<![CDATA[MakMaxプラス]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/ Mon, 21 Sep 2020 09:00:09 +0900 Fri, 18 Sep 2020 09:58:21 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[オーストラリア最大のテーマパークに膜キャノピー完成]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/topics/a229 ~プール施設の中心に鮮やかなメッシュ膜構造~

 太陽工業のオーストラリア現地法人(MakMax Australia)はオーストラリア、ゴールドコーストの人気ウォーターパークに膜キャノピーを完成させました。今回キャノピーが施工された「ドリーム・ワールドは」、遊園地や動物園など複数の施設を融合したオーストラリア最大のテーマパークです。テーマパーク内のプール施設には数多くのアトラクションがあり、施設のスライダー用のタワー上にキャノピーが計画されました。

 クリスマスの繁忙期に合わせた非常に短納期での施工条件に対し、MakMax Australiaは吊り上げ前の鉄骨に予め膜キャノピーを取り付けるなどの工夫を凝らし、タワー上の高所作業の量を減らすことで短納期に応えることが出来ました。

完成したキャノピーはオレンジ色とレモン色の2色のメッシュ膜材を使用した構造です。オーストラリアの非常に厳しい陽射から来場者を守り、明るい色使いでプールエリアの中心に華やかな空間を演出しています。

 

MakMax Australiaについて

創立:2003年
社長:岩田祥裕
所在地:オーストラリア、ブリスベン

 

ドリーム・ワールドについて

施主:ドリーム・ワールド

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Fri, 18 Sep 2020 09:58:21 +0900
<![CDATA[【災害協定】防災関連製品で大規災害の早期復旧を支援]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/topics/a227 ~大阪市と災害協定締結~

 去る9月9日(水)、太陽工業と大阪市は大規模災害発生時に救援物資の一時保管庫や避難所など各種緊急用途で活躍する「防災テント」、「間仕切り」等を供給する協定を締結いたしました。

 正式名を「災害救助物資の供給等に関する協定書」(以下災害協定)とする太陽工業の新しい取り組みは、南海トラフ地震や近年全国で頻発している風水害への備えとして、締結したものです。有事の際には、要請に応じて緊急用エアーテントや大型テント、さらには避難所内で使用する間仕切りなどの物資を速やかに供給し、被災地の早期復旧を支援します。

 9月9日(水)に執り行われた協定締結式にて、大阪市危機管理監・蕨野様より「コロナ対策も含めて避難所の環境を整えることは非常に重要であると思っている。環境に直結する物資提供は非常にありがたく、住民の皆様の安全を守ることに寄与して頂きたい。」とのお言葉を頂戴しました。

 太陽工業株式会社は、17の自治体と災害協定を締結しており、今後も災害への備えを支援する事で、人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献していく所存です。

 防災製品について、詳しくは公式ホームページから。

 

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Mon, 14 Sep 2020 12:47:14 +0900
<![CDATA[ETFEフィルムの大型天窓を採用したラフタ・センター完成]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/topics/a228 ~欧州最大のタワーを誇るラフタ・タワーを含む「持続可能性」をテーマとした複合施設~

 太陽工業株式会社はドイツ現地法人のTaiyo Europe GmbHを通じて受注したラフタ・センターのETFEフィルム製の大型天窓を完成させました。

 今回、Taiyo Europe GmbHが受注したラフタ・センターはロシア、サンクトペテルブルクに計画された「持続可能性」を掲げる商業施設です。ラフタ・センターの中央を縦断するアトリウム上に設けられた天窓にETFEフィルム製のクッションが採用されました。

 高機能フッ素樹脂のETFEフィルムは非常に軽くて薄い素材ながら、20年以上の高い耐久性を備え、紫外線による白濁も少ないことが大きな特長となります。このフィルムを4層式のクッションに加工し、空気で膨らませることで構造の安定性を保っています。アトリウム上の天窓は全長300メートル、高さは最大で60メートルあり、屋根は双曲線放物面を描いています。

Taiyo Europe GmbHはETFEフィルム製クッションと鉄骨の設計、加工、施工を受注し、約4,090平米のETFEパネルを加工及び現場施工、2019年に完成させました。複雑な形状をした鉄骨構造、ロシアにおける冬季の現場施工など、非常に高難易度の技術を要する工事となりました。

 「持続可能性」をテーマとして掲げるラフタ・センターは、2018年12月24日にLEED*1プラチナ認証を受け、ETFEフィルム製天窓の提供する十分な自然光は認証取得に貢献しました。さらに、『高層ビル・都市居住協議会(CTBUH)』*2が主催するCTBUH Annual Awardsにて、本施設は「高層ビル400メートル以上」、「構造エンジニアリング」、「ファサードエンジニアリング」、「施工」、「地盤工学」、5つのカテゴリーにて優秀賞を受賞しました。

 ラフタ・センターは2021年にオープンを迎える予定です。

*1 非営利団体USGBC(U.S. Green Building Council)が開発し、GBCI(Green Business Certification Inc.)が運用を行う、建築や都市の環境の環境性能評価システム
*2 高層ビルの計画、設計、建設、運営に関する非営利団体

 

Taiyo Europe GmbHについて

創立:2004年
社長:Frank Höreth
所在地:ドイツ、ザウアーラハ

 

ラフタ・センターについて

施主:Renaissance Construction (ロシア)
設計:RMJM (ロシア)、Gorproject (ロシア)
構造:Maffeis Engineering (イタリア)
施工:Renaissance Construction (ロシア)

