーテントを識別する準備は、混乱する現場において、テントの機能を明確に発信できるようになります。

 

約5分で撤収

設営時同様に、撤収も簡単かつ素早く行えます。排気もボタンを押すだけで勝手に空気が抜けていく仕様のため、人の手で圧力をかけずに待っているだけできわめて容易です。浮き輪のように、力を入れて空気を押し出す必要がありません。概ね5分ほどで、撤収は完了します。

 

除染用エアーテントの導入事例

実際にエアーテントを導入している現場も多くあります。導入事例を紹介していきましょう。

 

鳥取県原子力防災

原子力事故が起きた時に被災地から避難する通過拠点において除染を行います。除染用テントを配置して大型車両や人を除染する施設とします。

除染に必要な機材はコンテナに備蓄されており、除染用大型エアテントの他に照明、除染装置などがセットされています。

 

静岡県原子力防災訓練(掛川市、藤枝市、菊川市、島田市)

原子力災害時に各自治体が備蓄しているエアテントを持ち寄ります。エアテントによってスクリーニングや除染の為のスペースをつくります。

 

除染用に特化したエアーテント例

マク・クイックシェルターには除染用に特化したタイプもあります。

MQ-DTS-1

シリーズの中で最もコンパクトで軽量なタイプです。車載時の収納スペースも小さく機動性を発揮します。

 

MQ-DTS-2

歩行困難者をストレッチャーやコンベアを利用して除染します。通常よりも大きな機材を除染時に搬入しますのでスペースを確保しています。

 

MQ-DTS-3

ノズル10個とハンドシャワー4個を装備し、除染を迅速かつ確実にします。

 

MQ-DTS-5

左右2レーンに脱衣・着衣室を配置しています。男女別の除染や、一度に多くの被災者の除染が可能になります。

 

エアーテントの設営~撤収を動画で観てみる

実際に、エアーテントの設営から撤収の手順を説明している動画がありますのでご紹介します。

(出典:太陽工業株式会社 災害・緊急用エアテント「マク・クイックシェルター」

 

 


まとめ

ここまでご紹介してきたように、マク・クイックシェルターには圧倒的な機能性・利便性があります。

除染用テントを検討されている場合は、ぜひマク・クイックシェルターをチェックしてみてください。

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Wed, 04 Dec 2019 16:11:28 +0900
<![CDATA[災害現場での緊急医療の拠点に最適な医療エアーテント「マク・クイックシェルター」]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/12/04/144 毎年のように大規模な自然災害のニュースが報じられる日本では、緊急医療に対する意識や必要性は年々強まってきています。

医療団体を中心に、災害現場での緊急医療の拠点としてテントを検討している方が多くいらっしゃいます。また、災害時以外の感染症などの発生時にも、臨時拠点としてテントが必要になる場面があります。

本記事では、医療用テントにはどんな機能が必要で、結果的にどんなテントが適しているかを紹介していきます。

【目次】

1 医療用のテントに求められる機能
2 医療用のテントには「エアーテント」が最適
3 医療用エアーテントの導入事例
4 エアーテントの設置~撤収を動画で観てみる
5 まとめ

 

医療用のテントに求められる機能

医療用テントは、災害現場での救護・緊急医療処置のスペースとして使用されます。感染症の流行時などには除染の臨時拠点として設ける仮設のテントが該当します。

現場で利用される場面から、医療用のテントには下記のような機能が求められます。

平時はコンパクトに収納しておける

臨時の医療拠点が必要なほどの事態はそう頻繁に生じるものではなく、理想的には全く発生しないことが望まれます。医療用のテントは使用時の利便性と同じくらい、収納に関して高い機能性が求められるといえるでしょう。

平時には場所をとらず、使用時にはすぐに取り出せるような、コンパクトな収納性を備えている必要があります。

 

簡単に持ち運びができる

医療現場等に臨時に設営するテントとしては、下記画像のような従来型の蛇腹式パイプテントなどがイメージされがちです。ところがこれは持ち運びぶだけでも大人数が必要であり、設置も困難であるために緊急対応に最適とは言い難い仕様です。

医療用テントを検討するのであれば、一式につき2名程度でで容易に持ち運べる軽量さと、コンパクトさを求めましょう。

 

 

誰にでも簡単に扱うことができる

非常事態に使用する設備は、特定の技能や経験を持つ人員のみが対応できるものでは、万一には適切に利用できないことが想定されます。緊急時の限られた人員の中から、誰でもが簡単に扱える必要があります。

設営方法が複雑であったり、重量が重かったりするなど、慣れた人でないと設営が難しいものは好ましくありません。

 

少人数で設置できる

緊急時にはどれだけの人がすぐに動けるか分からないことを考えると、持ち運び時だけでなく、設営に関しても少人数で対応できる機能が求められます。

本来の目的である医療行為等に可能な限りのリソースを投下するためにも、テントの設営はわずかな人数で完了できる必要があります。

 

短時間で設置できる

上記のように安全性の高いものであっても、万一の事態には備える必要があります。メンテナンスが容易なものを選ぶようにしましょう。緊急時に業者が工場に持ち帰らないと修理できないようなものでは、災害現場で用いることはできません。

 

トリアージへの対応ができる

大事故・災害などで多数の患者が出た際、手当ての緊急度に従って優先順をつけることをトリアージと言います。災害医療等の現場ではトリアージを行う場所として「トリアージポスト」が必要になります。

多くは病院の駐車場などでテントを設置しますが、スペースを確保するだけでなく、患者の優先順位に応じてテント色を分けて管理しやすくすることが求められます。

 

感染拡大などを防ぐことができる

予測が難しい感染症のパンデミックなどでは、院内感染などの二次被害を防ぐためテントを用いて対象者を隔離する場合があります。その際、極力空気が外部に漏れないようにして感染拡大を防ぐ機能が、医療用テントには要求されます。

 

シャワー室などの設備を付けられる

医療現場では、感染症防止など様々な目的でシャワーや他の設備が必要になります。これらの設備もテント内部に保有できる拡張性が、医療用テントには求められます。

 

安全性が高い

様々な非常事態が想定される現場で使用されるテントにおいては、破損や、火災など二次災害を防ぐためにも、安全性にも配慮した機能を備えている必要があります。できるだけ丈夫で、耐火性の高い素材を用いたテントを選ばなければなりません。

 

目立つ・遠くからでも役割が分かる

非常事態の現場は混乱が予想される他、複数の臨時施設やテントが並び建つことが考えられます。誰もが目的とする設備に迷わず辿り着けるよう色や文字などデザイン面で目立つようにして、テントの役割がすぐに分かるようにしておくことが必要です。

 

簡単に撤収できる

医療用テントは臨時に設置するものですから、撤収時もなるべく速やかに対応できるものが望ましいでしょう。

 

医療用のテントには「エアーテント」が最適

ここまで、医療用テントに求められる機能を整理してきました。これらの機能を満たすのに従来のパイプテントでは難しいと考えられます。

医療用テントの最適解として「エアーテント」をご紹介します。

 

エアーテントとは?

エアーテントとは、従来のパイプなどの骨組みではなく空気で膨らませて形成する、機能と利便性を高めたタイプのテントです。緊急・災害時に素早く簡単に設営でき、機能も充実しているため、医療用テントに最適です。

太陽工業株式会社の災害・緊急用エアテント「マク・クイックシェルター」を例に、仕組みや機能をご紹介していきます。

 

コンパクトに収納できる

エアーテントは骨組みがなく全て布地のため非常に軽量で、コンパクトに収納できます。

エアーテントであれば場所をとらず、畳んだテントの上にスペースを確保できるので、他の備品も多く収納できるようになります。また取り出しに困ることもありません。

一般的に病院には防災用倉庫は少ないためコンパクトなエアーテントは最適です。

 

軽量で持ち運びも簡単

医療用のテントは、持ち運びのしやすさも重要です。エアーテントであれば、下の写真のようにわずか2人で運ぶことができます。乗用車にも積載できるサイズのため極めて容易に運ぶことができます。

また、「マク・クイックシェルター」は他社のエアーテントと比べて畳みやすく、気柱部分が少ないため重量も大幅に軽減されています。気柱とは空気を入れてテントを支える部分のことです。さらに生地もゴムではなく繊維のため、よりいっそう軽量に仕上がっています。

実例として、埼玉県では疾病対策課の主導によって熊谷ドームに防災基地を併設しており、こちらに「マク・クイックシェルター」が導入されています。

県内の各病院に保管場所がなく、テントの設置が必要な際にはこの基地より各施設に運搬される運用を取っています。運搬に適した軽量なエアーテントが選ばれました。

 

拡げて空気を入れるだけで設置完了

エアーテントは組み立て・設置もとても簡単で、力作業に自信のない女性でも問題なく対応可能です。

従来のパイプテントでは、骨組みや布地の取り付けが複雑だったり、フレーム式のテントは重さもあったりするため設置が非常に大変です。一方、エアーテントであれば空気を入れるだけで組み立てられるため、設営箇所に運んだ後は、誰にでもすぐに設営することができます。

