<![CDATA[MakMaxプラス]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/ Wed, 24 Jan 2018 20:40:22 +0900 Tue, 23 Jan 2018 22:16:04 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[「膜や」による新スタイルのオフィスが誕生]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2018/01/23/51 生産性向上にも配慮、オフィスビルをダイナミックに「リノベーション」

2018年1月23日

<報道用資料>


太陽工業株式会社

 大型テント構造物などを製造する『膜や』の太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)は、この度、東京本社ビルの「リノベーション工事」を実施、昨年末に新オフィスを完成させました。当社製品の『膜天井』なども活用して空間の機能に付加価値を与えており、生産性向上にも配慮したダイナミックな環境の下、人・もの・情報がオンタイムで繋がる環境を実現することで、今後はオフィス計画の分野でも、社会情勢の変化に対応した空間を提供していきます。


 今回リノベーションを行なった東京本社ビル(地上8階建て)は1993年竣工で、営業・設計・工事・本社系部門が入った当社の重要拠点です。近年は、勤務者の増加に加えて、「働き方改革」や「生産性向上」といった社会情勢の変化にも直面、昨年1月に社内のプロジェクトチームが発足し、半年に亘る検討を行なった結果、収納のあり方を見直して省スペース化を図りつつ、「人々が自然に集い、情報が共有される空間」を目指す事としました。
 昨年12月18日に完成した新オフィスは、各階に会議室を新設し、気軽にコミュニケーションが取れるよう、打合せブースも確保、さらに社員の健康増進を図るため、光りの明るさと質を時間と共に変化させる「サーカディアンリズム」も導入するなど、人の活動に根ざした取り組みを行ないました。また、機能面でも執務スペースだけではなく、カフェテリアや展示スペースなども新設し、リラクゼーション要素を兼ね備えた外部にも開かれたオフィスが実現しています。
 今回は『膜や』の立場から、柔らかな雰囲気をもたらす『膜天井』を積極的に採用し、快適なオフィス空間の一例を示しました。2016年に創成した「テント構造によるオフィス施設」にも通じるものであり、社会的ニーズが高い「リノベーション市場」に対応可能なオフィス空間です。

   膜を用いた当社のオフィス空間に関しては、大阪市立大学医学部名誉教授の井上正康博士(健康科学研究所所長)より『光りの透過吸収特性を活かした明るい開放的空間であるが、膜の物性をフルに利用して“雑光・雑音”を制御しうる、低ストレスで健康美容にも有効な次世代型オフィスの創成が可能である』と高い評価を頂いております。 本施設の完成を機に、膜の機能的特性を進化させる斬新な研究開発を進める予定です。


 太陽工業株式会社は、これまでスポーツ施設から公共のホール、展示スペースなどさまざまな空間シーンを「テント構造物」や内装用の『膜天井』で彩ってきました。今回、オフィスのリノベーションにおいて「膜を活かした空間」を展開しましたが、今後も幅広いニーズに対応する事で、社会のより良い暮らしの実現に貢献していく所存です。

 

【補足情報】
東京本社ビルリノベーション工事について
膜天井ならびにテント構造による事務所・店舗について
膜空間の可能性について(医学博士 健康科学研究所の井上正康先生より)

【東京本社ビルリノベーション工事について】 

計 画 名:太陽工業㈱東京本社ビルリノベーション工事
所 在 地:東京都世田谷区池尻2-33-16  (別館ANNEXは目黒区東山3-16-19)
規  模:2670平米(延べ床面積)
施工期間:2017年7月~12月(12月18日竣工)
工事目的:社会情勢が大きく変化する中(働き方改革や生産性向上)、多様なワークスタイルを実現する職場づくりが急務となりました。築25年となるオフィス(1993年)をリノベーションし、開かれた環境をつくることで社員一人一人の成長を育むとともにさらにダイナミックに活動する会社を目指して計画が実施されました。

実施内容:
●整理、整頓:2S(整理、整頓)の徹底。どこに何があるかを、組織が常に把握し、無駄を省く。 
●情報の共有化: 部署間、拠点間の情報共有を促進し、横断的な連携体制を強化。
●リラックス効果:「コミュニケーション」や「リフレッシュ・休憩」など、働き方にメリハリをつけ、知的生産の向上に繋げる。

【リノベーション前と完成後の状況】


【会議室ロビー】


【セミナールーム】


【カフェテリア】

【膜天井ならびにテント構造による事務所・店舗について】

 執務スペースや多くの人々が集まるセミナールームを中心に、『膜天井』を採用。室内に純白な色彩をもたらすと共に、間接照明など、柔らかな雰囲気を出しています。また、当社の製品展開としては、内装分野の『膜天井』以外にも2016年に展開を開始した『テント構造物による事務所・店舗』なども存在します。

【膜空間の可能性について(医学博士 健康科学研究所の井上正康先生より)】

 去る1月10日、医学博士で大阪市立大学医学部名誉教授などを歴任されている健康科学研究所所長の井上正康先生より、膜の可能性についてご意見を伺いました。

 井上先生は、光りの透過による明るい空間に関心を示すと共に、『医学生物学から見た場合、さまざまな生き物が紫外線をはじめとする外的影響に順応して暮らしている。一方、人の身体は非常にデリケートで眼に光りが当たるだけでメラニン色素を生み出し、“揺らぐ光りや乱反射の光り”でストレスホルモン(コルチゾールやサイトカイン)を生成してしまう。
 この法則を逆手に取るとホルモンをコントロールする事で「低ストレスの癒し空間」も提供可能となり、今や、光りのコントロールはさまざまな分野の製品に及んでいる。 膜表面にもさまざまな光りや音が当たっているため、膜の表面加工を極めれば“雑光・雑音”も制御でき、低ストレスや健康と美容の保持(ATPサイクルの好循環)にも繋がる』と評価を頂きました。

【井上 正康先生 プロフィール】

1945年  広島県(戦後生まれ)
1970年  岡山大学医学部卒業(医師)
1973年  インドペルシャ湾航路船医
1974年  岡山大学大学院修了(医学博士)
1974年  熊本大学医学部助手(生化学)
1980年  米国Albert Einstein医科大学 客員准教授(内科学)
1982年  熊本大学医学部助教授(生化学)
1982年  米国Tufts大学客員教授(分子生理学)
1992年  大阪市立大学医学部教授(分子病態学)
2000年  阿倍野適塾塾長(無国籍生涯学習塾)
2011年  大阪市立大学大学院医学研究科 特任教授(脳科学寄附講座) 名誉教授
2011年  宮城大学 理事&副学長(震災復興担当)
2013年  健康科学研究所所長(産業医学)
2013年  IVFなんばクリニック学術顧問
2015年  (株)キリン堂ホールディングス取締役

 

この件に関するお問い合わせ先

 

太陽工業株式会社
広報担当:上田 電話:06-6306-3033

 

 

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Tue, 23 Jan 2018 22:16:04 +0900
<![CDATA[大規模災害時に「大型テント」を供給へ]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2017/12/13/50 ~高知県の4自治体と、当社並びに地元業界団体が協定を締結~

2017年12月13日

<報道用資料>


太陽工業株式会社

 東京ドームの屋根など、大型テント構造物を製造する『膜や』の太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)は、このほど、高知県内の4つの自治体との間で、大規模災害発生時に救援物資の一時保管や緊急避難用などに使用出来る「大型テント」を供給する協定を締結いたしました。


 正式名を「災害時における応急対策用天幕等資機材の供給に関する協定」(以下災害協定)とする今回の新しい取り組みは、南海トラフ地震や近年全国で頻発している風水害への備えとして創設、当社ならびに高知県テントシート工業組合(理事長:浅津博)が高知県内の4つの自治体と締結したものです。有事の際には、自治体からの要請に応じて「大型テント」や「パイプテント」などを速やかに供給し、現地の早期復旧を、当社をはじめ業界全体で支援します。1年前より準備を開始し、有事の際の連絡窓口を開設すると共に、供給可能な資材の内容や数量、供給先なども予め情報共有し、体制づくりを進めてきました。
 なお、当社からは、東日本大震災や熊本地震などでも活躍した「大型テント」を搬入し現地設営する予定で、引渡し後は救援物資の一時保管や緊急避難用などに使用される事になります。
去る11月17日には、当社と高知県テントシート工業組合が須崎市、四万十町、中土佐町の各役所を訪問して協定締結式が執り行われ、3市町は同日を以って、さらに事前に協定書を取り交わした香南市は10月13日付けで、3者間での災害協定が正式にスタートしました。


 太陽工業株式会社は、1995年の阪神淡路大震災や2011年の東日本大震災など、過去の大規模地震において大型テント等を供給してきた実績があり、その経験から混乱時のテント設営にさまざまな調整と承認手続きが必要である事を学びました。 災害協定の締結により、それらに要する時間も低減でき、現地での復旧支援体制の立ち上げもスピードアップすると予想されます。
 当社としては、今回の協定締結をスタートに、各自治体との災害協定の裾野を拡げ、近く予想される南海トラフ地震への備えを盤石化する事で、安心できる社会の実現に貢献したい考えです。