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Mon, 14 Sep 2020 10:05:14 +0900
<![CDATA[新方式「医療・お見舞い用」防護服を開発]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/news/a224 ~スーツ内を空気が通って快適!繰り返し利用にも対応~

2020年9月10日

太陽工業株式会社

 大型膜面構造物(テント構造物)などを扱う「膜や」の太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)は、この度、新鮮な空気を取り込み従来のスーツにはない快適性を備えた新方式の防護服、『メディコン』(特許出願中)を開発、新型コロナウイルスと闘う「医療従事者を護るスーツ」や、病院・福祉施設の「患者や入居者を見舞う来客者用スーツ」としての採用を目指し、試験導入など、実用化に向けた展開を開始いたしました。


 現在、実用化に向けて展開中の『メディコン』は、今年4月よりプロジェクトがスタートした全く新しい機能を備えた防護服です。 新型コロナウイルスの影響で社会が激変する中、人を護る「パーソナルスペース」が安心・安全をお届けできると確信、「社会を支えている医療従事者やそのご家族のお役に立ちたい」との念(おも)いから、医学専門家や医療現場の意見を反映しつつ、新型コロナウイルス対策の防護服として開発しました。

 全身を完全防備して行う新型コロナウイルスへの医療行為は、防護服一つにおいても、通気性が悪く熱もこもるため、暑さと息苦しさで過酷な環境下となってしまいます。

『メディコン』は、飛沫感染への対策を徹底しつつ、背中に装着したエアファン(抗菌シート内蔵)よりスーツ内に新鮮な空気を常に送り込み、着用時の快適性を確保します。 より安全かつスムーズに脱衣出来るよう設計し、医療従事者の負担低減も目指しました。 また、今回の高機能なスーツを長期にわたり医療の現場で継続利用できるよう、素材にはPVCコートの膜材を採用、使用後の洗浄・メンテナンス体制も準備し、繰り返し利用に対応する防護服を実現しています。

 さらに『メディコン』の開発では、医療従事者向けだけでなく、新型コロナウイルスの影響で各種病院や福祉施設への面会が長らく中止されている現状にも思料、患者や入居者の来客者のための「お見舞い用スーツ」にも取り組みました。 仕様は医療従事者向けのスーツ機能に加え、頭部の空気排出口にHEPAフィルターを装着、スーツ内のお見舞い客が万が一ウイルス陽性者の場合でも、ウイルスの飛沫核を院内・施設内に漏らさない事で二次感染を防ぎます。

 これにより、短時間でもお見舞い客と患者とが繋がり、例えば手術前に直接顔を合わせて「励まし」が出来るなど、両者にとって精神的なプラスになると期待しています。


 太陽工業株式会社は、『メディコン』の試験導入を、病院運営などの支援を行う企業の協力を得て実施。 今後は、効果の検証や、目的に合わせたバリュエーションの追加などを推進し「医療従事者やそのご家族のお役立ち」を目指します。
 また、「お見舞い用スーツ」に関しても、既に福祉施設での試験導入が決定しており、家族の誕生・看取りなど、人生の節目に立ち会える環境を検討する上で、一助になればと考えています。

 

今回、開発した「メディコン」の詳細情報は以下の通りです。

 
■開発製品名 メディコン
■開発の経緯 新型コロナウイルスの影響で社会が激変する中、人を護る「パーソナルスペース」が安心・安全をお届けできると確信、「社会を支えている医療従事者やそのご家族のお役に立ちたい」との念(おも)いから、新型コロナウイルスに対抗する防護服として、4月より開発がスタートしました。
■製品の特長
1:防護服でも涼しく快適
スーツ内に安全なエアーを送風、蒸し暑さから解放します。

2:脱着のしやすさを追求 
スムーズなファスナー操作で、使用後の脱衣を容易にします。


3:全身防護で安心を担保
全身をカバーすることで、飛沫感染のリスクを回避します。

4:防護服の再利用を実現
高機能スーツを継続運用するための仕様と仕組みを導入しています。
 ■種類・仕様
【メディコン1型】※飛沫感染リスク低減仕様
飛沫感染への対策を徹底しつつ、背中に装着したエアファン(抗菌シート内蔵)よりスーツ内に新鮮な空気を送り込み、着用時でも快適性を確保します。また、より安全かつスムーズに脱衣出来るよう設計しています。

【メディコン2型】※空気感染リスク低減仕様(お見舞い用スーツ)
1型の機能に加え、院内・施設内での二次感染を防ぐため、スーツの空気排出口にHEPAフィルターを装着、万が一、お見舞い客がウイルス陽性者の場合でも院内・施設内にウイルスの飛沫核を漏らさない仕様としました。
 

【メディコン1型(右)とメディコン2型(左)】

 
【メディコンに装着された脱着式のエアファン(写真はメディコン1型)】

【メディコン2型の背中と頭部のHEPAフィルター】
 



報道用写真はこちらよりダウンロード頂けます。

メディコン専用サイトはこちら

 

<この件に関するお問合わせ先>


コーポレートコミュニケーション(広報)担当:上田・高谷・西川 電話:06-6306-3033

 

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Thu, 10 Sep 2020 13:00:00 +0900
<![CDATA[土壌改良工事に必要なテント │ その種類と利用場面を正しく理解する]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/tentsouko/a223 汚染土壌の改良工事は、取り扱う汚染物質や実施する工法によって様々な設備が必要になります。 その中でも大型であり、かつ法律にも定められた必要設備が、土壌改良工事用テントです。