 

 

大人2人で設置できる

持ち運び同様に、エアーテントは設営も大人2人いれば十分に対応できます。下の写真のように空気で膨らむのを待つだけなので、両端を支える人員だけで設営ができてしまいます。

パイプテントが一般的に4人必要といわれている中、半分の人員で済むということは、緊急時には倍の効率で設営が進むことを意味します。

 

最短約3分で設置可能

組み立てが簡単で人手もかからないだけでなく、時間もかからないのがエアーテントの特徴です。作業時間のイメージは下記のとおり、最短約3分で完了します。

  • 1.生地の展開(1~2分)
  • 2.ロッドの取り付け(1~2分)
  • 3.空気の充填(1~3分)※手動でも可能

空気の充填が手動でも可能なため、空気を入れるポンプの電源(発電機)が用意できない場合にも対応が可能です。もしくは設置場所から電源までが遠い場合にも有効です。手動では多少作業時間がかかりますが、一般男性であれば約10分で対応できます。

 

陰圧フィルターシステムで外部へのウイルス飛散を防止

予測が難しい感染症などのパンデミックに即座に対応できるテントとして「医療用陰圧エアテント」というものがあります。

専用の装置が備え付けられていますが、軽量でコンパクトなため医療従事者の方々も容易に設置が可能です。医療用テントに陰圧フィルターシステムを接続することで、テント内部の気圧を外部より下げ、診療を受ける患者が持ち込んだウィルスなどが外部へ拡散するのを防ぎます。

また、空気の流れを作ることによって、診療を行なう医療従事者が感染しにくい環境も作り出せます。

医療用テントと陰圧フィルターシステム
テント内部の気圧を下げ、ウィルスなどが外部へ拡散するのを防ぐ仕組み

 

コインシャワーやエアコンなどの豊富な拡張性

「マク・クイックシェルター」は、用途に合わせてシャワーやエアコンなどの設備を設置できる拡張性が特徴です。

シャワーは水道から直接水を引いてくるタイプのため、タンク式よりも高い利便性を発揮します。

エアコンに関しては、室内機と室外機が一体型のユニットタイプを採用しており、キャスターも付いているので移動、設置も容易です。

発電機タイプと蓄電池タイプの2種類があり、一定の音が発生する発電機タイプの使用が好ましく無い場所では、より静かな蓄電池タイプの設置が最適です。

また、冷暖房兼用のため、季節を選ばず使用できるのも特徴です。

 

防火素材使用で火災に強く、強風にも耐えられる

テント素材に防火素材「ウルトラマックス」を使用しており、延焼しにくい、火災に強い設計です。形状安定性にも優れ、強風時にも安心して使用できます。

 

独立気柱と二重チューブ構造により、現場で修理ができる

一般的なエアーテントでは、気柱部分が全て繋がっているため、一箇所に穴が開くと空気が漏れて全体が崩れてしまいますが、マク・クイックシェルターは一箇所の穴による完全倒壊の心配がありません。気柱がそれぞれ独立しているためです。

マク・クイックシェルターは一箇所の穴による完全倒壊の心配がない

マク・クイックシェルターの構成としては、複数の独立した縦材「エアビーム(二重チューブ式)」と、それに直交する横つなぎ材「連結式FRPロッド」により構成されています。

気柱の各チューブは外側のアウターチューブと内側のインナーチューブの二重構造から成っています。インナーチューブが高い機密性を保つと同時に、アウターチューブは損傷を内側に達するのを防ぐことができます。さらに、万が一インナーチューブまで破損が到達した場合でも、現場で交換作業を行えるようになっているため、テント全体を交換したりすることなく復旧させることができます。

 

豊富なオプションで「テントの目的」がすぐ分かる

マク・クイックシェルターはテントのカラーリング指定や、団体名などの任意の文字を妻面、側面に入れることが出来ます。

また、マジックテープ付きのシートで「救護所」「災害対策本部」など、エアテントの用途を記載した表示布を付け替えることができます。シチュエーションに応じ、対外的にテントの機能を発信することが可能です。

マジックテープ付きのシート

実際の現場では、混乱を避けるためテント生地は現場全体で統一色とする場合が多いのですが、エアーテント毎の役割が分かりづらい面もあります。シートの文字や布地の色分けで役割を臨機応変に示すことは、現場での運用をスムーズに進めるために有効です。

その他の例としては、下の写真のようにエアー気柱部分のみを色分けしているケースもあります。

 

約5分で撤収

エアーテントは設営時と同様に、撤収も簡単かつ素早く行えます。排気もボタンを押すだけで勝手に空気が抜けていく仕様ですので、人の手で圧力をかけずに待っているだけで済みます。(浮き輪のように、力を入れて空気を押し出す必要がありません)

概ね5分ほどで、撤収は完了します。

従来のエアーテントでは気柱と膜屋根が独立しているため、排気完了時に形が崩れ、折り畳む前に整形する手間が発生するので注意が必要です。

一方、マク・クイックシェルターでは空気が排気されても、自然と膨らませる前の状態に収まります。そのため、すぐに折り畳んで撤収でき、撤収に要する時間は従来のエアーテントに比べておよそ半分になります。病院での訓練時でも効率的な実施が可能になります。

 

医療用エアーテントの導入事例

緊急対策用の医療拠点で実際にエアーテントを導入している現場をご紹介します。

 

空港内での緊急医療トリアージ用

空港内での緊急対策を目的とした専用品です。大型でありながら、機動性を高めるために、特殊な膜材を用い、大幅な軽量化を図っています。

 

新型インフルエンザ対策用

新型インフルエンザ対策を目的とした専用品です。前室と本体の2つのエアーテントで構成され、本体側は陰圧フィルターシステムにより内部空間を陰圧にし、ウイルスなどの飛散を防ぎます。本体テントは断熱性を考慮し2重膜構造とするケースもあります。

 

エアーテントの設営~撤収を動画で観てみる

実際に、エアーテントの設営から撤収の手順を説明している動画がありますのでご紹介します。

(出典:太陽工業株式会社 災害・緊急用エアテント「マク・クイックシェルター」

 

 


まとめ

ここまでご紹介してきたように、マク・クイックシェルターには圧倒的な機能性・利便性があります。緊急医療現場用テントを検討されている場合は、ぜひマク・クイックシェルターをチェックしてみてください。

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Wed, 04 Dec 2019 16:11:28 +0900
<![CDATA[災害での緊急対応に適したエアーテント「マク・クイックシェルター」]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/12/04/143 日本は地震や台風など災害にたびたび見舞われる国です。消防、民間を問わず、万一のための備えが求められます。

救急や消防の現場では災害時に拠点が必要となるため、災害対応用のテントを検討している団体や担当者の方が多いことでしょう。

本記事では、災害対応現場用のテントにはどんな機能が求められ、その機能を満たしているテントのスペックについてご紹介していきます。

【目次】

1 災害対応現場用のテントに求められる機能
2 災害対応現場用のテントには「エアーテント」がオススメ
3 災害対応用エアーテントの導入事例
4 エアーテントの設置~撤収を動画で観てみる
5 まとめ

 

防災用テントに求められる機能

災害対策訓練のイメージ

災害対応現場用テントは、災害現場での活動拠点として利用されます。現場指揮本部や救護拠点です。日本各地からの応援ボランティアや緊急援助隊の寝泊り場所として使用されることもあります。

実際に2019年の台風15号災害では千葉県に甚大な被害をもたらしました。その際は大規模停電からの復旧のため、各電力会社が木更津のイオンモールに集結し、テントを拠点にして対応しました。

2019年の台風15号災害(左:停電状況、右:各電力会社が木更津に集結)

 

実際の現場利用から、災害現場対応用のテントには下記のような機能が求められます。

 

防災備蓄用に収納しておける

災害対応用のテントなどは、使用していない時間のほうが長い設備です。使用時の利便性と同じくらい、収納に関して高い機能性が求められます。

災害対応に用いるテントは、未使用時には場所を取らないようコンパクトで、使用時にはすぐに取り出せるような収納性を備えている必要があります。

 

簡単に持ち運びができる

災害発生時はあらゆるアクションに緊急性が必要です。テントを設営場所に移動するのに時間がかかってしまっては、優れた災害対応用テントとは言い難いでしょう。

大型で重量のある従来のパイプテント等では、倉庫から持ち出すだけでも時間と人手を要します。運搬時には小型かつ軽量で済むよう選定する必要があります。

テント一式につき2名程度で容易に持ち運べる軽量さと、コンパクトさを求めましょう。

 

 

少人数で設営できる

持ち運びだけでなく、設営に関しても同様です。災害時は実働できる人員に限りがあることが想定されるため、持ち運びからそのままの流れで、2名程度で設営まで完了できることが望ましいといえます。

 