 

【補足情報】
正式名称
対象となる団体
協定締結の目的
協定締結日

【正式名称】 

 災害時における応急対策用天幕等資機材の供給に関する協定

 

【対象となる団体】

  • 要請側: 高知県内の4自治体(須崎市、香南市、四万十町、中土佐町)
  • 供給側: 太陽工業株式会社ならびに高知県テントシート工業組合
  ※太陽工業ならびに高知県テントシート工業組合が、各自治体と個別に協定を締結しました。

【協定締結の目的】

 対象となる高知県内の自治体(須崎市、香南市、四万十町、中土佐町)において大規模地震や風水害等が発生、または発生する恐れがある場合に、自治体からの要請に応じて太陽工業並びに高知県テントシート工業組合が「応急対策用天幕等資機材」の供給を行なうものです。

 応急対策用天幕等資機材には、太陽工業が供給する「大型テント」や県のテントシート工業組合による「パイプテント」などが示され、それらは救援物資の一時保管や緊急避難用などに使用されます。

【協定締結日】

  • 須崎市、四万十町、中土佐町においては、2017年11月17日締結
  • 香南市においては、2017年10月13日締結 

 

 【過去の大規模災害で供給された「大型テント」の一例】

※一例であり、有事の際に供給されるテントと仕様サイズが異なる場合もあります。





【11月17日須崎市での協定締結式の様子】

※写真左より:荒木秀文 太陽工業社長、楠瀬耕作 須崎市長、浅津博 高知県テントシート工業組合理事長

この件に関するお問い合わせ先

 

太陽工業株式会社
広報担当:上田 電話:06-6306-3033

 

 

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Wed, 13 Dec 2017 14:02:08 +0900
<![CDATA[クーリングシートを被せるだけ|チルド品・生鮮品の一時保管に役立つ業務用保冷(断熱)シート]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2017/11/22/49 「輸送する製菓や乳製品、生鮮品などを、客先で1~3時間、低温維持したい。そこまで厳しい保冷性能は求めてないないのに、『内容物のサイズが都度変わる』という条件があるが故に、希望に合致した保冷資材が見つからない。」これは温度管理が必要な商品を扱うあなたにとってお悩みの一つだと思います。

近年は、多様化する消費者の嗜好に合わせ、売り手も多品種小ロット生産にシフトする傾向にあります。しかし、業務用の保冷資材の多くは、箱型タイプで、保冷性能や価格には注力していますが、「柔軟な対応力」や「使い勝手」などを重視したものが少ないように感じます。
そこでこのブログでは、「手軽に使えて、内容物のサイズに応じた柔軟な対応が出来る」保冷資材をお探しのお客様向けに『クーリングシート』というシートタイプの保冷資材を紹介致します。

1.クーリングシートとは?
 1-1.クーリングシートの構成素材と断熱効果 
 1-2.クーリングシートの性能
 1-3.クーリングシートの主な用途
2.クーリングシートと業務用保冷ボックスの違い
 2-1.対応力に優れたクーリングシート
 2-2.クーリングシートは作業性が高い
 2-3.保冷のバリエーション、積載・輸送面がクーリングシートの弱点
 2-3-1.厳密な温度管理が求められる内容物とは
 2-3-2.持運びが求められる内容物
3.クーリングシートを活用した運用例
 3-1.製菓の一時保管にクーリングシートを活用
 3-2.発泡スチロール箱とクーリングシートのセットで保冷効果を高める
 3-3.オーダーでクーリングシートを箱型以外の保冷カバーに加工
4.まとめ

1.クーリングシートとは?

クーリングシートとは製菓や牛乳など保冷が必要な内容物の輸送に役立つ断熱性能を持ったシートです。その見た目は銀色の毛布のようで、規格品のサイズは以下の3種類があります。

【クーリングシート規格サイズ】

  • 2.3m×2.3m
  • 2.3m×3.5m
  • 3.4m×4.5m

クーリングシートの一番の特徴は保冷したいもののうえから「被せるだけ」という手軽さにあります。

製菓や牛乳などの輸送業務では、小口配送時にバンなど商用車の荷台に乗せるケースがあります。クーリングシートはそのような冷蔵機能のない車でも、被せるだけで内容物の温度上昇を抑えられる作業負担の少ない温度管理ツールです。

1-1.クーリングシートの構成素材と断熱効果 

クーリングシートは大きく表面素材と内材により構成されており、それぞれの素材は以下のようになります。

  • 表面素材 :ポリエステルタフタ(アクリルコーティング)
  • 内材(断熱材) :ポリエステル綿(フィルムコーティング)

クーリングシートは保冷品輸送現場での運用を想定し、「使い易い」、「繰り返し使用できる」ことに重点を置いた保冷資材です。

表面素材

クーリングシートを実際に使用する場面は慌ただしい輸送現場です。特に要冷品輸送は秒単位で時間を争う、スピーディな現場ですので、それに見合った「強度」と「使い易さ」が重要になってきます。
そのため、クーリングシートは軽くて強靭なポリエステルタフタを使用しています。人手が少ない現場でも、手軽に被せられて、多少の摩擦や負荷では破れないため安心してお使い頂けます。

また、クーリングシートは室内だけでなく屋外でも使用も考えた作りになっています。
クーリングシートの実物写真を見ると、格子状に縫製されているような見た目です。しかしクーリングシートは防水性を考慮し、縫製のような縫い目の穴が無い超音波による加工を採用しています。
さらに、表面素材のポリエステルタフタの上からアクリルコーティングを施すことで、気密性・撥水性をさらに高める仕様になっております。

撥水性を高めることで、雨などでクーリングシート内の内容物に漏水することを防ぐことはもちろんですが、気密性を高めることは内容物を保冷するうえで非常に重要な要素です。

保冷による温度管理は

  1. 蓄冷材などの寒剤によるエネルギー量
  2. 断熱材の断熱性能
  3. 断熱材の気密性

この3つの要素の大小で変化します。
クーリングシートは内容物の上から被せるという用途上、「3.断熱材の気密性」を上げることは難しいですが、シート自体の気密性を高めることで極力冷気を逃がしにくい仕様にしております。

屋外での温度管理の大敵は「日光」です。いくら断熱性の高い表面素材を使用していても、黒色など直射日光の熱を吸収しやすい色では、その効果も半減します。クーリングシートはシートの色味にシルバーを採用しています。シルバーは日光を反射し、温度上昇しにい色味になります。

内材(断熱材)

断熱材には使い易さを重視した、軽くて柔らかいポリエステルの綿を採用しています。「軽さ」と「柔らかさ」を維持しながら断熱性能を高めることは非常に難しいのですが、空気の層が多いほど断熱性能が高くなることを活かし、クーリングシートは空間のある6層構造としています。

1-2.クーリングシートの性能

上記グラフをご覧ください。これは外気温32℃の条件下で重さ8kgの氷の溶ける時間を測定したものです。比較した条件は以下のようになります。

  1. クーリングシートでカバーした結果
  2. 他社同種保冷シートでカバーした結果
  3. 通常シートでカバーした結果
  4. 何もカバーせず

何もカバーをしなかった場合、氷はおよそ5時間30分で溶けきってしまいます。一方クーリングシートでカバーをした氷は5時間を経過しても約6.5g(-1.5kg)です。これを比較すると、

-1.5kg÷-8kg=0.18

となります。つまりクーリングシートでカバーするだけで、氷が溶けるスピードを8割近く遅らせることが出来たということです。

1-3.クーリングシートの主な用途

「1.クーリングシートとは?」でも書いたとおり、クーリングシートの一番の利点は「被せるだけ」という手軽さにあります。とにかく厳密な温度管理が必要な保冷品を扱われる方には「業務用保冷ボックス」をお勧めしますが、あなた以下のようなことを重視されるのであれば、クーリングシートはニーズにぴったりのツールとなります。

  1. 日々運ぶ内容物のサイズが変わる
  2. 保冷品輸送に掛ける時間を極力短くしたい
  3. 厳密な温度管理は求めていないが、一時保管など内容物の温度上昇を遅らせる必要がある

詳細については「2-1.使い勝手、対応力に優れたクーリングシート」で説明しますが、以下のような用途でクーリングシートは活用されています。

  • 牛乳の配送
  • 氷・ドライアイスの配送
  • 冷凍・冷蔵食品の配送
  • 冷たいビールの配送
  • 保冷庫の扉開閉時のカバーとして
  • ショーケースの省エネカバーとして
  • ライトバンでの保冷輸送