本記事では、汚染土壌の改良工事に利用できるテントの種類と利用場面を、ケースごとに分けてご紹介していきます。 どのようなテントが存在し、各種土壌改良工事の現場ではどのテントが適切であるのかを判断するために、本記事の内容を役立ててください。

 

【目次】

1 汚染土壌の改良工事とは
2 土壌改良工事の工法と、テントが必要なケース
2-1 ホットソイル工法
2-2 原位置バイオ工法
2-3 掘削除去工法
2-4 その他、テントが必要なケース
3 土壌改良工事用のテント・仮設屋根の紹介│太陽工業の豊富なラインナップ
3-1 飛散防止テント
3-2 有害物含有粉塵拡散防止テント
3-3 伸縮式テント
3-4 新型伸縮式仮設テント
3-5 固定式テント
4 まとめ

 

汚染土壌の改良工事とは

まず汚染土壌とは、重金属や有機溶剤、農薬、油など特定の有害物質が基準値を超えて含有される土壌(土)のことを指します。 ここでいう基準値とは人体や生物に悪影響を及ぼす程度を表しており、土壌を直接摂取したり、土壌から染み出した地下水等を飲用することで、健康や環境に害を与える危険性があります。

人為的なものも自然発生のものもあり、いずれもこの害への対策として、対象となる土壌については汚染土壌の改良工事を行うことがあります。

汚染土壌対策の基準や方法を定めるため、2003年に『土壌汚染対策法』という法律が制定されました(2010年に大幅改定あり)。 当該法は、土壌汚染の状況の把握や、土壌汚染による人の健康被害の防止を目的としていて、土壌汚染調査の義務が発生する土地の基準を明確にしたり、対象となる特定の有害物質や害をもたらす基準値が定められたりしているもので、この法律の内容に合わせて汚染土壌の改良工事を行う必要があります。

また、土壌に含まれる汚染物質に合わせて適切な処理が必要となるため、汚染物質によっては、それぞれの『特措法』が設けられています。 たとえば、『PCB(ポリ塩化ビフェニル)特措法』や『ダイオキシン特措法』がその例です。 改良工事の内容や汚染物資の種類によって様々な決まりがあるため、対応内容によっては、作業の中でテントを用いて工事を行う必要が出てくるケースが存在するのです。

 

土壌改良工事の工法と、テントが必要なケース

土壌の改良工事には複数の工法種類があり、取り扱う汚染物質や現場の条件に合わせて適切な工法での対応が求められます。 また、それぞれの工法において、テントが必要な場合とそうでない場合がありますので、以下に工法の種類とテントの要否を整理してご紹介していきます。

 

ホットソイル工法

VOC(揮発性有機塩素系化合物)の汚染された土壌に生石灰などを混合することで熱が発生します。 その反応熱を利用して、汚染物質を揮発・分離させ活性炭にて吸着回収する方法がホットソイル工法です。 この工法は、原位置で行う場合はテントが必要です。

 

原位置バイオ工法

汚染土壌を掘削せずに、原位置で分解が可能なVOCや油分に関して、栄養塩、高濃度酸素水を簡易薬液注入装置を用いて、分解微生物を活性化することで浄化する工法を『原位置バイオ工法』といいます。 この工法においてはテントは不要です。

 

掘削除去工法

汚染土壌を直接掘削して汚染土を除去し、場外の中間処理工場まで搬出する方法が『掘削除去工法』です。 この工法に関しては、汚染物の種類によってテントの要否が変わるため注意が必要であり、専門家に相談するなどして確認をしなければなりません。

 

その他、テントが必要なケース

VOC汚染土壌に対して、掘削除去工法で行うケースではテントが必要であり、雨除けや粉じん対策としての用途でテントを用います。 また、以下の汚染物質が含有される汚染土壌の改良工事においては、原則として負圧管理する必要があるため、その機能を備えた前室付きのテントが必要になります。

  • 水銀
  • PCB
  • ダイオキシン
  • POPs

その他の重金属の場合は、近隣への対策を行う必要がある場合にはテントを用いなければならないとされています。

 

土壌改良工事用のテント・仮設屋根の紹介│太陽工業の豊富なラインナップ

続いて、用途・利用場面に合わせたテントの種類についてご紹介します。 高い品質と豊富なテントのラインナップを持つ、太陽工業株式会社の製品を例に、以下にてテントにどのような種類があるのかご説明します。 実際の現場に合うテントはどの種類になるのか判断する為に、参考にしてください。

 

飛散防止テント

『飛散防止テント』は、工事によって土壌に含まれる汚染物質が周辺へ飛散することを防止するために用いるテントです。 太陽工業の飛散防止テントは、レールによる横移動やクレーンによる吊り上げを行うことで、現場の作業箇所や進捗状況などに合わせてスムーズに移動させれうことも可能で、トータルの移設コストを大幅に削減することも可能です。 屋根ユニットをクレーンやウィンチで移動することで、大面積にも対応することができ、大スパン施設(W15~30メートル) でも、移設が容易な構造です。 飛散防止の措置が求められるケースについて、詳しくは以下の記事をご参照ください。 >>『飛散防止テントを汚染土壌対応工事の現場に設置する必要性

 

有害物含有粉塵拡散防止テント

汚染度合を示すレベル1からレベル3まで、現場に合わせて対応できるよう、スクリーニングルーム、負圧集塵機、クリーンルーム、前室テントなどの様々な環境機器設備を揃えているテントが『有害物含有粉塵拡散防止テント』です。 豊富な設備によって、有害物質の細かな粉塵が周辺に舞って拡散することを防ぎます。 作業者の安全を第一に考えて作られた、品質が非常に高い安心・安全のテントです。