短時間で設置できる

災害発生時は何よりも急を要します。テントも短時間で組み立てられるものでなくてはなりません。救護所などの用途によっては内部空間を確保する必要があります。

側面布の取り付けが必要なパイプテントなどでは時間がかかってしまうためあまり好ましくありません。長くとも一式5分程度で設営できる機能が求められます。

 

安全性が高い

災害対応用のテントであれば、設営後の安全性にも配慮する必要があります。現場がどのような状況であるか分かりませんので、あらゆる原因による破損や、火災などの二次災害を防ぐためにも、できるだけ丈夫で耐火性の高い素材を用いたテントが必要です。

 

メンテナンスが容易

上記のように安全性の高いものであっても、万一の事態には備える必要があります。メンテナンスが容易なものを選ぶようにしましょう。緊急時に業者が工場に持ち帰らないと修理できないようなものでは、災害現場で用いることはできません。

 

目立つ・遠くからでも役割が分かる

混乱する現場では、様々に設営されているテントから目的のテントをすぐ識別してもらう必要があります。複数の拠点を設営する場合は、色や文字などで目立つようにしてテントの役割などがすぐに分かるようにしておくことが必要です。

色でテントの役割を識別する
 

簡単に撤収できる

災害現場対応用テントは臨時に設置しますので、撤収時もなるべく速やかに対応できるものが望ましいでしょう。

 

災害対応現場用のテントには「エアーテント」がオススメ

ここまで、災害現場対応用テントに求められる機能を整理してきました。そして、災害現場対応用テントの最適解として「エアーテント」をご紹介します。

 

エアーテントとは?

エアーテントとは、従来のパイプなどの骨組みではなく空気で膨らませて形成する、機能と利便性を高めたタイプのテントです。

緊急・災害時に素早く簡単に設営でき、機能も充実しているため、災害現場用テントに最適です。太陽工業株式会社の災害・緊急用エアテント「マク・クイックシェルター」を例に、仕組みや機能をご紹介していきます。

熊本地震で実際にエアーテントを使用した例(益城町テント村)

 

コンパクトに収納できる

エアーテントには全て布地で骨組みがありません。骨組みがない分、非常に軽量でコンパクトに収納できます。

エアーテントであれば場所を取らず、畳んだテントの上に他の備品を収納することも可能です。取り出しに困ることもありません。

 

軽量で持ち運びも簡単

災害現場用のテントは、持ち運びのしやすさも重要です。エアーテントであればわずか2人で運ぶことができます(下の写真)。乗用車にも積載できるサイズなので運搬が容易です。

「マク・クイックシェルター」は気柱部分が少ないため重量も大幅に軽減されています。他社のエアーテントと比べて畳みやすいという特長もあります。

さらに生地もゴムではなく繊維のため、他のエアーテント製品よりも一層軽量に仕上がっています。

 

拡げて空気を入れるだけで設置完了

エアーテントは組み立て・設置も簡単です。従来のパイプテントでは、骨組みや布地の取り付けが複雑で、重さもあるため設置に手間と時間がかかってしまいます。

エアーテントであれば、空気を入れるだけで組み立てられるので、設営箇所に運んでそのまま誰でもすぐに設営することができます。

 

大人2人で設置できる

持ち運び同様に、エアーテントは設営も大人2名がいれば十分に対応できます。下の写真のように、ポンプを設置したらあとは空気で膨らむのを待つだけなので、両端を支える人員だけで設営できてしまいます。

パイプテントでは一般的に4人必要といわれている中、半分の人員で済むということは、緊急時には倍の効率で設営が進むことを意味します。

 

最短約3分で設置可能

組み立てが簡単で人手もかからないだけでなく、時間もかからないのがエアーテントの特徴です。作業時間のイメージは下記のとおり、最短約3分で完了します。

  • 1.生地の展開(1~2分)
  • 2.ロッドの取り付け(1~2分)
  • 3.空気の充填(1~3分)※手動でも可能
空気の充填は手動でも可能

先述したとおり、内部空間を確保するための側面布の取り付けが不要なため、区画づくりが必要な場合にもエアーテントは最適です。

2016年の熊本地震の際には、トイレが強風で飛んでしまうことを防ぐため、トイレを覆うシェルターとしてもエアーテントが使用されました。

熊本地震後に太陽工業からMQ-442タイプのエアーテントを4棟提供
医療ボランティア(AMDA)、スタッフルーム、仮設トイレシェルターとして使用

 

防火素材使用で火災に強く、強風にも耐えられる

テント素材も防火素材を使用しており、火災に強い設計です。形状安定性にも優れ、強風時にも安心して使用できます。

 

二重チューブ構造により現場で修理ができる

マク・クイックシェルターは複数の独立した「エアビーム(二重チューブ式)」と、それに直交する横つなぎ材『連結式FRPロッド』により構成されています。

アウターチューブ・インナーチューブの二重構造で、インナーチューブが高い機密性を保つと同時に、アウターチューブは損傷を受けた場合でも、ダメージがインナーチューブに達することを防いでいます。

また、万が一インナーチューブが破損した場合でも、現場で交換作業をし、復旧させることができます。「エアビーム」と屋根膜を一体加工する事より、すぐれた強度となっており、『連結式FRPロッド』のツッパリ効果で、テント全体として一体構造になっています。

 

豊富なオプションで「何のテントなのか」がすぐ分かる

マク・クイックシェルターはテントのカラーリング指定や、団体名などの任意の文字を妻面、側面に入れることが出来ます。

マジックテープ付きのシートで「救護所」「災害対策本部」などの、エアテントの用途を表す表示布を付け替えることもできます。このように対外的にテントの機能をより強く発信することが可能です。

例えば、土砂崩れの復旧活動の拠点などでは、ドクターヘリから目立つように、消防庁のテント屋根部分に組織名を印字する対応した事例があります。

下の写真のように、消防庁ではオレンジのカラーリングで統一して導入しています。ただし、オレンジ色だとテント内で顔や肌が赤く見えたり、熱を持ちやすいため、内側の天幕は白としたツートンカラーで組んでいるなど、工夫がなされています。

※オレンジは国際救難色と定められており、夜間の交通事故現場や火災現場など暗闇や煙の中で活動するときに、
視界が悪くても救助隊が居ることを判りやすくする効果があります。
ツートンタイプ

 

約5分で撤収

設営時同様に、撤収も簡単かつ素早く行えます。

排気もボタンを押すだけで勝手に空気が抜けていく仕様のため、人の手で圧力をかけずに待っているだけで行えるのできわめて容易です。(浮き輪のように、力を入れて空気を押し出す必要がありません)概ね5分ほどで、撤収は完了します。

 

災害対応用エアーテントの導入事例

実際にエアーテントを導入している現場も多くあります。導入事例をご紹介します。

 

東北電力(各支店)

災害復旧の現場の事務所として配備しています。緊急時に誰でもすぐに確実に設置ができるエアテントの特長が生かされています。

 

静岡県ボランティア協会

静岡県ボランティア協会様が所有され、被災地の本部や、案内所に使用されています。東日本、熊本の震災でも活用されました。

 

総務省(総務省支援車)

東日本大震災の際に全国から緊急消防援助隊の皆様が集まりました。現地での活動時に寝泊り用にエアテントが使用されました。

 

熊本地震対応現場

先述のトイレシェルターの他にも、災害ボランティアの休憩所や食料備蓄用スペースなど様々な用途で使用されました。

災害ボランティアの休憩所            食料などの備蓄

 

熱中症対策

災害現場などでは、近年作業員が熱中症の被害を受けるケースが多くなっており、熱中症対策も重要となってきています。

マク・クイックシェルターには「COOL MQ」という熱中症対策用のテントもあります2018年7月27日~8月4日にて試験的に現場で使用して、熱中症ゼロを実現した実績があります。

フライシート(製品名:サマーシールド)を装備することで屋外からの日差しを緩和し、遮熱性が高まることでシェルター内の温度上昇を抑制しています(エアコンとの組合せでマイナス5℃)。

フライシート(製品名:サマーシールド)を上部に被せて、温度を下げる (エアコンとの組合せでマイナス5℃)

 

エアーテントの設営~撤収を動画で観てみる

実際に、エアーテントの設営から撤収の手順を説明している動画がありますのでご紹介します。

(出典:太陽工業株式会社 災害・緊急用エアテント「マク・クイックシェルター」

 

 


まとめ

ここまでご紹介してきたように、マク・クイックシェルターには圧倒的な機能性・利便性があります。

災害現場対応用テントを検討されている場合は、ぜひマク・クイックシェルターをチェックしてみてください。

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Wed, 04 Dec 2019 16:11:28 +0900
<![CDATA[法面保護に効果的なコンクリートキャンバスとは]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/12/04/146 「法面」とは切土または盛土によってつくられた人工的傾斜面のことです。山がちで雨の多い日本において常に不安定かつ脆弱性を持ちます。

法面は崩壊リスクと隣り合わせで、その表面の浸食や、崩壊を抑止するために法面の保護工事や補強工事が必要です。しかし、その工法はそれぞれ一長一短があります。

今回はさまざまな法面保護工事の施工方法と、新しい解決策についてご紹介します。

 