小口の配送などはもちろんですが、もともと保冷性能のあるものにクーリングシートを被せることでプラスアルファの保冷性能を加えることや、箱モノとは違いシート素材の特徴を活かし、保冷庫の冷気を遮断するカーテンに使われたりと幅広い用途で使われています。

2.クーリングシートと業務用保冷ボックスの違い

先ほどの章では、クーリングシートの概要について述べてきました。ここであなたが迷うところは「クーリングシートが業務用保冷ボックスのどちらを選べばよいのか」ということでしょう。結論からいいますと、それはあなたが何を一番に求めるのかで変わります。次の章からはクーリングシートと業務用保冷ボックスを比較し、それぞれの長所・短所を見ていきたいと思います。

2-1.対応力に優れたクーリングシート

クーリングシートと業務用保冷ボックスの一番の違いはその「形状」にあります。見た目にも明らかですが、

クーリングシートはいわゆる「平物」であるのに対し、業務用保冷ボックスは「箱物」です。この形状の違いが現場での運用方法に大きな影響を与えます。

業務用保冷ボックスの場合、箱のなかに保冷が必要な内容物を入れて、蓋を締めるという運用になります。ここでポイントになるのが、箱のサイズや形は発注段階で固定されてしまうということです。これは同時に、中に入れることの出来る容積も固定されてしまうということです。毎日中に入れる内容物の量や形が一定の場合はこれで問題ありませんが、日々変わる商品を扱われる方にとっては、保冷ボックスのサイズに合わない商品を輸送する場合、そのボックスは役に立たないロストになってしまいます。

逆に平物であるクーリングシートはシートを被せるだけの運用ですので、保冷が必要な内容物のサイズや形が変わっても、柔軟に対応することができます。保冷ボックスのように保冷する内容物のサイズに応じて、複数サイズをストックし、いつも使わない保冷ボックスが倉庫で眠っているという無駄を省くことができます。

2-2.クーリングシートは作業性が高い

業務用保冷ボックスは、その都度

「蓋を空ける→内容物を中に詰める→蓋を締める」

という作業があり、さらに、保冷ボックスの形に合わせ、内容物を隙間なく詰めるために作業する人は思考も働かせなければなりません。特に一度に複数個、保冷ボックスを使い配送する場合なら、かなりの工数になってしまいます。また繰り返し蓋を開け閉めすることで、蓋の気密性を補助するマジックテープやファスナーも劣化が進みます。

これに対し、クーリングシートは繰り返しになりますが、「被せるだけで保冷が出来る」という点で非常に作業性の高い保冷ツールです。

「内容物を置く→クーリングシートを被せる」

ただそれだけです。保冷する内容物の配置も深く考える必要はありませんし、開口部の劣化を気にする必要もありません。収納の際もクーリングシートは毛布を畳むような感覚で折りたたみ、収納ができるので手間も少なく保管場所もとりません。一方で保冷ボックスは折り畳み出来ないタイプだと保管に多くのスペースを必要とし、仮に折りたたみが出来るタイプであっても、折り畳み手間の少なさはクーリングシートには敵いません。

2-3.保冷のバリエーション、積載・輸送面がクーリングシートの弱点

気軽に使えて、作業性が高いクーリングシートですが、業務用保冷バッグ(ボックス)と比べて劣る点が以下のような用途です。

  1. 厳密な温度管理が求められる内容物の保冷
  2. 持運びが求められる内容物

2-3-1.厳密な温度管理が求められる内容物とは、

  • マイナス温度帯で管理する必要のある内容物
  • 長時間一定の保冷温度を保つ必要がある場合

などの用途を指します。

クーリングシートの断熱材は軽さ・柔らかさを重視しており、1、2時間の短時間、内容物の温度上昇を遅らせる目的では非常に便利ですが、マイナス温度帯の保冷や長時間一定温度を保つためにはこれより優れた断熱材を使用する必要があります。高い断熱性能を有する素材には発泡ポリスチレンフォームや真空断熱材などがあります。これらは家屋の壁などにも使われる非常に硬い断熱材で、業務用保冷ボックスではこのタイプのものがありますが、クーリングシートでは採用が難しい断熱材です。

断熱材以外にも保冷効果を高めるうえで非常に重要になる「密閉性」ですが、あらかじめ箱型に加工された業務用保冷ボックスに比べ保冷対象物に被せるだけのクーリングシートはこの点で非常に弱い商材です。

マイナス温度帯での保冷をお考えの方は併せてコールドチェーン物流が最適化‼︎真空断熱材を使用した高性能の業務用保冷ボックス(バッグ)」もご覧ください。

また、長時間一定温度を保つ目的であれば機械式の業務用保冷ボックス(クールカーゴ)が適しています。一般の業務用保冷ボックスはボックス内に蓄冷材を入れることで保冷温度を低く保ちますが、「蓄冷材の購入・使用で確認しておくべき事とは」にもあるように、蓄冷材は冷凍庫などであらかじめ冷やしておくことで熱エネルギーを溜めこむ寒剤です。保冷効果は時間の経過とともに弱まるため、長時間厳密に一定温度を保つことは難しいです。これに比べ、クールカーゴは電気により一定の冷気を庫内に送り出す「冷蔵・冷凍車」と同じ仕組みであるため、長時間一定温度を保つことが可能です。クールカーゴは据え置き式の冷蔵庫で採用されているコンプレッサー式とは異なる冷却システムを採用しているため、揺れにも強く、乗用車に乗せて輸送する場合でも安全に温度管理が可能です。
クールカーゴの詳細についてはブログ「クールカーゴの購入・使用で確認しておくべき事とは」をご覧ください。

2-3-2.持運びが求められる内容物

複数の配送先ごとに保冷品を小分けして、トラック輸送する場合などはトラックの駐車場所から配送先まで持ち運ぶ必要があります。こういった用途の場合クーリングシートよりも取っ手があり、ボックスごとに小分けが可能な業務用保冷バッグ(ボックス)が便利です。持運びに便利なのはもちろんですが、発泡ポリスチレンフォームなど固い断熱材を使った業務用保冷バッグ(ボックス)なら、ボックスを重ねて積む、いわゆる「段積み」も可能なため、1台のトラックに詰める容積量も多く、輸送効率を高めることも可能です。

上記のような用途をお考えの方は「業務用保冷ボックスの改善事例」も併せてご覧ください。

3.クーリングシートを活用した運用例

これまでの内容でクーリングシートの基本性能と適した用途について、ご理解頂けたかと思います。この章では、実際にクーリングシートを活用した保冷品輸送についての事例を紹介していきます。

3-1.製菓の一時保管にクーリングシートを活用

【課題】

これは、とある大手シュークリーム店の事例です。こちらは、カスタードクリームを工場で製造し、シュー生地にクリームを入れる作業は各店舗で行うことで、効率的に鮮度の高いシュークリームを製造・販売してらっしゃいます。ここで課題となったのが、輸送後のカスタードクリームをすぐに冷蔵庫に入れることが出来ないということでした。店舗での製造工程上、カスタードクリームが到着してから約1時間は冷蔵庫に保管場所が確保できず、店舗内の常温スペースに仮置きせざるを得なかったのです。

工場から店舗までの輸送時間は1時間程度と短く、カスタードクリームを入れた容器に蓄冷材を乗せておけば、問題無く輸送出来ます。また、店舗は大型デパートなどに併設されているため、仮に冷蔵庫に入れられなくても、常時空調が効いた、直射日光を気にしなくて済む環境下で仮置きできます。「店舗内の常温スペースで約1時間、冷蔵庫内と同じような保冷環境を作ること」 これをクリアするためにクーリングシートが活用されました。

このお客様の状況とニーズをまとめると以下のようになります。

【お客様の状況とニーズ】

  • 希望する保冷温度と外気温の温度差は高くない(空調の聞いた室内での冷蔵品保管)
  • 短時間保冷(約1時間)

【解決策】

こちらは至ってシンプルです。

  • 工場から店舗への輸送
  • 店舗内での仮置き

この両段階で「クーリングシート+蓄冷材」による保冷を実施しました。 具体的には工場での出荷段階からカスタードクリームを入れた容器の上に蓄冷材を乗せ、その上からクーリングシートを被せて保冷します。そして店舗到着後の仮置き場面でも同様の保冷を行いました。
クーリングシートを被せる手間が増えただけですが、これにより蓄冷材の保冷時間が長くなり、店舗内仮置き時の保冷が可能になりました。 追加手間を最小化しながら、工場と店舗が連携するうえでの課題を解決する。クーリングシートの強みを活かした代表的な事例といえます。

3-2.発泡スチロール箱とクーリングシートのセットで保冷効果を高める

クーリングシートには他の保冷資材と組合わせ易いという特徴もあります。

既に発泡スチロールの箱による保冷輸送をされていれば、発泡スチロール箱の上からクーリングシートを被せて、保冷効果を高めることが出来ます。新規に更に保冷性能が高いボックスを買うとなると、コストも掛り、これまで使っていた箱の処分も困ります。ですがクーリングシートと併用すれば既存のボックスのまま、保冷輸送の時間を長くすることも可能です。