 

伸縮式テント

『伸縮式テント』は、アコーディオンのような構造によってテント自体が伸縮するタイプのテントです。 現場に合わせてサイズを調節できる仕様であり、開口部を広く設けて長尺の物や重量物を直接クレーンで入出庫できる点も特徴です。 上屋の伸縮は重機を使わず人力で対応することも可能なため、高い柔軟性や対応力を発揮します。

間口サイズは5種用意されており、現場に合わせて適切なサイズを選ぶことが可能です。 設置工事は1棟あたり通常1〜4日で完了可能で、撤去も通常1~2日で迅速に現状復旧することができます。

 

新型伸縮式仮設テント

スパン毎にテントを差し込んでいく構造で、伸縮仕様の『新型伸縮式仮設テント』です。 必要な面積の分だけ上屋をレンタルできる点が特徴で、テントをスパン毎に差し込んでいく構造のため、桁行方向の寸法は1スパン(1.5m)毎に自由に設定が可能。 カーテン式の開口部は、スライドするだけでフルオープンすることが可能で、スピーディーな出し入れを行えます。

テントの取付は、ガイドファスナーに沿って分割膜を差し込みスライドさせるだけなので、旧型と比較して安全性と施工性が優れています。

 

固定式テント

大空間の保管スペースを手軽に確保することができる、サイズの決まったテントです。 伸縮式のように柔軟にサイズを変えることはできませんが、中間支柱のない大規模なスペースと7.5mの軒高を確保できる構造で、積み荷をたっぷり格納することが可能です。 充実した機能を備えた保管向けの倉庫として利用することが可能で、構築も短期間で行えます。 建築基準法に対応しており、建築確認申請が可能となっています。

 

まとめ

汚染土壌の改良工事にも様々なケースが存在し、汚染物質の種類や実施する工法ごとに必要な設備も異なります。 テントを必要とする現場も多くあるため、利便性や安全性を考慮したテント選びが重要になります。 テントは比較的大がかりな設備のため、面倒に感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

太陽工業株式会社のテントは、機能の高さと使い勝手の良さを備えたレンタル式テントです。 汚染土壌の改良工事向けのテントも数多く取り揃えているため、工事の現場でテントを必要とされている方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

>>太陽工業株式会社公式ウェブサイト

 

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Wed, 09 Sep 2020 10:10:20 +0900
<![CDATA[水銀・PCB・ダイオキシン汚染土壌対策を行う工事現場にテントが必要になる場合とは?]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/tentsouko/a222 汚染土壌対策の工事は、地中に含まれる汚染物質の種類によって処理の方法や必要な設備が異なります。 ここでは、水銀・PCB・ダイオキシンという代表的な汚染物質を取り扱う対応工事の現場において、どのような工法が必要で、工法ごとにどのような設備が求められるのかを説明します。

最後に具体的なテントの内容もご紹介していきますので、工事を検討中の方は是非参考にしていただき、現場に合わせた適切な準備と対応を行ってください。

 

【目次】

1 代表的な汚染物質と、その対応を定めた法律
2 水銀、PCB、ダイオキシンなどの汚染土壌の処理方法
2-1 VOCの処理方法① 「ホットソイル工法」
2-2 VOCの処理方法② 「原位置バイオ工法」
2-3 水銀、PCB、ダイオキシン類の土壌処理方法① 「掘削除去工法」
2-4 水銀、PCB、ダイオキシン類の土壌処理方法② 「オンサイト処理(浄化)工法」
3 汚染土壌の処理にテントが必要なケースの整理
4 PCB、水銀、ダイオキシン汚染土壌対策工事に用いるテント・仮設屋根│太陽工業のラインナップ
4-1 飛散防止テント
4-2 有害物含有粉塵拡散防止テント
4-3 伸縮式テント
4-4 新型伸縮式仮設テント
4-5 固定式テント
5 まとめ

 

代表的な汚染物質と、その対応を定めた法律

まずはじめに、汚染土壌とは、特定有害物質が基準値を超えて含まれる土(土壌)のことを指します。 汚染土壌は、土壌の直接摂取や土壌が溶出した地下水等を飲用することで、人体や生物に悪影響を及ぼす危険があるため、対策が必要であるとされ、この対策を詳しく定めた法律がつくられました。

それが、2003年に制定された『土壌汚染対策法』です。(2010年に大幅改定あり) この法律は、土壌汚染の状況の把握や、土壌汚染による人の健康被害の防止を目的としており、土壌汚染調査の義務がかかる土地の基準や、対象となる特定有害物質およびその基準値が定められているものです。 汚染土壌の対策工事を実施する場合、この対策法に則した対応が求められます。

汚染土壌の対象となる汚染物質には、様々な種類が存在します。 代表的なものとしては、以下の3点が挙げられます。

  • 水銀
  • PCB(ポリ塩化ビフェニル)
  • ダイオキシン

水銀とは、唯一の常温液体の金属で、有名な水俣病の原因となった物質であり、取り扱いを誤ると人体や周辺環境に大きな影響を及ぼします。

ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、かつてトランス(変圧器)やコンデンサ(蓄電器)などに使用された絶縁油に含まれていた、強い毒性を持つ物質です。その毒性による被害が相次いで発生したことから、保管事業者が2027年までに適正処分することが義務付けられた『PCB特措法』が制定されています。