【目次】

1 法面保護工とは
2 法面保護工の施工方法
3 新しい法面工事
4 法面保護に効果的なコンクリートキャンバスとは
5 まとめ

 

法面保護工とは

「法面保護工」とは、盛土、切土法面の浸食や風化を防ぐための工法です。例えば、植物や構造物で法面を被覆して安定性を図ります。

具体的な工法としては、 

• 張り芝・種子吹付などによる植生工やモルタル吹付工
• コンクリートの格子を構築するフリーフレーム工
• ブロック積み工
• 張石工

などが存在します。

これらは人工的傾斜面の脆弱性を補い、落石や崩壊を予防するものです。

 

法面保護工の施工方法

法面保護工は以下の2種に分類されます。

①植生を用いる「植生工」
②コンクリート等の構造物を用いる「構造物工」

①植生工

法面に植物の種をまく、もしくは苗木を植えて植物を繁茂させて、表層部の保護を図ります。植物は生育して法面を覆い、雨水による法面の浸食を防ぎます。風化も抑制します。また植物の根が土をしっかりと保持して土砂崩れを防ぐ効果も期待できます。

自然環境や景観の保全、温暖化対策としても有効とされ、他の工法と組み合わせて用いられる事も多いです。

植生工には種子を用いて植生をはかる「播種工」、すでに生育している芝や樹木などの植物を用いる「植栽工」、苗木の植栽と種子吹付を組み合わせた「苗木設置吹付工」などの種類があります。地質や景観、施工時期、周辺環境など様々な観点から、適した緑化方法が選定されます。

 

②構造物工

法面保護を行う地山が土砂や軟岩の場合は風化の影響を受けやすく、構造物による法面保護工が行われます。「構造物工」とは、板柵、籠、コンクリートなどを用いて法面の強化をはかる工法です。

構造物工は法面表面の浸食や風化への対策だけではありません。法面(すべり)の深い箇所での崩壊や崩落へ対策が求められる場合は、アンカーや杭などが地山に挿入されますが、これらも構造物工に含まれます。

アンカーや杭などを地山に挿入

板柵は法面に垂直に打ち付けられ、土砂の流出を抑止します。また植生工と組み合わせる場合は、板柵と板柵の間には植物が植え付けられます。また、「かご工」では“じゃかご”や“ふとんかご”と呼ばれる専用の籠を法面や法尻に設置します。じゃかごは主に多量の湧水や表流水がある法面への侵食防止用に、ふとんかごは災害復旧の土留め目的としても広く使用されています。土留めとは、土が崩れるのを防ぐ仮設構造物のことです。かごの中には自然石が詰められるため、景観を圧迫しないこともかご工の特徴です。

ふとんかごの例

コンクリートによる法面の被覆は、その施工方法から大きく三つに分けることが出来ます。すなわち、「現場打ちコンクリート」と「モルタルコンクリート吹付」、「プレキャストコンクリート」です。

現場打ちコンクリートとは、その名の通りコンクリートを現場で打設することを指します。生コン工場のプラントで配合された生コンクリートをコンクリートミキサー車が現場まで運び、コンクリートポンプ車などで圧送、現場に設置した型枠内にコンクリートを流し込みます。

コンクリート打設後は適切な養生を行った後に型枠を取り外します。主に擁壁や法枠などの構造物の構築に用いられます。擁壁とは崖や盛土の側面が崩れ落ちるのを防ぐために壁のことで、法枠とはモルタル・コンクリートを造成する際の格子状の枠です。斜面の安定を図ります。

法枠のイメージ

モルタルコンクリート吹付とは、吹付機を用いて、モルタルコンクリートを圧縮空気によって吹き付ける工法のことをいいます。一般的な施工手順として、清掃後の法面にラス網と呼ばれる菱形金網を固定した上で吹付が行われますが、これはコンクリートの亀裂や剥離の防止を目的としています。吹付されるモルタルコンクリートは現場に設けられたプラントヤードで配合され、デリバリーホースを通り法面まで圧送されます。法面全面の被覆や法枠、水路など幅広い用途で用いられています。

プレキャストコンクリートとは、工場であらかじめ製造されたコンクリートを指しています。二次製品のため品質が均一であるほか、コンクリートの硬化養生や、型枠の組み立て脱型の作業を現場で行う必要がないため、工期の短縮が図れるなどのメリットがあります。プレキャストコンクリートは主にコンクリートブロックや法枠ブロックとして用いられ、設置や運搬にはクレーンやバックホウなどが使用されます。

 

新しい法面工事

近年、国土交通省は建設業の生産性促進を目指し、i-Construction化を強力に推進することを打ち出しました。この動きは法面作業も無縁ではなく、現場でのICT活用が既に始まっています。

具体例として、3Dレーザースキャナーの活用による3次元データ構築が行われています。3次元データは掘削土量の算出や梁長の計測、法面吹付面積の出来形管理などに利用されています。法面工事も近年の技術発展と共に日進月歩で進化しており、ICTのような施工法だけでなく、用材面でも幅広い視野を持つことが重要となってくるでしょう。

そしてこれからご紹介する「コンクリートキャンバス」は、コンクリートによる法面の被覆工事として全く新しい特徴を備えており、既に全国47都道府県で採用実績があるなど近年着実に注目されつつある工法です。

 

法面保護に効果的なコンクリートキャンバスとは

「コンクリートキャンバス」は水分を加えれば硬化するコンクリートとキャンバス(布地)の複合材料です。特長としては「のり面崩壊を防ぐための具体的な対策とは」でもご説明してありますが、施工性、耐久性、柔軟性が挙げられ、現場打ちコンクリートとモルタルコンクリート吹付、プレキャストコンクリートの利点を兼ねそろえた製品です。

コンクリートキャンバスでの法面保護工事

 

施工性

コンクリートキャンバスは1本で約70kg程度の重量です。現場での裁断も自在に行えるため、重機が入らないようなエリアでも人力で運搬・設置が可能です。そのため、プラントの設置や重機確保のための手間がなくなり、コストも削減されます。

また、コンクリートキャンバスの施工に用いるのは材料と、固定/接合のためのピンとビス、そして水のみです。コンクリート面の構築に必要な作業は敷設と散水のみで、吹付工や型枠工といった特殊な技能を必要としません。

 

耐久性

一般的な無筋コンクリートの圧縮強度で18N/mm2、モルタルコンクリート吹付では15N/mm2が強度の目安とされています。一方、コンクリートキャンバスには、水和反応後の圧縮試験で40MPa(40N/mm2)以上の強度を示すセメントが使用されています。

また、コンクリートキャンバスは、英国規格の耐候性試験において、少なくとも50年の屋外環境に対応できることが確認されております。

 

柔軟性

コンクリートキャンバスは硬化が始まるまでは布地の性質をもっており、複雑な形状の地盤にも柔軟に追従します。また、カッターナイフでの切断が可能なため現場に合わせた細かな調整が可能で、整地された法面のみならず、凹凸のある箇所や、災害箇所の緊急的なコンクリート被覆でも自在な対応が可能です。その柔軟性をいかし、排水路の補強など様々な用途でもご採用をいただいております。

凹凸に柔軟に追随するコンクリートキャンバス

 

まとめ

法面工事の新機軸「コンクリートキャンバス」は、コンクリート面構築による法面保護工を革新する材料です。

現場打ちコンクリートではミキサー車とポンプ車が必要です。モルタルコンクリート吹付ではプラントヤードが、プレキャストコンクリートではクレーンなどが必要となりますが、コンクリートキャンバスの登場により、これらの重機類がなくても施工が完了できるようになりました。

また、型枠工や吹付工のような特殊技能者がいなくても、法面をコンクリートで被覆することができます。

さらにコンクリートキャンバスは二次製品のため品質が均質です。施工者によって表面の仕上がりが違うことがありません。また、柔軟なシートとして敷設ができるためモルタルコンクリート吹付のように法面形状にも良く馴染みます。

手軽に利用でき、低コスト、またその耐久性によって施工後の保守費用も抑えてくれます。既に地方公共団体をはじめとした様々な導入事例がありますので、ぜひ弊社の公式ホームページをご覧ください。

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Wed, 04 Dec 2019 15:38:27 +0900
<![CDATA[コンクリート水路が劣化した際に簡単に補修対応が可能なアイテムとは]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/12/02/142 日本はモンスーンアジアの東端に位置し、年平均1718mmの降水量があります。これは世界平均(880mm)の約2倍に相当し「多雨の気候」と言えます。そして、日本人の主食である米を収穫する水稲耕作は大量の水を必要とします。

そのため、多くの地域で水路工事の取り組みが継続的に実施されています。その反面、時と共に水路は必ず劣化をしていきます。

今回は、コンクリートの水路における劣化と、その際の対策についてご説明していきます。

 

【目次】

1 コンクリート水路の劣化
2 劣化したコンクリート水路の補修が大変な理由
3 「コンクリートキャンバス」とは
4 コンクリートキャンバスの用途と利用事例
5 まとめ