3-3.オーダーでクーリングシートを箱型以外の保冷カバーに加工

クーリングシートはオーダーメイドで加工することが出来ます。「酒樽の保冷効果を高めたい」というニーズを例に説明していきます。業務用保冷ボックスをオーダーメイドした場合、サイズを酒樽に近づけることは出来ますが、湾曲した酒樽の形状にぴったり合わせた加工は難しいです。素材の硬さゆえ、どうしても角ばった形状になってしまうからです。

ですがクーリングシートであれば、素材の柔らかさを活かし、酒樽の形状にぴったり合う保冷カバーに加工することも出来ます。それ以外にも、冷蔵・冷凍トラックの冷気を遮断するカーテンなど用途に応じて幅広く対応できることがクーリングシートの強みでもあります。

4.まとめ

以上、クーリングシートの素材詳細から用途、事例までを紹介してきました。繰り返しになりますが、クーリングシートの強みは

  • 使い勝手の良さ
  • 対応の柔軟さ

具体的な使用目的としては

  • 保冷品の温度上昇を抑える
  • 既存の保冷資材と組合わせて保冷効果を高める
  • 保冷したい物の形状に合わせたオーダー品を作る

などがあります。

逆に業務用保冷バッグ(ボックス)と比べたときの弱みは

  • 厳密な温度管理が難しい
  • 保冷品を入れたままの持運びに不向き

ということがあげられます。

このブログをご覧になってクーリングシートの良さが分かっても、業務用保冷ボックスとどっちを採用すればいいか決断するのは難しいかと思います。そんな時にまず考えて頂きたいポイントは

  1. 外気温
  2. クーリングシート内で維持したい温度
  3. 温度を維持する時間
  4. 必要となるスペース(~リットル等)

の4点です。こちらを押さえたうえで、あなたの望む理想の保冷輸送を考えてみてください。

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Wed, 22 Nov 2017 14:19:09 +0900
<![CDATA[どの保冷バッグを買えばいいか迷った時に役立つポイント5選]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2017/11/20/48 業務で使用する保冷バックを購入しようと検討している中で、最も悩ましいのがどの保冷バックを買えばいいのか?ではないでしょうか。

一生、同じ保冷バッグを使用しないにしても、5年から10年くらいは同じバッグを使用するのが一般的ですので、慎重に購入したいものです。

現在、インターネットの発展により、オンラインショップでの購入が容易となりました。その一方、「思っていた商品と違った」「使い勝手が思ったよりも悪かった」という事で、業務効率が落ちてしまい最悪、再購入をせざるを得なかったということもよく聞く話です。

ただ、このような初歩的なミスは、ポイントを押さえておくことで防止できます。

この記事では、新しく保冷バッグの購入を検討している方向けに役立つポイントを5つに厳選し、ご紹介していきます。

1.ポイント①保冷バッグの使用目的を明確にする

ゴール(目的)

さて、ここでご質問です。

「保冷バッグの使用目的はなんでしょうか?」

とてもふわっとした質問になりますが、購入ミスをされる方の多くは、この目的という部分が明確になっていないことが大半です。

使用目的によっても全く購入すべきものは違います。そして、技術の発展により、さらに最新の保冷ボックスが登場しているかもしれません。

まずは、以下の質問項目を明確にしておきましょう。

  • 使用目的は何か
  • 保冷バッグの購入でどんな効果を期待したいか
  • 購入するにあたりどんなリスクがあるか

以上、3つの項目は絶対に確認をしておきましょう。

2.ポイント②機能は適当か

使用目的が明確になったところで、次は機能面のチェックになります。

製品によっても全く機能性も違いますのでしっかりとした確認が必要です。

まずは、保冷なのか、冷凍なのかでしょうか。

近年は、物流の仕組みが大きく変わりました。従来では、車で配送していたものでも、保冷バックを背負ってバイクや自転車で運べる光景を多く目にするようになりました。

ですので、自社の配送構造を確実に理解しておく必要があります。

例えば、近場のエリアでスピーディーに配送することが目的にもかかわらず、保冷持続期間が24時間あってもあまり意味をなしません。

お伝えしたいのは、自社の配送スキームと購入を検討している保冷バッグの機能性が適当かどうかです。

機能の違いによっても、購入金額は大きく変わってきますので、しっかりと確認しておきましょう。

3.ポイント③保冷バックは適切なサイズか

ことわざで大は小を兼ねると言いますが、保冷バッグを購入する際に必ずしもこの考え方がマッチするとは限りません。なぜなら、効率性の面も考慮しなければならないからです。大容量で多くのものを配送できるからといって、業務効率や質が下がってしまっては本末転倒です。そこで考えなければならないのは、効率性を落とさない適切な保冷バッグはどれかを選定することです。

以下のポイントで保冷サイズを考えてみましょう。

質問1:配送するのは男性か、それとも女性か

質問2:小回りの利く方が良いか

質問3:持ち運びが多いか

質問4:遠方へ配送か、それとも近場エリアでの配送か

仮に、上記の質問に答えたとします。

  1. 女性
  2. 小回りの利くタイプが良い
  3. 多い
  4. 近場エリア

こんな、回答になったとしましょう。

そうすると、ある程度、適切なサイズの保冷バッグが見えてくると思います。

この方のイメージだと、ヤクルトのお姉さんが持っているような保冷バックが想像できるのではないでしょうか。

それであれば、

  • 大きすぎない
  • 女性でも持ち運びができるような軽さ
  • ある程度の保冷機能がある

こんなところをポイントとしてチェックしておかなければならないでしょうか。

このように、保冷バックを購入する際は、使用用途や使う人のイメージをしながら、どのサイズが適切なのかを考えておきましょう。

4.ポイント④耐久性はしっかりとしているか

保冷バックを購入する際には、耐久性も確認しておかなければなりません。

配送の現場は思っている以上に過酷です。保冷バックの上げ下げや、開けたり閉めたりをする場面が多くなるでしょう。また、時にはどこかに強くぶつけてしまうこともあるかもしれません。そんな時にすぐ壊れてしまったでは元も子もありません。

もちろん、保冷バッグは消耗品なので劣化していく事はしょうがないことでしょう。ただ、ある程度の金額を出すのであれば、どのくらいの耐久性があるのかも確認しておくべきです。

保冷バッグの耐久性が記載していないものも多いので、一概に〇〇の期間保ちますとはお伝えはしにくいですが、お問い合わせをするなどして製品の耐久性を確認しておくことも重要です。

5.ポイント⑤購入元をしっかりと確認する

意外と盲点となっているのが、購入元の確認と記録です。

購入元の確認漏れや記録をしなかったことで、購入してから5年ほど経ったくらいに困るケースが出てきます。

よくある話は、保冷バックを追加発注をしようと思ったのはいいものの、保冷バッグを購入した担当者がすでに退社をしてしまって購入元の情報などがわからなくなってしまったということです。

もちろん、他社の製品を一から探すのであれば話は別ですが、マルチタスクが普通の社会ですから、できる限り効率的に保冷ボックスの購入へと行き着き、時間を短縮したいものです。

そんな際に、もともと使っていた製品の購入元などがわかっていれば、まずそこに新しい製品のヒアリングなどをしてから別の製品なども探せるのでとても効率的です。

ですので、購入する際にはしっかりと確認・記録をしてことが大切です。

6.まとめ

保冷バックの購入で迷った時に役立つポイントを5つ書いていきました。

とても当たり前のことですが、意外と盲点となっている点になりますので、しっかりと確認しておきましょう。


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Mon, 20 Nov 2017 17:57:46 +0900
<![CDATA[クールカーゴの購入・使用で確認しておくべき事とは]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2017/11/13/47 治験薬のような温度管理が厳しい製品の輸送には高性能な保冷容器は必須でしょう。

ただ、ドライアイスや蓄冷材を併用した保冷ボックスでは厳密な温度管理が難しかったりと多くの問題点を抱えてるケースも少なくありません。しっかりと保冷がされていなければ不良品としてお客さんからのクレーム、そして在庫損失となります。
配送業車へのクオリティーを求められる近年では、こういった課題をいかに解決できるかが今後のビジネス拡大、安定に繋がります。この記事では、電動式の高性能保冷容器を新しく購入を検討されている方向けにチェックしておいてほしい点をご紹介していきます。

1 クールカーゴの仕組み
2 クールカーゴの効果とは
2-1 クールカーゴの性能(予冷)
2-2 クールカーゴの使い方
3 クールカーゴの種類
冷凍(-20℃)タイプ
冷蔵(3℃)タイプ
ブラッド(4℃と22℃の切り替え)タイプ
4 クールカーゴの使用上の注意点
4-1 使用するときの外気温温度は5℃~45℃
4-2 ボックスが満載になるまで荷物を入れない
4-3 空輸便や船便では使用できない
5 クールカーゴを購入する際に確認する点とは
  自社の物流オペレーションの確認
6 まとめ