ダイオキシンは、類似した性質を持つ物質を総称してダイオキシン類と呼ばれ、合計223種類の化学物質が対象となっています。工場等跡地で焼却灰を土中に埋めた場合に、ダイオキシン類が生じ、汚染されてしまうケースがあります。こういった事案に対処するため、ダイオキシン類に関する基準や規制を定め、適切な措置を取り決めた『ダイオキシン特措法』が制定されています。

 

水銀、PCB、ダイオキシンなどの汚染土壌の処理方法

代表的な汚染物質である水銀、PCB、ダイオキシンなどによる汚染土壌の処理方法について、具体的にどのようなものがあるかご説明します。 処理方法にも複数種類があり、以下のような工法に分類されます。 工法ごとにテントの必要・不要の条件が異なりますので、確認が必要です

 

VOCの処理方法① 「ホットソイル工法」

VOC(揮発性有機塩素系化合物)の汚染された土壌に生石灰などを混合して、その反応熱を利用して、揮発・分離させ活性炭にて吸着回収する方法です。 この工法を原位置で行う場合はテントが必要になります。

 

VOCの処理方法② 「原位置バイオ工法」

掘削せず原位置で分解を行えるVOCや油分に関して、栄養塩、高濃度酸素水を簡易薬液注入装置を用いて、分解微生物を活性化することで浄化する方法です。 この工法においてはテントは不要です。また、その他、薬剤を現地注入する方法もあります。

 

水銀、PCB、ダイオキシン類の土壌処理方法① 「掘削除去工法」

現場にて直接汚染土を掘削除去し、場外の中間処理工場まで搬出する方法です。基本的にはテントが必要ですが、汚染物の種類によっては要否が判断されます。

 

水銀、PCB、ダイオキシン類の土壌処理方法② 「オンサイト処理(浄化)工法」

現地にて浄化プラントを持ち込んで処理する方法です。「採掘除去工法」と同じく基本的にはテントが必要です。

 

汚染土壌の処理にテントが必要なケースの整理

取り扱う汚染物質や、その処理のために用いる工法によって、テントの必要性の有無が異なることが確認できました。 汚染土壌の処理を行う場合、どういったケースにおいてテントが必要となるのかを整理します。

 

  1. VOC汚染土壌に対して掘削除去工法で行うケースにおいては、雨除けや粉じん対策としてテントが必要となる。
  2. 水銀・PCB・ダイオキシン・POPsを取り扱う場合は、原則として負圧管理できる前室付きのテントが必要である。
  3. その他重金属の場合は、近隣への対策を行う必要がある場合にテントを用いる。
  4. ホットソイル工法を用いるケースで、原位置で作業を行う場合は、テントが必要となる。
  5. 掘削除去工法は、汚染物の種類によってテントの要否が変わってくるため、注意が必要である。
  6. トンネル掘削によって発生する「ずり」は自然由来の有害物質(シアンを除く8種類)が発生する場合がある。重金属のため水銀以外はテントの必要性は低いが、雨対策(土を乾燥させる・一時保管)が必要な場合にはテントを設置することが好ましい。

 

PCB、水銀、ダイオキシン汚染土壌対策工事に用いるテント・仮設屋根│太陽工業のラインナップ

前項でテントが必要となるケースについてご紹介しました。 しかし、ひとくちにテントと言っても用途によって様々な種類が存在します。 具体的にどのようなテントの種類があるのか理解して、現場に合わせて用いなければなりません。

太陽工業株式会社の製造するテントのラインナップを例としてご紹介します。 取り扱う汚染物質や、汚染土壌工事の工法に合わせて最適なテントを選べるよう、テント(仮設屋根)の種類や特徴を紹介します。

 

飛散防止テント

目的と環境に配慮した自由な設計と、高いデザイン性を誇る太陽工業のテント(膜構造物)は、汚染土壌処理や汚染物質の一時保管や屋内型最終処分場など、さまざまな汚染土壌対策工事の現場で活躍しています。

これらのノウハウを結集させた『飛散防止テント』は、周辺への汚染物質飛散防止対策にしっかりと機能する高品質のテントです。 移動もスムーズに行うことが可能で、クレーンやウィンチで屋根ユニットを移動することで、大面積にも対応することができます。 大スパン施設(W15~30メートル) でも移設が容易な構造となっており、コスト削減にも貢献します。

 

有害物含有粉塵拡散防止テント

汚染度合を示すレベル1からレベル3まで、現場の要求に合わせて対応できるようラインナップされた防護服をはじめ、汚染土壌改良工事の際に作業者を守る数々の環境機器設備を揃えているテントが、『有害物含有粉塵拡散防止テント』です。

それぞれの製品が、作業者の安全を第一に考えて作られた高い信頼性を持つ一式であり、現場の条件や状況に合わせて最適な組み合わせで構築することができます。

 

伸縮式テント

その名のとおり、蛇腹構造によってテント自体が伸縮するタイプのテントが『伸縮式テント』です。 現場の形状や状態、必要な作業の内容や進捗に合わせて調節できる汎用性の高いテントであり、長尺の物や重量物でも広い間口で直接クレーンで入出庫することができます。 上屋の伸縮に機械は不要で、人手で動かすことができる利便性も備えています。 間口サイズは、5種から選択可能。

設置工事は1棟あたり通常1〜4日で完了可能で、撤去も通常1~2日で現状復旧することができます。

 

新型伸縮式仮設テント

スパン毎にテントを差し込んでいく構造で、伸縮式になっている『新型伸縮式仮設テント』は、必要な面積の分だけレンタルできることが特徴のテントです。 テントをスパン毎に差し込んでいくことが可能なため、桁行方向の寸法は1スパン(1.5m)毎に、自由に設定することができます。