 

コンクリート水路の劣化

コンクリート水路の劣化要因は①内的要因と②外的要因の二つに分類できます。

内的要因

内的要因とは材料・設計・施工などに起因するものです。コンクリートはセメントと骨材と水で形成されており、設計ではセメントの配合・仕上げ・かぶり・目地構造などを決定しますが、その設計によって劣化速度が変わってきます。施工年代ごとの設計基準やセメント材料の品質、施工方法そのものの変化もまた、劣化速度に影響します。

プラントから現場へはミキサー車で運搬しますが、プラントからの距離を考慮したり、プラントで混ぜ合わせたコンクリートが運搬中に分離しないよう気を使っています。

施工に関しては、十分な締固めがなされていないことや養生が不十分なことが打設後の劣化要因となりますので、各社注意して施工に取り組んでいます。固まる前のコンクリートはセメントミルクと呼ばれ、型枠の中全てに均一に行き渡るように流動させて形どおりに仕上げています。

 

外的要因

外的要因は、水路の置かれている環境に伴うものです。気温・温度・水分・日射量などの自然条件のほか、海から飛来する塩分、また凍結防止剤散布の影響など地域性に由来します。このようにコンクリートは人的要因の他に温度や水分浸透、凍害、化学反応など様々な要因で劣化してしまいます。

劣化によってコンクリート部分に収縮やひび割れが頻発するようになると、さらに流水の浸食作用が加わってどんどん摩耗していきます。そのため、水路には頻繁な保護工事が必要となり、これを怠ると浸水や漏水などが発生してしまう原因ともなります。しかし、その一方コンクリートで新たに水路を作り直すのは多大なコストと手間がかかってしまいます。この問題を解決策となるのが「コンクリートキャンバス」です。

 

劣化したコンクリート水路の補修が大変な理由

表面が劣化したコンクリートは一般的に、水を抜いた後、上からコンクリートを塗りつけてヘラで均等にならします。これを左官仕上げと呼び、新たにコンクリート面作ったり、樹脂塗装や、樹脂版を貼り付けたりします。

また、劣化においては、表面以外にも、コンクリート同士の打ち継ぎ目に隙間ができて漏水が発生します。左官仕上げはあくまでも表面への対応なので、打ち継ぎ目に対しては有効ではありません。水路としての価値を保つためには、目地部分に上からテープを貼ったり、劣化がひどい場合には水路を一度取り壊し、作り直すことになります。

表面と目地の劣化は同時に発生するものの、別々の施工となりますので手配に負担がかかり、どうせならと水路を作り直す結論に至るケースが少なくありません。

ただし、「コンクリートキャンバス」という補修部材は、表面と目地の劣化に対して、同時に対応できます。施工も簡単かつ一度で済みますので劣化したコンクリート水路の補修に対して広く使われています。

 

「コンクリートキャンバス」とは

「コンクリートキャンバス」は現状の水路の上に新品のコンクリート水路を構築できます。

劣化した水路の上に簡単に新しい水路を構築

コンクリートキャンバスの構成は、水分を加えれば硬化する「コンクリート」と「キャンバス(布地)」の複合です。布とコンクリートの性質を併せ持ち、用水路や放水路などの全ての開水路工事に力を発揮します。

上述のように水路の表面と継ぎ目の補修に対して1度の施工で簡単に対応できるのは、施工性、耐久性、柔軟性という3つの大きな特長を持つからです。

まず施工性ですが、コンクリートキャンバスは1本で約70kg程度。現場での裁断も自在に行えるため、重機が入らないようなエリアでも人力で運搬・設置が可能です。そのため、プラントの設置や重機確保の手間とコストが削減されます。

耐久性においては、紫外線劣化にも十分な対候性を保持しています。英国規格の耐候性試験で、少なくとも50年の屋外環境に対応できることが確認されております。

そして、コンクリートキャンバスは硬化が始まるまでは布地の性質をもっており、複雑な形状の地盤にも追従します。カッターナイフでの切断が可能なため現場に合わせた細かな調整も可能です。縦横に変化点のある水路でも、その柔軟性により自由にコンクリート被覆することが可能です。

以上の特長から、コンクリートキャンバスは、劣化した既設水路の上に簡単に新たなコンクリート面を構築することができます。厚さも5mmや8mmと非常に薄いため、水路の断面に大きな影響を与えません。もしも厚い層を新設してしまうと、水路内部のコの字の面積が圧迫され、水を流せる量が大幅に小さくなってしまいますが、これを避けることができます。

 

コンクリートキャンバスの用途と利用事例

コンクリートキャンバスは、既設水路の補修以外にも堰堤(えんてい)保護や管路保護でも力を発揮しています。

例えば堰堤保護では、石油施設においてオイルが漏れないよう設置されている土手をコンクリートキャンバスで保護しています。管路保護では、光ファイバーを包む樹脂の管が踏まれて割れないよう固いコンクリートキャンバスで周りを覆って保護しています。その施工性、耐久性、柔軟性は水路に限らず水利に関係する工事全般への有用性が高く、様々な水利施設を守っています。

コンクリートキャンバスは既に日本国内47すべての都道府県内でご採用をいただいており、北海道では自衛隊における大演習場の定期整備や、静岡県では自治体の水路工事などの実績があります。これらはコンクリートキャンバスが厳しい採用基準をクリアしていることを示すものであり、その有用性の一つの証です。

コンクリートキャンバスは仮設水路でも有用

また、コンクリートキャンバスは現場打ちコンクリートに比べて環境に優しい用材で、①大型の重機を用いないためCO2の排出量を削減でき、②施工時にコンクリートが流出することがなく、③遊離アルカリが少ない、という3つの特長を併せ持ちます。

 

まとめ

手軽に利用ができるコンクリートキャンバスは低コスト、またその耐久性によって水路工事に力を発揮します。自衛隊や地方公共団体をはじめとした様々な導入事例についても詳しくご紹介してありますので、ぜひ弊社の公式ホームページをご覧ください。

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Mon, 02 Dec 2019 16:30:20 +0900
<![CDATA[法面崩壊を防ぐための具体的な対策とは]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/12/02/141 日本はその国土の特性から、風水害や地震など多くの自然災害の発生に見舞われがちです。その都度、各地で発生した法面崩壊のニュースが報じられてきました。その場合、二次災害を防ぐために速やかな対応が必要となってきます。

土砂崩れや崩落などを未然に防ぐ為には、普段からの法面保護工事が極めて重要です。今回は法面崩落の事例とそのメカニズムについて見ていきつつ、その対策と法面保護工事のスキームについてご紹介しましょう。

 

【目次】

1 法面崩壊について
2 降雨による法面崩壊のメカニズム
3 施工性、耐久性、柔軟性に強みのあるコンクリートキャンバスとは
4 まとめ

 

法面崩壊について

引用 『国土交通省 北海道開発局 室蘭開発建設部』 日勝峠の災害

法面は常に崩壊過程にあると言って良い程に不安定であり、自然災害に対しても脆弱なものです。特に高速道路や鉄道などに交通インフラに付随した法面が崩壊すると、交通インフラに多大な影響を及ぼし、その経済的損失は莫大なものとなります。

例えば高速道路に隣接する法面が高さ7メートル幅150メートルに渡って崩壊し、全面通行が再開されるまで半年近くかかったという事例があります。これは植物を植えることで保護されていた法面に雨水が浸透、脆弱化して崩壊に至ったというものであり、結局は改めてコンクリートや鉄筋で固める保護工事が施されました。

さらに鉄道の線路脇に盛土で築かれた法面が、高さ15メートル幅20メートルに渡って崩壊したという事例があります。応急措置による運転再開まで、やはり多くの時間を必要としました。この法面もやはりコンクリートなどで補強される法面保護工事が施されたものではありませんでした。

 

降雨による法面崩壊のメカニズム

法面には切土法面・盛土法面の二種類があります。これは法面を作る時の方法によって分類されるもので、前者は斜面を切り取ることで作った法面で、後者は逆に斜面に土を盛り付けることで形成された法面です。

これらは降雨によって深刻な劣化がもたらされ、法面の崩壊が発生、場所により甚大な被害へと繋がります。

「盛土法面」は面に土を盛り付けることで形成された法面

それでは降雨により法面はどのような経緯で崩壊に至るのでしょうか。切土法面では、特に切りっ放しの法面や植生が根付いていない法面の表面に雨水が流れることで、表層が浸食を受けたり崩落したりする場合があります。切土法面が真砂土や砂、火山灰土など土砂で構成される場合に発生しやすく、放置すると表層からより深い崩壊にもつながります。

盛土法面の場合でも、植生が十分でない状態などで降雨に曝されると、表面が浸食され、崩壊に繋がります。また、表面水が集中しやすい箇所や、跳水の発生しやすい水路周辺などでは、降雨による浸食や洗堀が発生しやすく、豪雨により排水溝がオーバーフローし周辺の法面が浸食される場合もあります。これらの浸食は、雨水流出量が多大となればより深く広い範囲に影響があり、崩壊も大規模なものへ繋がってしまいます。