1 クールカーゴの仕組み

クールカーゴとは、FPSCと断熱ボックスを組み合わせた電動式の高性能保冷容器です。

FPSC(フリーピストンスターリングクーラー)とは、従来のコンプレッサー式とは異なり、小型のリニアモーターで2基のピストンを動かし、充填されたヘリウムの圧縮/膨張を繰り返して冷却するシステムです。

FPSCはコンプレッサーと比較すると、冷却能力で劣ります。冷却能力は劣りますが、省エネ且つ一定温度をキープする精度に長けています。クールカーゴの消費電力は最大で80ワットです。

クールカーゴのボックス庫内が冷やされる仕組みをご説明します。先ず、下の写真にあり冷却部が冷やされます。冷えた冷却部に風を当てることにより、冷気をボックス庫内に循環させます。冷えた空気は排出口から出て、吸引口から吸われます。

また、FPSCは装備重量が軽く、コンプレッサー式より広範囲で高精度のインバーター制御で駆動するため、優れた温度制御が可能です。冷媒には人体に無害で地球温暖化をもたらさないヘリウムを使用しています。

クールカーゴに搭載されたPFSC(TB-40)は、オランダのグローバル・クーリング・BV株式会社とのライセンス契約に基づき、ツインバード工業株式会社が開発・製造したものです。

2 クールカーゴの効果とは

クールカーゴは、冷えた状態のものを冷えたまま維持することに強みをもった製品です。製品の種類にもよりますが、庫内温度が設定温度に落ち着くと、電源を確保している限りは半永久的に温度を一定に保ちます。

2-1 クールカーゴの性能(予冷)

クールカーゴの予冷は非常に重要です。
なぜなら、クールカーゴの庫内温度を下げるには時間を要するからです。

  1. 冷蔵タイプですと、100Lサイズを35℃から3℃まで下げるには約1.5時間要します。
  2. 冷凍タイプですと、100Lサイズを35℃から‐20℃まで下げるには約3.5時間要します。

コールドチェーン物流では、途切れることのない温度管理の実現を目指します。一時保管、輸送の両方でコールドチェーンを担うにはクールカーゴの予冷は大切です。


2-2 クールカーゴの使い方

クールカーゴを使用するには、電源を確保する必要があります。電源の取り方は、大きく3種類あります。

  1. 1つ目は、AC電源です。家庭用のコンセントから電源を確保することが可能です。ACアダプターがオプションで備わっていますので、100~240ボルトに対応しています。予冷するためや、一時保管するときにAC電源を使用するケースが多いです。
  2. 2つ目は、DC電源です。車のシガーソケットから電源を確保することが可能です。原則DC12ボルトですので、トラック等の24ボルトで使用するときにはコンバーターが必要です。
  3. 3つ目は、バッテリーです。クールカーゴとバッテリーを接続するコネクターを使用すれば12ボルトのバッテリーで稼動します。特殊な使用方法ですが、ソーラーパネルとの併用も可能です。


3 クールカーゴの種類

冷凍(-20℃)タイプ

冷凍タイプはサイズは1種類となります。

冷蔵(3℃)タイプ

冷蔵タイプは3種類となります。200Lタイプは天面が開くタイプ(TC200N)と前面が開くタイプ(TC-200NS)があります。

ブラッド(4℃と22℃の切り替え)タイプ

【サイズ】冷蔵(3℃)タイプと同じです。 70L 100L 200L(200Lタイプは天面と前面タイプの2種類)

ブラッドタイプは血液輸送向けに開発された商品です。他のタイプと異なり、スイッチで温度を切り替えることが出来ます。

4 クールカーゴの使用上の注意点

4-1 使用するときの外気温温度は5℃~45℃

クールカーゴは消費電力が少なく、温度を一定に保つ能力に優れていますが、冷却パワーはコンプレッサーに劣ります。ボックス容量が大きくなればなるほど、冷却パワーを必要とします。

4-2 ボックスが満載になるまで荷物を入れない

クールカーゴの仕組みで少しご説明しましたが、クールカーゴのボックス庫内は冷気が循環することにより冷やされます。排出口から出た冷気が吸引口に吸われる仕組みです。荷物を満載に入れてしまうと、冷気が循環しなくなり、ボックス庫内全体が冷えなくなってしまいす。

4-3 空輸便や船便では使用できない

クールカーゴを使用する際には電源を確保する必要があります。一般貨物の空輸便では電源を使用できません。また。船便でも電源の確保が困難な上に、赤道直下を通過するときの外気温に対応できません。

5 クールカーゴを購入する際に確認する点とは

これまでご紹介してきたようにクールカーゴと言っても様々ありますので、購入する際にはどのタイプが自社の業務に最適なのかを判断する必要があります。

もし、自社業務に適していないクールカーゴを購入してしまうと作業効率を下げてしまう事態になり兼ねませんのでしっかりとこの章で確認しておきましょう。

自社の物流オペレーションの確認

御社のオペレーションにクールカーゴが適しているかの確認が必要になります。クールカーゴは温度を一定に保つという長所があり、電源を確保する必要があります。御社でお使いの車から輸送中に電源を確保できるかを確認する必要があります。

 ・配送量

 ・どんな製品を配送するのか

 ・配送環境

例:治験薬を配送する会社さんの場合

A社は配送センターから配送先を5ヵ所まわるオペレーションを行っています。配送センターからは常温車(VANタイプで運転席のシガーソケットからコードで電源を確保することが可能)で1日(8時間)かけて配送を行う。夏場はクーラーをかけるので、車内の温度は30~35℃程度と推測される。治験薬はダンボール梱包されており、荷物量は最大で90L程度。治験薬は2~8℃での温度管理が必要で、過去に蓄冷材で運用していたが過冷却や結露の課題があった。

 ・配送量・・・ダンボール梱包されたボックスで90L程度

 ・輸送商品・・・治験薬(2~8℃で管理する必要あり)

 ・配送環境・・・VANタイプ(シガーソケットからの電源確保が可能、夏場は車内にクーラーをかけるので車内温度は30~35℃程度)

A社の場合ですと、クールカーゴ200NSタイプが適していると考えられます。VAN後方部を開けてクールカーゴの中の荷物(治験薬)を取り出す場合、天面開放タイプの200Nより側面開放タイプの200NSの方がスムーズに作業が出来ると考えるからです。内容量が最大で90Lですので100Nでも荷物は収まりますが、クールカーゴを満載にすると冷却効果が薄れてしまいます。

以上の例のように、自社の物流オペレーションを把握し、3点(配送量・輸送商品・配送環境)を購入する前に明確にしておくと、誤った商品を購入してしまうことも防止できるでしょう。

6 まとめ

これまでクールカーゴについてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まずは、クールカーゴを購入する前に

  • 配送荷姿、配送量
  • 輸送する商品情報 
  • 予冷設備、配送中の電源、外気温を含めた物流オペレーション

以上の3点を確実にした上で購入するようにしていきましょう。

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Mon, 13 Nov 2017 15:53:10 +0900
<![CDATA[飼料用米の保管手段の低コスト化研究報告|太陽工業 公式]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/dcms_media/other/shiryouyoumai_presentation.pdf?utm_source=logistics&utm_medium=shiryouyoumai_presentation&utm_campaign=shiryouyoumai_presentation_PDF_blog_top >研究報告資料へ進む]]> Wed, 01 Nov 2017 15:05:15 +0900 <![CDATA[真空断熱材を使用した高性能保冷ボックス(バッグ)による配送コストダウン]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2017/10/30/17 冷蔵品・冷凍品を取り扱う3PL事業者さまの配送コストを低減するため、
高性能保冷ボックス(バッグ)を開発しました。

VIP 製品写真.png


高性能保冷ボックス(バッグ)を支えているのが、
真空断熱材(VIP:Vacuum Insulation Panel)と呼ばれる断熱材です。
*VIPは省エネを謳い文句にしている冷凍庫の断熱材として採用されています。

VIP 概略写真.png  VIP 構造 イラスト.png

VIPは断熱性能において最も優れている断熱素材の一つですが、価格とVIP保護対策が課題でした。
*突き刺し等による外部からのダメージにより、VIPに穴が開くと断熱性能が落ちるためです。