開口部はカーテン式でスライドするだけでフルオープンし、スピーディーな出し入れが可能で、作業効率の向上も図れます。 テント取付はガイドファスナーに沿って分割膜を差し込みスライドさせるだけで、旧型と比較すると施工性と安全性が向上している点がポイントです。

 

固定式テント

『固定式テント』とは、上述の伸縮式などのちがってサイズの柔軟な調整は行えない一方、大空間の保管スペースを手軽に確保することができるサイズの決まったテントです。 機能が充実した保管倉庫として、短期間で構築することが可能です。 中間支柱のない大規模なスペースと、ゆとりある7.5mの軒高が特徴で、積み荷をたっぷり格納したい現場には最適なテントです。

建築基準法に対応している構造であるため、建築確認申請が可能となっています。

 

まとめ

汚染土壌対策といっても内容は様々です。 それぞれの現場に合わせて適切な対策を講じなければいけないため、注意点が多いと感じてしまう方も少なくないでしょう。 テントが必要な場合は、適切なテント選びが必要となりますが、様々なテントが存在するため、最適なものがどういったものか分かりづらいというのも事実です。

太陽工業株式会社は、汚染土壌対策向けのテントも数多く手掛けており、どのような現場にも応えられるラインナップと対応力を持っています。 テントを検討中という方は、是非一度お問い合わせください。

>>太陽工業株式会社公式ウェブサイト

 

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Wed, 09 Sep 2020 10:10:20 +0900
<![CDATA[汚染土壌処理作業を行うために法律上必要な施設とは?テント・仮設屋根の条件と種類]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/tentsouko/a221 日本では明治以降、産業の発展に伴う土壌汚染が社会問題として注目されるようになりました。 農用地から市街地と、私たちの身の回りの様々な部分で、有害物質による土壌汚染の問題が拡がり、今日まで様々な対策が取られてきています。

現在では、汚染土壌の実態が明らかになってきたことで、汚染土壌の処理に関してもその手法が確立されています。 有害な物質を扱うことになるため、厳重な取り扱いを徹底するため、様々な基準を設けた法令が定められ、その決まりに則した対応が求められます。

この記事では、汚染土壌処理作業に求められる条件や、そのための設備についてご説明します。 また、その設備の中でも重要となるテント・仮設屋根について、具体的にどのようなものがあるのかもご紹介していきます。

汚染土壌処理の準備をする際の参考として、お役立てください。

 

【目次】

1 汚染土壌処理作業とは
2 汚染土壌処理作業の内容によって専用の施設が求められる
2-1 汚染土壌処理施設の種類(法第 22 条第 2 項第 3 号及び処理業省令第 1 条)
3 汚染土壌処理作業用の施設に求められる条件など
4 太陽工業の汚染土壌処理用テント・仮設屋根
4-1 飛散防止テント
4-2 有害物含有粉塵拡散防止テント
4-3 伸縮式テント
4-4 新型伸縮式仮設テント
4-5 固定式テント
5 まとめ

 

汚染土壌処理作業とは

『汚染土壌』の定義から確認します。
汚染土壌とは、特定の有害物質(重金属や有機溶剤、農薬、油など)が、人体や環境に害をなす基準値を超えて含まれる土壌(土)のことを指します。 有害物質に汚染された土壌は、その土壌を直接摂取したり、土壌が溶出した地下水等を飲用したりすることで、人体や生物、自然環境に悪影響を及ぼす危険性があります。 そのため、汚染土壌をそのままにせず適切に処理する必要があり、地域や環境の保全を行うために、汚染土壌処理作業が現在進行形で、各地で必要とされているわけです。

この基準を定めるため、2003年に『土壌汚染対策法』という法律が制定されました。土壌汚染の状況の把握や土壌汚染による人の健康被害の防止を目的としたこの法には、以下のような事項が記載されています。

  • 土壌汚染調査の義務がかかる土地の基準
  • 対象となる特定有害物質及びその基準値

現在では、この法律の内容に従って汚染土壌処理作業を行わなければなりません。 また、『土壌汚染対策法』の内容に合わせて、『汚染土壌処理業に関する省令(以下、処理業省令)』という省令も出されています。 その他にも、『汚染土壌の処理業に関するガイドライン』という、実務にあたる地方公共団体や事業者の参考となる手引きも作成されています。

これら各種法令の規定にしたがって、汚染土壌処理作業に必要な設備を確認する必要があるのです。

 

汚染土壌処理作業の内容によって専用の施設が求められる

汚染土壌処理作業における様々な決まりが、法令において定められています。 汚染土壌の原因となる有害物質(汚染物質)も様々なため、処理作業の内容もまた様々です。

そして、処理作業の内容によって、専用の処理施設も必要とするように規定されています。 定められている処理施設の種類は以下の内容です。

 

汚染土壌処理施設の種類(法第 22 条第 2 項第 3 号及び処理業省令第 1 条)

浄化等処理施設

汚染土壌の浄化、溶融又は不溶化を行うための施設

セメント製造施設

汚染土壌を原材料として利用し、セメントを製造するための施設

埋立処理施設

汚染土壌の埋立てを行うための施設

分別等処理施設

汚染土壌から岩石やコンクリートくず、その他の物を分別したり、汚染土壌の含水率を調整するための施設

 