台風の大型化や線状降水帯の発生により豪雨の規模と頻度が増加している近年、法面への雨水流出量も増え、「常に崩壊するかもしれない」という想定を行っておかねばならないと言えます。その為にも普段からの法面保護工事の実施が必要となるのです。

 

施工性、耐久性、柔軟性に強みのあるコンクリートキャンバスとは

「コンクリートキャンバス」はコンクリートとキャンバス(布地)の複合材料で、水分を加えれば硬化します。布地とコンクリートの性質を併せ持っており、特長としては施工性、耐久性、柔軟性が挙げられます。

コンクリートキャンバスでの法面保護工事

施工性

コンクリートキャンバスは1本で約70kg程度。現場での裁断も自在に行えるため、重機が入らないようなエリアでも人力で運搬・設置が可能です。そのため、プラントの設置や重機確保の手間とコストが削減可能です。

 

耐久性

コンクリートもそうですが、屋外では紫外線による劣化にどこまで耐えられるかが肝になります。コンクリートキャンバスは、英国規格の耐候性試験で少なくとも50年の屋外環境に対応できることが確認されております。

 

柔軟性

硬化が始まるまでは布地の性質をもっており、複雑な形状の地盤にも柔軟に追従します。、また、カッターナイフでの切断が可能なため現場に合わせた細かな調整が可能で、法面のみならず、排水路の補強など様々な用途でご採用をいただいております。

 

まとめ

多くの経済的損失を発生させる法面崩壊を未然に防ぐ法面保護工事には多くのコストと手間がかかります。

しかし、コンクリートキャンバスは、手軽に利用ができ、低コスト、またその耐久性によって施工後の保守費用も抑えてくれます。既に地方公共団体をはじめとしたバリエーション豊かな導入事例がありますので、ぜひ弊社の公式ホームページをご覧ください。

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Mon, 02 Dec 2019 16:30:20 +0900
<![CDATA[防災用エアーテントの活用方法とスペックのご紹介]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/11/25/140 近年、日本各地で大きな自然災害が増えており、防災への意識や需要が高まっています。

災害発生時の避難拠点や救助拠点を考えるにあたり、防災テントの準備を迫られる団体や、担当者の方も多いと思います。

防災用テントというと、蛇腹式のパイプテントなどのイメージが強く、実際にそれらを用意して防災訓練に使用している市町村や会社が多くあります。しかし、テントにはそれら以外にも種類があるのはご存知でしょうか。

本記事では、まず防災用のテントに求められる機能を整理して、理想のテントとはどういったものか考えていきます。防災用テントにはどのような機能が必要とされ、結果的どの種類のテントが適しているか紹介していきます。

【目次】

1 防災用テントに求められる機能
2 防災用のテントには「エアーテント」が最適
3 防災エアーテントの導入事例
4 エアーテントの設営~撤収を動画で観てみる
5 まとめ

 

 

防災用テントに求められる機能

防災用テントは、災害現場などで使用されますので、管理や利用に際してはなるべく負担が少ないものが理想的です。

災害時の様々な場面を想定すると、下記のような機能がテントには求められます。

 

防災備蓄用に収納しておける

「使いやすさ」と同じくらい、備蓄時にはコンパクトに収納できて管理負担がかからないことが好ましいでしょう。場所を取らないものであれば、それだけ数も多く備えておけるという利点があります。

 

簡単に持ち運びができる

緊急時にすぐにテントを用意できるかどうかを考える必要があります。備蓄場所から簡単に持ち運びができるものであると、対応が非常にスムーズになります。

下記の画像は蛇腹式のパイプテントの例です。持ち運びを考慮しているものですが、それでも相応の人数が必要になってきます。緊急時を考えると最適とは言い難いでしょう。

蛇腹式のパイプテントのイメージ

 

誰にでも簡単に扱うことができる

防災用テントは緊急時に使用するものなので、動ける人員の誰もが簡単に扱える必要があります。慣れた人でないと設営が難しいものは、好ましくありません。

設営方法が複雑で、練習をかさねた人でなければ設置ができないようなものは、防災用テントとしては避けるべきでしょう。

 

少人数で設営できる

緊急時には、どれだけの人がすぐに動けるか分かりません。持ち運び~設営まで、少人数で対応できる機能が求められます。テント一式につき、2名で扱える程度を目安にすると良いでしょう。

 

安全性が高い

テントはただ場所を確保するだけではなく、安全性にも配慮した機能を備えている必要があります。破損や、火災など二次災害を防ぐためにも、できるだけ丈夫で耐火性の高い素材を用いたテントが必要です。

 

メンテナンスが容易

防災訓練や実際の災害時での使用で、汚れてしまったり部分的に破損してしまうことも想定して、メンテナンスが容易なものであると、管理の負担が減ります。緊急時に業者が工場に持ち帰らないと修理できないようなものでは、防災に用いることはできません。

 

簡単に撤収できる

消防用テントは臨時に設置するものですから、撤収時もなるべく速やかに対応できるものが望ましいでしょう。

 

 

消防用のテントには「エアーテント」が最適

以上、防災用テントに求められる機能を整理してきました。これらの条件を満たそうとすると、一般的なパイプテントではなかなか難しいのが現実です。

そこで、消防用テントの最適解として「エアーテント」をご紹介します。

 

エアーテントとは?

エアーテントとは、従来のパイプなどの骨組みではなく空気で膨らませて形成するテントです。機能と利便性を高めたタイプです。緊急・災害時に素早く簡単に設営でき、機能も充実しているため、防災用テントに最適です。

太陽工業株式会社の災害・緊急用エアテント「マク・クイックシェルター」を例に、仕組みや機能をご紹介していきます。

 

コンパクトに収納できる

エアーテントは骨組みがなく全て布地のため非常に軽量で、コンパクトに収納できます。

エアーテントであれば場所をとらず、畳んだテントの上にスペースを確保できるので、他の備品も多く収納できるようになります。

例えば、工場では防災用倉庫が敷地内に確保されているケースが多いのですが、

  • モノが詰まっていると出し入れが容易でなくてすぐに取り出せない
  • かといって防災倉庫以外に保管すると、二重管理の手間がかかってしまう
  • あるいは、すぐに取り出せなかったりする

という懸念があります。

エアーテントであれば場所をとらず、畳んだテントの上にスペースを確保できるので、他の備品も多く収納できるようになります。

 

軽量で持ち運びも簡単

防災用テントは、持ち運びのしやすさも重要です。

エアーテントであれば、下の写真のようにわずか2人で持ち上げることができます。乗用車にも積載できるサイズのため、きわめて容易に持ち運ぶことができます。

 

広げて空気を入れるだけで設置完了

エアーテントは組み立て・設置がとても簡単です。

従来のパイプテントでは骨組みや布地の取り付けが複雑です。その点、フレーム式のテントは構造が簡易ですが、重さもそれなりとなり、結局、設置が大変となってしまいます。

従来の蛇腹式パイプテントは骨組みと布地の取り付けが複雑だったり、フレーム式のテントは重さがあったりするため、設置には手間も人手もかかります。

一方、エアーテントであれば、空気を入れるだけで組み立てられるため、設営箇所に運んで誰にでもすぐに設営することができます。

 

大人2人で設置できる

持ち運びと同様に、設営についてもエアーテントは大人2人がいれば十分に対応できます。下の写真のように空気で膨らむのを待つだけなので、両端を支える人員だけで設営が可能です。

パイプテントでは一般的に4人必要といわれている中、半分の人員で済むということは、緊急時には倍の効率で設営が進むことを意味します。

 

最短約3分で設置可能

組み立てが簡単で人手がかからないだけでなく、時間もかからないのがエアーテントの特徴です。 作業時間のイメージは下記のとおり、最短約3分で完了します。

  • 1.生地の展開(1~2分)
  • 2.ロッドの取り付け(1~2分)
  • 3.空気の充填(1~3分)※手動でも可能

パイプテントは約20分を要しますので、エアーテントならば従来の4分の1の早さで設営ができることになります。

テントの役割として、機材や書類を雨風から防いだり、食料などの備蓄をしやすくするために「内部空間」を作る機能が求められます。

一般的なパイプテントで内部空間を確保する場合、側面布を取り付ける手間が発生して時間がかかります。これでは緊急時に最短で拠点を設置することはできません。

 

防火素材使用で火災に強く、強風にも耐えられる

テント素材にも防火素材が使用されています。。現在では、テントであっても火災に強い設計が一般的です。

また、形状安定性にすぐれ、強風時にも安心して使用できます。

二重チューブ構造により現場で修理ができる

「マク・クイックシェルター」は、下図のようにエアーテントの支柱となるチューブが二重の構造となっています。内側のインナーチューブが高い機密性を保つと同時に、外部から損傷を受けた場合にもダメージがインナーチューブに達するのを、外側のアウターチューブが防いでいます。