旧式の構造は一体型ではなく、サンドイッチ方式を採用していました。

VIP 旧式構造写真.png

弊社では、コスト競争力のあるVIP断熱材の仕入れ先を開拓しました。
*発砲ウレタン材とVIPの一体成型品を製造しているメーカーさんと直接取引を行っております。

弊社で採用している高性能保冷ボックス(バッグ)には、PUVIPと呼ばれる
発砲ウレタン材とVIPの一体成型パネルが断熱素材として使われています。

真空断熱材の保護材や保護方法に関する課題については、
発砲ウレタン材でVIPを完全被覆する方法を開発しました。

被覆方法の開発.png

一般的な保冷ボックス(バッグ)には、XPSやEPSのような
建材としても使われる断熱材を使用することが一般的です。

断熱性能の高い保冷ボックス(バッグ)採用による物流コスト低減には、3つの方法があると考えております。

1つ目は、冷媒量削減による物流コストの低減です。

そもそも保冷ボックス(バッグ)自体には温度を冷やす能力はありませんので、
冷媒と呼ばれる蓄冷材やドライアイスと併用で保冷ボックス(バッグ)を運用します。

保冷ボックス(バッグ)は一度購入すると数年は使用できる優れものですが、
蓄冷材の一部はサイクルの早い消耗品です。

長期的な視点で考えたとき、冷媒量の削減はトータル物流コスト削減に大きく影響します。

2つ目は、トラックに対するボックス積載効率アップによる物流コストの低減です。

同じ内容積の保冷ボックス(バッグ)を制作する場合、断熱性能の高い断熱材を用いると、
断熱性の低い断熱材を用いた場合に比べて保冷ボックス(バッグ)のパネルを薄くすることが可能になります。


断熱材 厚み 比較.png

外寸を小さくすることにより、トラックへのボックス積載効率アップが期待されます。

積載効率アップは、トラックの台数削減につながる可能性があります。

3つめは、ボックスに対する商品積載率をアップし物流コストを削減する方法です。

 保冷ボックス(バッグ)の外寸を固定した場合、断熱パネルを薄くすることにより内容積がアップします。

 同じ外寸の保冷ボックス(バッグ)に、より多くの商品を積載することは
保冷ボックス(バッグ)の必要量を低減することにも繋がります。

カタログ請求・問い合わせはコチラから。


PUVIP 比較表.png


断熱性能の高い保冷ボックス(バッグ)を採用し、
物流コストの低減を検討してみてはいかがでしょうか。


高性能保冷ボックス(バッグ)に興味がある方はコチラからご連絡下さい。


太陽工業 連絡先.png

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Mon, 30 Oct 2017 15:34:01 +0900
<![CDATA[蓄冷材の購入・使用で確認しておくべき事とは]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2017/10/16/44 要冷品を保冷ボックス(バッグ)で運搬する場合、蓄冷材は必須でしょう。ただ、蓄冷材は正しい使用方法で使わないと蓄冷材本来の保冷性能を発揮できません。
製品がしっかりと保冷されていなければ不良品としてお客さんからのクレーム、そして在庫損失となります。
配送業車へのクオリティーを求められる近年では、こういったミスや問題をいかに削減できるかが今後のビジネス拡大、安定に繋がります。
この記事では、蓄冷材の購入を検討されている方向けにチェックしておいてほしい点をご紹介していきます。

1 蓄冷材の仕組み
2 蓄冷材の効果とは
 2-1蓄冷材の使い方(予冷)
 2-2蓄冷材の使い方(設置場所)
3 蓄冷材の種類
4 保冷カバーを購入する際に確認する点とは
 4-1 保冷機能は水準を満たしているか
 4-2 蓄冷材を予冷するための設備
5 まとめ

1 蓄冷材の仕組み

長い時間保冷できる蓄冷材の仕組みについて、少し触れておこうと思います。各社によって使用している化学物質が異なる場合がありますが、基本的には、水に化学物質を混ぜたものをプラスチック容器に充填したものが一般的です。

水だけだと、融点は0℃ですが、化学物質を混ぜることで融点を変化させます。融点とは、個体が液体になる温度です。

小学校のとき理科の実験で、塩水をドライアイスで冷やしていくと温度が0℃になっても凍らなかったと思います。あれは塩水(塩化ナトリウム)を混ぜることで融点が0℃以下になったからです。

塩分濃度を強めれば強めるほど、融点は下がっていきます。蓄冷材でも同じように、化学物質の種類と濃度を調整して、様々な温度帯の蓄冷材を開発しているのです。調整された融点で一定時間、蓄冷材の温度が保たれます。熱エネルギーが蓄えられているとお考えください。

蓄冷材の熱エネルギーが失われるまで融点付近で温度を保ちます。蓄冷材を冷凍庫のような環境で保管すると、蓄冷材は熱エネルギーをため込みます。蓄冷材が蓄えることのできる熱エネルギー量には当然限界値があります。蓄冷材を冷気タンクと考えるとイメージしやすいと思います。

水と化学物質を混ぜるときに不純物が混入したり、汚い水を使用してしますとカビ発生の原因に繋がります。

また、蓄冷材の類似製品で、蓄熱材もあります。蓄熱材は融点が20℃とか40℃に調整されています。融点が異なるだけで、仕組みは蓄冷材と同じです。

2 蓄冷材の効果とは

蓄冷材の性能を簡略化して説明します。蓄冷材から出る冷気により、蓄冷材のまわりの空気が冷やされます。蓄冷材から遠い場所より、近い場所の方が冷やされやすいです。0℃蓄冷材を使用するケースですと、蓄冷材の周りの空気の温度は2℃ぐらいで推移します。

基本的に冷気は下の方向に向かい、また遠ざかる方向によっても冷え方は異なります。

保冷ボックス(バッグ)のポテンシャルを最大限活かすためには⁈

保冷ボックス(バッグ)と蓄冷材を併用する場合は、蓄冷材を上側にセットすることにより、効率よく保冷ボックス(バッグ)内を冷やすことができるのです。

ー18℃蓄冷材の場合は、冷やしたい商品と冷凍蓄冷材を密着させる方が商品温度の維持することができます。冷凍品は温度を冷やし過ぎても問題ないケースが多いので、商品に密着させる、もしくは商品を冷凍蓄冷材で囲むことをお勧めします。



2-1蓄冷材の使い方(予冷)

蓄冷材の予冷は非常に重要です。

なぜなら、正しい予冷を怠ると蓄冷材の保冷性能を発揮することが出来ないからです。冷蔵蓄冷材(0℃、500g)と冷凍蓄冷材(-18℃、500g)を例に説明していきます。

  1. 冷蔵蓄冷材(0℃、500g)の場合は、-15℃環境下で15時間以上は予冷してください。
  2. 冷凍蓄冷材(-18℃、1000g)の場合は、-30℃環境下で48時間以上は予冷してください。

オペレーションに適した蓄冷材を選定したとしても、蓄冷材を正しく予冷使しなければ蓄冷材本来の効果が発揮できません。


2-2蓄冷材の使い方(設置場所)

また、蓄冷材の設置場所も大変重要です。

なぜなら、蓄冷材の設置場所をかえるだけで保冷効果がずいぶんと変わるからです。先ず知っていただきたいことは、冷気は下の方に落ちていくということです。冷気が下に落ちていくので蓄冷材を天面に設置することは効果的です。

冷凍蓄冷材(ー18℃)の場合は、商品に直接くっつけるように商品上部に直に設置するのが最も効果的です。ただし、冷蔵蓄冷材では注意が必要です。冷蔵品の野菜等は、0℃の蓄冷材に長時間触れていると火傷を引き起こす恐れがあります。

商品の特性を理解しながら、最も効果邸な蓄冷材の設置場所を選択しましょう。


3 蓄冷材の種類

蓄冷材の種類といっても一概に言えませんが、温度帯とサイズによって様々な種類の蓄冷材があります。また、業者によってはオーダーメイドの蓄冷材を取り扱っていますので、業務に最適な蓄冷材をお使いされることオススメします。規定の温度帯・サイズであれば以下のタイプがございます。

1000gの蓄冷材を用意する際、1000gタイプを1枚、もしくは500gタイプを2枚を準備することになります。1000gタイプを1枚か?それとも500gタイプを2枚か?選択に悩まれると思います。


必要量の蓄冷材を準備する場合、蓄冷材枚数を少なくするほど、蓄冷材1枚のサイズは大きくなります。蓄冷材のサイズが大きいほど長持ちします。逆に、小さいサイズの蓄冷材を多く使うと即効性が高くなります。500gタイプと1000gタイプの特徴を理解した上で蓄冷材を選択することをおススメします。


大きいサイズの蓄冷材

【特徴】

   長持ちしやすい

小さいサイズの蓄冷材

【特徴】

   即効性がある

【蓄冷材の種類】*以下は代表的な蓄冷材タイプ

  • 500g、0℃
  • 500g、-16℃
  • 500g、-25℃

蓄冷材製品仕様

  • 1000g、0℃
  • 1000g、-25℃

蓄冷材冷凍タイプ仕様

4 保冷カバーを購入する際に確認する点とは

これまでご紹介してきたように蓄冷材と言っても様々ありますので、購入する際にはどのタイプが自社の業務に最適なのかを判断する必要があります。

もし、自社業務に適していない蓄冷材を購入してしまうと作業効率を下げてしまう事態になり兼ねませんのでしっかりとこの章で確認しておきましょう。

4-1 保冷機能は水準を満たしているか

自社の品質基準を満たす保冷機能がなければ意味がありません。そう言った意味でも購入を検討されている蓄冷材と保冷ボックス(バッグ)の組み合わせでどんな保冷機能があるのかの確認は欠かせません。