汚染土壌処理作業用の施設に求められる条件など

上述したとおり、汚染土壌処理作業の内容によって必要とされる専用施設があります。 そして、その施設に関しても、それぞれに求められる条件が細かく定められています。 その内容について、概要を以下に整理します。

 

構造耐力上の安全性(処理業省令第 4 条第 1 号ハ)

汚染土壌処理施設は、年間を通じて安定した稼働が求められます。 自重、積載荷重、水圧、土圧、風圧、積雪荷重、地震力、温度応力等に対して構造上安全であること。 必要に応じて、耐摩耗性、耐腐食性、耐熱性等の特性を持つものが求められます。

 

腐食防止措置(処理業省令第 4 条第 1 項ニ)

分解処理による排ガスや排水、処理に使用する薬剤の中には腐食性の物質が含まれている場合があり、これらが汚染土壌処理施設に影響を及ぼさないように腐食防止措置を講じる必要があります。

 

飛散等・地下浸透・悪臭発散を防止する構造(処理業省令第 4 条第 1 号ホ)

汚染土壌処理施設を行う現場から、特定有害物質などの飛散や地下への浸透、悪臭の発散を防止するため、必要な構造もしくは必要な設備が設けられている必要があります。

 

著しい騒音及び振動の発生防止(処理業省令第 4 条第 1 号ヘ)

汚染土壌処理施設にて各種設備を稼働することなどによって、著しい騒音や振動が生じ、周辺の生活環境に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、汚染土壌処理施設の周辺環境の状況に応じて、低騒音型機器の採用や、防音壁の設置が必要となります。

 

排出水処理設備等(公共用水域)(処理業省令第 4 条第 1 号ト)

排出水を公共用水域に排出する場合には、処理業省令にて規定された設備が設けられている必要があります。

 

排出水処理設備等(下水道)(処理業省令第 4 条第 1 号チ)

排出水を排除して下水道を使用する場合にも、処理業省令にて規定された設備が設けられている必要があります。

 

地下水モニタリング設備(処理業省令第 4 条第 1 号リ)

処理施設の周縁の地下水に関して、汚染状態を測定する測定設備が必要です。 ただし、定められた地下浸透防止措置が施されている場合に関しては、測定設備および測定自体も不要となります。

 

大気有害物質処理設備等(処理業省令第 4 条第 1 号ヌ)

浄化等処理施設もしくはセメント製造施設において、排出口から大気中に大気有害物質を排出する場合、有害物質の量が許容限度を超えないようにするために、必要な大気有害物質処理設備を設けるとともに、大気有害物質測定設備も設けなければなりません。

 

太陽工業の汚染土壌処理用テント・仮設屋根

汚染土壌処理作業用の施設には、様々な条件が求められることをご説明しました。 汚染土壌処理作業を行うためには、多くの条件をクリアした施設や設備が求められますが、そういった施設や設備を都度手配することは、なかなか手間や負担がかかるものになります。

そのため本記事の最後に、そういった負担を軽減できる設備として、太陽工業株式会社の製造するテント・仮設屋根のラインナップを例としてご紹介します。

飛散防止テント

太陽工業の『飛散防止テント』は、名前のとおり周辺へ汚染物質が飛散することを防止するために用いるテントです。 飛散防止の措置が必要なケースについては、以下の記事に詳しく記載されています。

>>『飛散防止テントを汚染土壌対応工事の現場に設置する必要性』

目的と環境に配慮した自由な設計と高いデザイン性が特徴で、さまざまな現場で活躍している、太陽工業のノウハウが結集されています。 レールに沿った横移動・クレーンを用いた吊り上げ移動など、移動もスムーズに行うことが可能です。 屋根ユニットはクレーンやウィンチで移動できるため、大面積な現場でも問題なく対応することができます。

大スパン施設(W15~30メートル) でも、移設が簡単な構造となっており、移設にかかる総コストを大幅に削減することも期待できます。

有害物含有粉塵拡散防止テント

汚染土壌処理作業によって発生する粉塵が周辺に散って拡散することを防ぐため、各種設備を備えたのが『有害物含有粉塵拡散防止テント』です。 汚染度合のレベル1からレベル3まで現場に合わせて対応します。 前室やクリーンルームを設けたり、更衣室にスクリーニングルームを備えたり、負圧集塵機で汚染土壌の粉塵を含む空気を清浄化したりすることで作業者の安全を第一に考えて作られているため、非常に高品質な点が特徴です。

 

伸縮式テント

『伸縮式テント』は、テントのフレーム自体が伸縮することで、サイズを調整できるタイプのテントです。 作業箇所の移動や進捗状況、テントの使用環境に合わせてサイズを調節し、一度の設置作業で幅広い用途と長期間に対応します。 上屋の伸縮は、機械を使わず人手でも対応可能となっており、重機を使わないことでコスト削減にもつながります。

間口サイズは5種類用意されているため、各現場に合わせて適切なサイズを選択可能であり、長尺の物や大型の物でもスムーズに入出庫することができます。 設置は1棟あたり通常1〜4日で完了可能で、撤去も通常1~2日で現状復旧でき、工期全体の短縮にもつながります。

 

新型伸縮式仮設テント

必要に応じてスパン毎にテントを差し込んでいく構造となっているのが『新型伸縮式仮設テント』です。 必要な面積の分だけ上屋をレンタルできるようになっており、ムダのないコスト構造を実現します。 桁行方向の寸法は1スパン(1.5m)毎に自由に設定でき、用途や状況に応じて柔軟に対応することができます。