万が一、インナーチューブが破損した場合でも、現場で交換作業をし、復旧させることができます。

 

約5分で撤収

設営時同様に、撤収も簡単かつ素早く行えます。

排気もボタンを押すだけで勝手に空気が抜けていく仕様のため、人の手で圧力をかけずに待っているだけでよく、エアーテントの撤収がきわめて容易です。(浮き輪のように、力を入れて空気を押し出す必要がありません)

概ね5分ほどで、撤収が完了します。

 

 

防災エアーテントの導入事例

実際にエアーテントを導入している現場も多くあります。

導入事例を紹介していきます。

 

各自治体の消防・警察

枚方市総合防災訓練

災害時の対策本部の設定です。机、椅子などを準備し明るい空間で、通信などの操作もスムーズに行なえます。

静岡県原子力防災訓練(掛川市、藤枝市、菊川市、島田市)

原子力災害時に各自治体が備蓄しているエアテントを持ち寄り、スクリーニングや除染をする為のスペースをつくります。

 

総務省

総務省支援車

東日本大震災時に全国から集まった緊急消防援助隊の皆様が現地で活動時、寝泊りに使用されました。

 

民間企業

某大型商業施設

商業施設での震災対応で導入されました。怪我などで、避難が困難なお客様を収容します。

某自動車メーカー

ハイブリット車の電源を利用し、非難時にテント内の通信機器や調理器具を利用できる仕様です。

 

エアーテントの連結使用例

2つのエアテントをファスナーで簡単に連結し、異なる機能を持つ大きなテントをつくることもできます。

奥は食料備蓄のために閉鎖された空間として使用し、手前は受付場所側面を開放させる。 記録係は奥の閉鎖空間でPCや機器を操作し、手前の開放空間で診断や受付をする。

というような使用方法が可能です。

エアテントが連結されることで内部空間の広さを調節でき、用途に合わせて運用が可能になります。

 

 

 

エアーテントの設営~撤収を動画で観てみる

実際に、エアーテントの設営から撤収の手順を説明している動画がありますのでご紹介します。

(出典:太陽工業株式会社 災害・緊急用エアテント「マク・クイックシェルター」

 

 


まとめ

ここまでご紹介してきたように、従来のテントと比較してエアーテントには圧倒的な機能性・利便性があります。

防災用テントを検討されている方は、ぜひエアーテントをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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Mon, 25 Nov 2019 11:45:11 +0900
<![CDATA[特許出願中!多数の荷物を瞬時に積み替え]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/11/21/137 ~パレット不要で輸送コスト・労働負荷を低減「スリットコンテナー」発売~


2019年11月21日

<報道用資料>

株式会社TDS
ジェイカス株式会社
太陽工業株式会社

 物流業界の管理サービスを総合サポートする株式会社TDS(本社:大阪市淀川区、社長:吉田大学)は、この度、貨物運送から荷物の保管・管理業務などを展開するジェイカス株式会社(本社:兵庫県西宮市、社長:加賀澤一)と共同で、現場での荷物積み替え作業を大幅に効率化し、輸送のロスを飛躍的に改善する「スリットコンテナー」(特許出願中)を開発、12月より正式販売を開始いたします。

 ㈱TDSがジェイカス㈱と共同開発した「スリットコンテナー」は、フォークリフトによる荷物の移動や積み降ろしがパレット無しで行える、輸送効率化マテハン※1です。
 パレット出荷で生じる無駄(荷物積み降ろし後から回収までの滞留ロスや紛失リスク、それによる不要な追加補充など)を解消すると共に、使用後はコンパクトに折り畳んで即時回収出来るため、物流資材の回転率アップや貨物スペースのロス解消による輸送コストの低減を実現します。
 また、輸送現場の労働環境面でも、手作業で貨物を積み降ろしする「手荷役」から解放され、ドライバーの負担軽減に効果的です。
 「スリットコンテナー」は、㈱TDSの親会社で大型膜面構造物(大型テントなど)メーカの太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)が、物流業界で高い信頼と実績を誇るフレキシブルコンテナーバック「TAICON(タイコン)」と同じオレフィン系の膜素材で製造、コンテナーの底部分にスリット(分割部)を設けた特殊仕様で、コンテナー内の荷物に触れることなく移動・保管・積み替え作業が行えます。(特許出願中)
 標準仕様は、本体内寸で1100ミリ×1100ミリ×高さ1400ミリ、対象荷物は、平面サイズで950ミリ×950ミリ~1100ミリ×1100ミリ、高さは1000ミリ~1300ミリに対応し、約600キログラムの重さに耐える事が可能です。(サイズ、最大重量等はオーダー対応も行います。)
 ジェイカス株式会社と検証を積み重ねる事で製品化を実現、12月より一袋11,000円(税抜き)で販売開始すると共に、輸送効率化マテハン※1として、「スリットコンテナー」の物流管理システムも含めたサービスを㈱TDSより供給します。

 ㈱TDSでは、「スリットコンテナー」による輸送効率化を、新事業の一つとして捉え、5年後には当事業の売上を20億円規模に拡大させる方針で、それら製品・サービスの供給を通じて、輸送業界が直面する積載率の低下や時間当たり実車率などの諸問題を改善し、より良い社会の実現に貢献していきたいと考えています。

※1:マテハンとはマテリアルハンドリングの略語で、貨物の移動に使われる道具・装置などを指します。

 

今回、開発に成功し12月より販売を開始する「スリットコンテナー」の詳細情報は以下の通りです。

スリットコンテナーについて

■製 品 名  : スリットコンテナー
■用  途 : 物流貨物の輸送用容器
■機  能 : 荷物をパレット無しで移動・積み降ろしが出来、積み替え後はコンパクトに折り畳んで即時回収。
■導入効果 : 
1、パレット出荷で生じる無駄(荷物積み降ろし後から回収までの滞留ロスや紛失リスク、不要な追加補充など)を解消。
2、使用後はコンパクトに折り畳んで即時回収、物流資材の回転率アップや貨物スペースのロスを解消、輸送コストを低減。
3、パレット出荷にもかかわらず管理上の都合で貨物を手作業により積み降ろしする「手荷役」が解消、ドライバーの労働環境改善に貢献。

■寸  法 : 本体内寸で1100ミリ×1100ミリ×高さ1400ミリ、
■対象荷物 : 平面サイズで950ミリ×950ミリ~1100ミリ×1100ミリ、高さは1000ミリ~1300ミリの段済み貨物に対応。(最大約600キログラムまで)
■素   材 : オレフィン系の膜素材
■価   格 : 一袋  11,000円(税抜き)
■参考動画 :積み降ろしの様子


 



 

写真ダウンロード


報道用写真はこちらよりダウンロード頂けます。 

この件に先するお問合わせ先

太陽工業株式会社
コーポレートコミュニケーション(広報)担当:上田、高谷、丹羽(にわ) 
電話:06-6306-3033
もしくは、
株式会社TDS 担当:山本 電話:06-6306-3211

 

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Thu, 21 Nov 2019 11:30:00 +0900
<![CDATA[物件検査方法の厳格化による「フラット35」案件の写真管理について]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/11/20/138 住宅金融支援機構は住宅の建設等に必要な資金の円滑かつ効率的な融通を目的とする独立行政法人です。建築物の新築や増改築に際して証券化支援業務、住宅融資保険等業務、融資業務などを行っています。

また、旧住宅金融公庫の業務を継承し、民間金融機関と連携をしながらさまざまな融資・金融商品を提供しており、「フラット35」はその中でも代表的なものの一つです。

 

【目次】

1 「フラット35」とは

2 「フラット35」の金利引下げ制度

3 適合証明技術者とは

4 適合証明技術者による物件検査

5 まとめ

 

1.「フラット35」とは 

適合証明技術者とは、融資希望者の依頼に基づき、融資希望物件が同機構の基準に適用しているか判定する技術者の事です。判定業務は書類審査と現地調査に寄ります。

法的には建築士法第23条の3に基づく建築士事務所登録をしている開設者です。加えて「適合証明技術者講習」を受講し、登録した者。なお登録の有効期限は2年です。また、適合証明技術者を認定したり、管理監督する制度は「適合証明技術者制度」と呼ばれます。




「フラット35」は住宅金融支援機構と金融機関の提携により提供される長期固定金利の住宅ローンです。まずそのメリットとして挙げられるのはその金利です。返済期間や条件に応じて違いがありますが、返済期間が15年~20年の場合は年1.050%~年1.810%(最頻金利:年1.050%)、21年~35年の場合で年1.110%~年1.870%(最頻金利:年1.110%)とお得なものとなっています。この金利は固定されており原則として変動することはありません。

それだけではなく保証人不要、繰上返済手数料不要と魅力的です。万一の場合も「新機構団信」や「新3大疾病付機構団信」などのフォロー制度があり安心です。返済困難時には住宅借上機関に賃貸させ、その賃料を住宅金融支援機構が直接受領する特約まであります。およそ他の住宅ローンとは一線を画すサービスと言えます。しかも、この「フラット35」には組み合わせによりさらに金利を引き下げる制度があります。