自社の業務内容からボックスと必要蓄冷材量を計算することができます。

  •  配送時間
  •  配送量
  •  どんな製品を配送するのか
  •  配送環境

以上の4点を購入する前に明確にしておくと、誤った商品を購入してしまうことも防止できるでしょう。

4-2 蓄冷材を予冷するための設備

蓄冷材を予冷するための設備の確認をしましょう。蓄冷材を使用するには、蓄冷材を予冷して凍結させるための設備が不可欠です。

保冷ボックス(バッグ)の設計を行い、必要蓄冷材量を計算したあと、実務では予冷作業が発生します。自社で冷凍倉庫をお持ちの場合は、大きな問題はありません。新たに冷蔵・冷凍物流を行う場合のコスト試算では、予冷設備の費用を把握することも大切です。

急速凍結庫といわれる設備購入費に加え、月々の電気代も発生します。

5 まとめ

これまで保冷ボックス(バッグ)と併用して使われる蓄冷材についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

まずは、蓄冷材を購入する前に

  • 必要蓄冷材量を求めるための使用環境情報
  • 輸送する商品情報 
  • 予冷設備の有無

以上の3点を確実にした上で購入するようにしていきましょう。

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Mon, 16 Oct 2017 10:14:38 +0900
<![CDATA[2017年度グッドデザイン賞を受賞]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2017/10/06/43 ~構造の魅力を評価「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」~

2017年10月6日

<参考資料>


太陽工業株式会社

 大型膜面構造物(テント構造物)メーカーの太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)は、この度、建築主としてプロジェクトに参画した「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」が2017年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

 「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」は、誰もがスポーツやアートが楽しめるコミュニティ空間の提供を目指して、2016年12月10日にオープンした施設です。
 新素材として注目が高まる高機能フッ素樹脂膜材「ETFEフィルム」を日本ではじめて大規模に採用すると共に、ユニット化した国産カラマツ集成材でアーチ形状を構成し、仮設・簡易建築での木造の普及促進につながる建築システムを実現しました。
 太陽工業は、当施設の建築事業主としてプロジェクトに参画、「ETFEフィルム」をいち早く導入する事で、ガラスのような透明感とフィルム特有の軽量性や柔軟性を通じて、安全かつ開放的な空間をアスリートに提供しており、今回のグッドデザイン賞は、当施設がもたらす構造的な魅力が高く評価された証しといえます。

 「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」へのグッドデザイン賞は、当社の他、東京建物株式会社、東京ガス用地開発株式会社、有限会社E.P.A環境変換装置建築研究所の計4社による共同受賞となります。
 太陽工業株式会社では、今回の受賞を弾みに日本国内における「ETFEフィルム」の更なる普及を実現し、開放感と安全性を兼ね備えた快適空間を社会にお届けしたい考えです。

 

【補足情報】
審査員の評価コメント
施設概要
施設写真

【審査員の評価コメント】 

 直線のランニングコースというこれ以上ないシンプルな用途ながら、一目で印象付け、高揚感す ら同時に呼び起こす「構造体」。 構造という機能が、印象の機能を持ち合わせたとき、価値という 置き所が重層的に立ち現れる。これっぽっちも走ることに興味のない筆者が、構造の力によって「走 ってみたい」と思わせるのは、並の力ではない。 屋根という建築が、人の行動を誘っている。
※公益財団法人日本デザイン振興会の発票資料より

【施設概要】

所在地/東京都江東区豊洲6丁目4-2
敷地面積/4845.69 ㎡ 建築面積/1,746.32 ㎡ 構造/鉄筋コンクリート造一部鉄骨造/屋根下地木造 ネーミングライツ/東京建物株式会社 建築主/太陽工業株式会社 建築設計/有限会社E.P.A 環境変換装置建築研究所 構造設計/株式会社KAP 施工/中央建設株式会社 公式ホームページ/http://running-stadium.tokyo

【施設写真】

 
 

 

この件に関するお問い合わせ先

 

太陽工業株式会社
広報担当:上田 電話:06-6306-3033

 

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>>>「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」完成時のリリース

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Fri, 06 Oct 2017 19:47:01 +0900
<![CDATA[業務用保冷ボックス(バッグ)の改善事例|コスト削減・保冷性能アップ・品質(安心・安全)]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/2017/10/06/42 仕様が多岐にわたる業務用保冷ボックス(バッグ)選びの際、自分の目的に合致した保冷ボックス(バッグ)の改善事例を知る情報元はあまり見つからないのではないでしょうか?
私自身ネットで保冷ボックス(バッグ)の改善事例を検索してみても、具体的なイメージが掴めるほどの改善事例を記載しているページは見当たらないように思います。

この記事では業務用保冷ボックス(バッグ)の購入を検討している方向けに、多種多様な仕様に紐付いた保冷ボックス(バッグ)の改善事例をご説明していきます。

具体的な話になりますが、保冷ボックス(バッグ)の保冷性能をアップさせることで寒剤や車両数の削減に繋げることが出来ます。また、オペレーション全体を把握することで保冷ボックス(バッグ)導入による物流トータルコスト削減が可能になるケースもあります。
弊社は保冷ボックス(バッグ)メーカーのプロとして、使用環境・用途のヒアリングをもとに最適なボックス(バッグ)仕様を設計し、輸送品質アップ・コストダウンに寄与するべく、お客様のお困りごと解決のお手伝いさせて頂ければ幸いです。

>業務用保冷バックの製品詳細はこちら

1.保冷ボックス(バッグ)の改善事例の生みの親“お困りごと”

私たちは、保冷ボックス(バッグ)に関するお困りごとに対して、お客様と一緒に改善策を探してきました。その解決策が改善事例です。現状が分からないと何が問題なのかが分かりませんので、先ずは現状と理想のギャップを分析していきます。そして、分析をした上で仮説を持ちながらいくつかの問題点を抽出して、検証を行っていきます。

仮に、その仮説が外れていれば、他に挙げた仮説を検証していき、最終的にどこに本質的な問題点が発見できれば策は打てやすくなります。

問題解決する際に、一番大切な作業だといえます。正しい問題把握が出来ているからこそ、正しい悩みが出てきます。

改善事例を紹介する前に、今まで弊社が直面してきたお客様のお困りごと”を紹介していきます。


1-1保冷ボックス(バッグ)にかかわる費用が高い

保冷ボックス(バッグ)の悩み事としては、王道といえるでしょう。業務用資材は性能が担保されているのであれば、安価なものが求められます。ここで一点注意して頂きたいことがあります。

それは、「何と比較して費用が高いのか?」ということです。

例えば、次のようなことが考えられます。保冷ボックス(バッグ)の購入費用が他社製品と比較して高い、保冷ボックス(バッグ)と併用して使用する寒剤(蓄冷材やドライアイス)の費用が高い、保冷ボックス(バッグ)を含めた物流オペレーションの費用が高いなどが挙げられます。

1-2保冷ボックス(バッグ)でもっと長く保冷したい

保冷ボックス(バッグ)で「もっと長い時間く保冷できないものか?」という保冷性能に関する要望は、非常に多くの方が抱える悩みです。

保冷ボックス(バッグ)の改善事例の一つに、保冷性能アップがあります。断熱素材を変更したり、蓄冷材の設置位置を変えたり、保冷ボックス(バッグ)庫内の無駄な空気を冷やさない構造にしたり、色々なノウハウがあります。


1-3使用中の業務用保冷バックは本当にオペレーションに準じた保冷性能が備わっているのか?

業務用保冷バックを使用されている会社の現場から「どうも業務用保冷バックで温度管理がうまく出来ていない」という声を聞くことがあります。このような場合は、過酷な環境で利用される物流資材というのは経年劣化が理由として考えられます。また、当初の業務用保冷バックの設計や業務用保冷バック選びが間違っていることも想定されます。

現状を把握するためにも、試験室でのデータ取りというのは非常に有効な手段となります。研究所での試験データを、業務用保冷バック設計に活用するケースもよくあります。


2.コスト削減にまつわる保冷ボックス(バッグ)の改善事例

導入部分が長くなってしまいましたが、保冷ボックス(バッグ)の改善においては、現状把握やお困りごとの確認というのは重要な位置づけにあることを理解して頂けたと思います。


2-1保冷ボックス(バッグ)の仕様変更による改善事例

改善事例① 保冷性を最適化したケース

現状使用している保冷ボックス(バッグ)の購入価格が高いケースで、保冷ボックス(バッグ)の仕様変更による改善事例をご紹介致します。食品卸業界のあるお客さんから保冷ボックス(バッグ)の見積もり依頼がきました。お客さんからの要望は、「今使っている保冷ボックス(バッグ)の見積もりがほしい」ということでした。弊社の営業が、お客さんの使用方法をヒアリングしたところ、お客さんの使用してた保冷ボックス(バッグ)は必要以上の保冷性能を有していることが判明しました。保冷ボックス(バッグ)に使われる断熱材の厚みを最適化することで、保冷ボックス(バッグ)の購入価格を抑えることに成功した事例です。


改善事例② 業務用保冷バックをワンランク上のものに仕様変更したケース

お客さんで使用している業務用保冷バックの保冷性能が必要基準を満たしていないケースです。業務用保冷バックの保冷性能が十分でないと、内容物の温度管理が出来ず、不良品率を増やすことに繋がります。不用品率が増えると、せっかく運んだ商品が商品価値を失います。結果として、コストが増えます。お客さんの使用環境をヒアリングし、適した業務用保冷バックを導入することにより、一時的な業務用保冷バックの購入費用はあがりますが、不良品率が下がったことにより、全体のコスト削減を実現した改善事例です。


2-2寒剤費用の削減による改善事例

蓄冷材やドライアイスといった寒剤のコストダウンも保冷ボックス(バッグ)の改善事例として挙げられます。保冷ボックス(バッグ)の利用の際には、保冷ボックス(バッグ)のイニシャルコストだけではなく、蓄冷材やドライアイスのランニングコストも考慮する必要があります。基本的に保冷ボックス(バッグ)の保冷性能をよくするには高性能断熱材を使用する必要があります。もちろん、高性能断熱材はコスト高となります。

ハンドリング(扱い方や使用頻度)にもよりますが、6年程度の長期間、保冷ボックス(バッグ)は利用されます。6年間で使用される蓄冷材(凍結させるための電気代にも注意)やドライアイスの費用は、保冷ボックス(バッグ)の購入費用より大きなコストになる可能性があります。


事例)

A社は宅配向け事業で保冷ボックス(バッグ)を使用しています。年間のドライアイス使用量は数億円にも上ります。保冷ボックス(バッグ)の保冷性能を上げることにより、年間のドライアイス費用を数千万単位で減らすことに成功しました。高性能化した保冷ボックス(バッグ)の購入費用と、高性能化に伴うドライアイス削減費用を比較しました。保冷ボックス(バッグ)の費用対効果が明確に分かったため、保冷ボックス(バッグ)の高性能化を納得して頂きました。お客さんの使用環境をヒアリングし、適した保冷ボックス(バッグ)を導入することにより、一時的な保冷ボックス(バッグ)の購入費用はあがりますが、使用する寒剤の費用が下がったことにより、全体のコスト削減を実現する改善事例です。


2-3トラック台数削減による改善事例

保冷ボックス(バッグ)の導入によるトラック台数削減のコストダウンも保冷ボックス(バッグ)の改善事例としてご紹介します。保冷ボックス(バッグ)を利用することにより、常温車両で要冷品を輸送することが可能になります。

B社では、同じ目的地に冷蔵品と常温品の温度帯の異なる商品を運ぶ業務があります。冷蔵品を運ぶためにわざわざ冷蔵車を使用していました。そこで保冷ボックス(バッグ)の導入を採用することにより、冷蔵車の使用をせずに常温車に冷蔵品と常温品を混載するオペレーションに切り替えられました。使用トラック数の削減により、物流コスト削減に成功した事例があります。

B社では常温品に冷蔵品のパターンでしたが、冷蔵車に常温品のパターンも可能です。保冷ボックス(バッグ)は断熱機能があるので、外気の方が低い場合は外気からの冷気の侵入を抑えるからです。厳密には熱エネルギーは高い方から低い方に移動します。使用環境をヒアリングし、保冷ボックス(バッグ)を導入することにより、一時的な保冷ボックス(バッグ)の購入費用はあがりますが、使用するトラック台数削減により、全体のコスト削減を実現する改善事例です。

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3.長時間保冷を実現した保冷ボックス(バッグ)の改善事例

一般的な保冷ボックス(バッグ)では、数時間程度を保冷するのが限界です。この記事でもお伝えしてきたように、高性能断熱材を用いることで、超長時間保冷の実現が可能になります。また、同じ保冷ボックス(バッグ)でも仕様に工夫を施すことにより保冷性能をアップすることが可能です。ここでは保冷ボックス(バッグ)の長時間保冷を実現した改善事例をご紹介します。


3-1 超長時間保冷で海外宅配を実現

宅配と聞くと国内便をイメージしますが、クールEMSというサービスをご存知でしょうか?

日本国内から冷蔵品を海外へ送るサービスです。

数時間の保冷では十分ではないので、約3日間の保冷が求められます。「え?3日間も可能?」と驚かれるかもしれませんが、保冷ボックス(バッグ)による72時間保冷を実現しました。

一般的に使用される断熱材では保冷性能が不十分なので真空断熱材を使用していますました。保冷ボックス(バッグ)の保冷性能を改善するために蓄冷材の配置場所を変えたりと、試行錯誤の連続でした。この改善事例をベースに保冷ボックス(バッグ)による超長時間保冷を活用した新しい物流オペレーションによるサービスに貢献することができるようになったと自負しています。


3-2 落し蓋による長時間保冷を実現

保冷ボックス(バッグ)の改善事例として、ボックス(バッグ)のサイズを変更することなくボックス(バッグ)内部に蓋を設置することで保冷性能を向上させるケースがあります。保冷ボックス(バッグ)が常に満載になるとは限りません。

むしろ、少し大きめのボックス(バッグ)を設計することの方が多いと思います。大きな空間を冷やすより、小さな空間を冷やす方が簡単です。保冷ボックス(バッグ)に商品を投入し、商品のすぐ上に落し蓋(シート)を被せるだけで意図的に保冷する空間を小さくすることが出来ます。商品にもよりますが、落し蓋仕様により保冷性能をアップさせることが出来ます。


4.技術研究所の試験に裏付けられた安心・安全の改善事例

保冷ボックス(バッグ)の設計は熱学にそった計算式を利用しますが、計算式で導き出された数値はあくまでも計算上の数値です。

実際に実験を行うと、計算とは異なる結果が出ることは多々あります。弊社では、自社設備として技術研究所を所持しています。計算に加えて、技術研究所での試験結果に裏付けられた製品作りを行います。お客様も試験結果に裏付けされた安心・安全に関する改善には興味があるのではないでしょうか?


4-1 新規購入の際、試験室での実験データをもとに仕様を決める

新規で保冷ボックス(バッグ)の購入を検討されているお客さんとの打ち合わせで、試験室での実験データをもとに保冷ボックス(バッグ)の仕様を確定させることがあります。食品を扱うということは、品質の安全面と密接な繋がりがあります。計算値だけではなく、実験データを武器に安全・安心を謳うことは非常に理に適っています。もちろん、たたき台となる保冷ボックス(バッグ)の仕様は計算式をもとに設計します。


4-2 現在仕様しているボックス(バッグ)の保冷性能や生地強度を知り、買い替え時期を見極める

当社の技術研究所で試験できるのは、何も保冷性能だけではありません。シートや素材の物性強度試験にも対応することができます。物流資材として保冷ボックス(バッグ)を使用していくうちに、経年劣化を起こします。

例えば、ベルトが切れたり、段積み強度が落ちたりしていきます。外観からは分からなくても、保冷性能が著しく落ちている事例もあります。保冷ボックス(バッグ)の断熱パネルのひび割れは、保冷性能に大きな影響を与えます。保冷ボックス(バッグ)をどのタイミングで買い替えるか判断するために、試験設備で保冷性能や強度を測定し、問題がないかどうか見極めることができます。これも安心・安全に貢献する立派な改善事例となります。



5.まとめ

この記事では業務用の保冷ボックス(バッグ)購入を検討している方向けに、多種多様な仕様に紐付いた保冷ボックス(バッグ)の改善事例を説明してきました。

皆様が気になっている業務用保冷ボックス(バッグ)に関する、自分の目的に合致した保冷ボックス(バッグ)の改善事例はありましたでしょうか?この記事で書いたこと以外の事例もございますので、具体的な課題がございましたら、是非お問い合わせして頂ければと思います。

繰り返しになりますが、保冷ボックス(バッグ)の保冷性能をアップさせることによる寒剤や車両数の削減に繋げることが出来ますし、オペレーション全体を把握することで、保冷ボックス(バッグ)導入による物流トータルコスト削減が可能になるケースがあります。

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Fri, 06 Oct 2017 16:59:37 +0900