 

2.「フラット35」の金利引下げ制度

「フラット35」の金利引下げ制度は以下の三つです。

①「フラット35」S
②「フラット35」子育て支援型・地域活性型
③「フラット35」リノベ

まず「フラット35」Sですが、これは省エネルギー性、耐震性など質の高い住宅を取得の場合、借入金利を0.25%/年で一定期間引き下げる制度となります。

次に「フラット35」子育て支援型・地域活性型は住宅金融支援機構が子育て支援や地域活性化に取り組む地方公共団体と提携、補助金交付等とセットで借入金利を0.25%/年で一定期間引き下げる制度です。驚くべきことにこの「フラット35」Sと「フラット35」子育て支援型・地域活性型は併用が可能です。併用すれば0.50%/年も金利を引き下げてくれることになります。





最後に「フラット35」リノベですが、これは中古住宅を購入して性能向上リフォームを行う場合ならびに住宅事業者により性能向上リフォームが行われた古住宅を購入する場合、借入金利を0.5%/年で一定期間引き下げる制度です。残念ながらこちらは金利引下げ制度との併用は出来ないですが、それでも十分にメリットを感じられるものとなっています。

 

3.適合証明技術者とは

このように大変お得な「フラット35」は借り換え融資も行っています。 今後も利用者が増える見込みですしご利用をお考え中の方もおられるかも知れません。しかし、その貸付条件の中には適合証明技術者による検査があることをご存知でしょうか。





「適合証明技術者」とは住宅金融支援機構の融資希望者の依頼に基づき、書類審査及び現地調査で融資希望物件が同機構の基準に適用しているか判定業務を行う技術者の事です。法的には建築士法第23条の3に基づく建築士事務所登録をしている開設者であり、「適合証明技術者講習」を受講し、登録した者。なお登録の有効期限は2年となります。適合証明技術者を認定したり、管理監督する制度は「適合証明技術者制度」と呼ばれます。

「フラット35」の利用に際しては、この適合証明技術者による書類審査と現地調査が必須です。それでは具体的にどのような流れで行われるのか見ていくことにしましょう。
 


4.適合証明技術者による物件検査

「フラット35」の利用に際して行わねばならない適合証明技術者の行う「物件検査」には①書類審査②現地調査の二つがあります。




引用「住宅金融支援機構のフラット35サイト」中古住宅の物件検査の概要


①書類審査は適合証明調査機関において行われる審査のことで、「実施設計検査申請書」及び「設計図書」の提出を行います。これは文字通り書類上の審査であり、着工前に行われます。

②現地調査は竣工後に行われます。現地調査も適合証明検査機関において調査されます。現場確認の後に晴れて検査済証・適合証明書が交付される流れになります。

具体的な現地調査項目としては、中古共に一戸建ての場合は建物外部・室内・床下・屋根・天井裏・設備などの各部、マンションの場合においては共用部・室内・天井裏・設備について実施します。

現地調査に関しては各部に関する写真撮影が必須となっていますが、令和元年9月1日から物件検査方法に関する規定が厳格化され、「調査日」及び「調査物件名」の情報を黒板・画用紙等に記載が義務付けられるようになりました。

 



5.まとめ 

ミライ工事2」ならばソリューションとして最適です。JACICの改ざん検知機能とに準拠、安全安心で写真報告書のクラウド化を実現しています。



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◆導入事例『現場頻度の高い「ホームインスペクション」で役立つ写真報告書アプリとは

 

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Wed, 20 Nov 2019 18:31:50 +0900
<![CDATA[登録取消となる不正を回避!適合証明技術者が抑えるべきITソリューションとは]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2019/11/20/139 住宅金融支援機構が行う中古物件の売買やリフォームに関する各種融資。

これらの融資は便利な半面、適合証明技術者による物件検査が必要となるものが少なくありません。その責任は重く、物件検査の際に不適切な行為が見られた場合、厳しい処分もありえます。

今回ご紹介するのは、特に重大過失とされた不適切事案で「適合証明技術者」の登録抹消処分が行われたケースです。これらの事例を知ることで、どのようにすれば再発防止に繋がるのか検討していきます。

 

【目次】

適合証明技術者制度とは

「登録抹消」事案①

「登録抹消」事案②

「登録抹消」事案③

アプリ利用というソリューション

 

1.適合証明技術者制度とは

適合証明技術者とは、融資希望者の依頼に基づき、融資希望物件が同機構の基準に適用しているか判定する技術者の事です。判定業務は書類審査と現地調査に寄ります。

法的には建築士法第23条の3に基づく建築士事務所登録をしている開設者です。加えて「適合証明技術者講習」を受講し、登録した者。なお登録の有効期限は2年です。また、適合証明技術者を認定したり、管理監督する制度は「適合証明技術者制度」と呼ばれます。




適合証明技術者は、住宅金融支援機構が行うフラット35(中古住宅)やリ・ユース住宅購入融資、リフォーム融資に際して必要な判定業務を行います。融資条件に関わる業務ですので責任は重く、規定違反については厳格な対応が行われています。それでは具体的な「登録抹消」事例について見ていくことにします。

 

「登録抹消」事案①

最初にご紹介する登録抹消の事例は、住宅金融支援機構の設けた技術基準に適合していない住宅に対し適合証明書を発行したケースです。そもそも対象住戸の現地調査が行われていないというものであり、この点も悪質とされました。

融資の前提となる「物件調査」において、現地調査が重要であることは言うまでもありません。さらに本件では関係書類の保管が行われておらず、適合証明業務に関する帳簿も存在しないという有様で極めて悪質なものとされました。結果、適合証明技術者は登録抹消・再登録永年拒否の処分を受けています。

悪質な適合証明書の不正発行だけでも適合証明技術者制度の信用を大いに失わせる行為に他なりませんが、関係書類の保管や帳簿作成さえも行われていないというのは意図的に証拠を消し去ろうとしたと疑われても仕方がありません。仮に適合証明書の発行が正当なものであっても、書類の管理がずさんなままでは、いずれ何らかの不祥事が発生したであろうことは明らかと言えます。


 

「登録抹消」事案②

次にご紹介する登録抹消の事例は少し複雑です。

まず、ある適合証明技術者が本来業務の範囲外であるマンションに関して適合証明書を発行しました。当然これは問題なので業務改善指示がなされ、改めて真正な適合証明書を提出させました。しかし、現地調査の結果、技術基準に不適合なものが発見されました。

本来、このような場合においては適合証明書は発行してはなりません。しかし、この技術基準を満たしていない物件に対して適合証明書が発行され、業務改善指示の際に真正なものとして提出されました。結果、適合証明技術者は登録抹消・再登録永年拒否の処分を受けることになりました。

本件は明らかに意図的な不正ですが、現地調査が適切に行われていて技術基準を満たしていたとしても、書類の様式などが整っていなければ受理されなかったり、不正とみなされる可能性があります。特に令和元年9月1日からの物件検査方法厳格化による添付写真の取り扱い規定に関しては、慎重な対応が必要となるでしょう。

令和元年9月1日から報告写真の取り扱いに関して物件検査方法が厳格化された


「登録抹消」事案③

最後にご紹介する登録抹消の事例は、調査写真に関わるものです。

マンション維持管理基準に違反しているマンションに適合証明書を発行したというものですが、さらに手すりの設置について現地確認せず写真確認のみで対応したというものです。また、帳簿の作成及び関係書類の保管も不十分でした。この適合証明技術者には登録抹消・二年間の再登録拒否の処分となりました。

写真の取り扱いについては、本件の他にも「手すり設置」の確認において実務手引きの定めによる検査方法によらず判定を行い適合証明書が交付された例があります。具体的には、未確認物件について他の手すり設置写真を使い回すなどの不誠実な行為です。このケースについても悪質なものと判断され、適合証明技術者は登録抹消・再登録永年拒否の処分が下されています。なお、本件は前項で述べた物件検査方法厳格化の直接の引き金ともなりました。

イメージ



登録取消しに至る悪質な事案は、その多くが意図的に行われたものと考えられます。しかし、物件検査方法の厳格化に伴い業務が増えれば、意図せざる不適正事案が発生するリスクは高くなります。モラル喚起は一つの方策ではあるのですが、それだけでは不十分でしょう。多忙から意図しない失敗に繋がることも充分考えられます。アプリ利用による時短などにより業務省力化を図ることが必要となります。 

 



アプリ利用というソリューション 

ミライ工事2」なら、業務を効率化させ意図しない不正を防ぐ機能がオールインワンです。

現場写真の撮影機能・編集機能・管理機能だけではなく、写真台帳や報告書の自動作成機能などハイスペックな各種機能をリーズナブルにご利用頂けます。



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◆導入事例『現場頻度の高い「ホームインスペクション」で役立つ写真報告書アプリとは

 

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Wed, 20 Nov 2019 18:31:24 +0900