開口部はカーテン式で、スライドするだけでフルオープンするため、スピーディーな出し入れが可能です。 テント取付はガイドファスナーに沿って分割膜を差し込みスライドさせるだけなので、旧型と比較して、施工性と安全性が向上しています。

 

固定式テント

大空間の保管スペースを手軽に確保することができる、サイズ固定のテントです。 サイズ変更や移動の必要がない場合において、中間支柱のない大規模なスペースと7.5mの軒高を確保できる構造で、多くの荷物をゆとりをもって格納することができます。 高機能な保管向けの倉庫として利用できるもので、短い期間で構築可能な点も魅力のひとつです。

建築基準法に対応しているため、建築確認申請が可能となっています。

 

まとめ

汚染土壌処理作業を行う施設や設備には厳格な基準が設けられています。 有害物資を扱うことになるため、当然ではありますが、考慮すべきことが多く地方公共団体や事業者の担当者の中には、頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

太陽工業株式会社のテント・仮設屋根は、法令準拠にも対応できる豊富な種類と多様な機能を備えています。 検討中や悩んでいるという方は、まずは相談という形でも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。

公式ウェブサイト:太陽工業株式会社

 

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Wed, 09 Sep 2020 10:10:20 +0900
<![CDATA[飛散防止テントを汚染土壌対応工事の現場に設置する必要性]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/tentsouko/a220 汚染土壌対応工事を行う場合、現場によっては、様々な理由からテントを設置する必要があります。 テントには用途に合わせた多様な種類が存在し、適切な種類のテントを設置しなければなりません。

この記事では、汚染物質の飛散が発生し得る現場において必要となる、飛散防止テントについて説明します。 飛散防止テントがどういった場面で必要とされるものなのか。 どのようなテントが必要で、どのような機能を求めれば良いのか。

対象となる現場に携わる方は、本記事の内容をご参照ください。

 

【目次】

1 汚染土壌対応工事と『土壌汚染対策法』
2 飛散防止の対応が求められる汚染土壌対応工事
2-1 汚染土壌の原位置での処理や汚染物資の一時保管
2-2 汚染土壌処理施設における処理
3 太陽工業の土壌汚染対策用飛散防止テント
3-1 移動・移設が容易に行える構造
3-2 作業環境を守る豊富なラインナップ
3-3 要望に応じたサイズ対応が可能
3-4 屋内作業にも最適な無柱空間
3-5 自然光を透す明るい膜空間
4 まとめ

 

汚染土壌対応工事と『土壌汚染対策法』

汚染土壌とは、特定有害物質が基準値を超えて含有されている土壌(土)のことを指します。 人体や生物に悪影響を及ぼす恐れがあるため、これを扱う工事においては適切な設備・対応によって、有害物資や土壌自体を処理しなければなりません。 この工事を、汚染土壌対応工事といいます。

有害物資の種類は、様々です。 そのため、ひとくちに汚染土壌といっても複数種類が存在し、それぞれの土壌に合わせて適切な処理方法が決められています。 そのルールを定めたのが、『土壌汚染対策法』です。 この法律は、土壌汚染の状況の把握や、土壌汚染による人の健康被害の防止を目的としており、土壌汚染調査の義務がかかる土地の基準や、対象となる特定有害物質及びその基準値が定められています。

『土壌汚染対策法』に則して、汚染土壌の特性に合わせた処理方法で工事を行うことが求められる中で、適切な処理を行うために特定の設備が必要になる場合があります。 その設備の1つが、テントです。 汚染土壌対応工事に用いるテントは、主に現場環境の保全や作業員の安全確保、汚染物質の保管などを目的としています。

 

飛散防止の対応が求められる汚染土壌対応工事

汚染土壌対策用テントの役割として、汚染物質の飛散を防止することが挙げられます。 汚染土壌対応工事は有害な物質を扱うため、周囲への影響などが発生しないように厳重に対応しなければいけません。 その対応のひとつとして、取り扱う汚染物資によって飛散防止の対策が必要なケースが存在します。

汚染土壌対応工事において、飛散防止対応が必要となる場面を確認します。

 

汚染土壌の原位置での処理や汚染物資の一時保管

飛散防止対策が必要なケースとして、原位置で汚染土壌を処理していく場合や汚染物質を一時的に保管しなければいけない場合が挙げられます。
汚染土壌を掘削することで、地中に含まれていた有害物質や土壌が表出するため、それらが飛散しないように対処しておかなければなりません。

 

汚染土壌処理施設における処理

また、汚染土壌処理施設においても、処理方法によっては飛散防止の対策を講じる必要があります。 たとえば、浄化等処理施設において磁力選別によって有害物資を抽出・除去するケースなどは、そのうちのひとつです。 磁力選別とは、土壌に磁性吸着剤(鉄粉等)を混合して、特定有害物質を鉄粉等に吸着させた後、これを磁石等で回収し、特定有害物質を除去する方法です。 このうち『乾式法』という手法で処理を行う場合、土壌を適度に乾燥させる必要があるため、乾燥させる設備に飛散防止対策が必要となります。
(※適用対象は、ほう素を除く第二種特定有害物質です。なお、水銀を扱う際には揮散に留意する必要あります。)

処理施設に関しては、『汚染土壌処理施設に関する基準(処理業省令第 4 条第 1 号)』という基準が定められています。 この基準は、施設外への汚染の拡散防止と、取り扱う汚染土壌の量や汚染状態に応じた適正な処理ができる施設機能を確保することを目的としています。
具体的には、飛散や地下への浸透、悪臭の発散を防止に対応した施設構造、もしくは防止に必要な設備を設けることを取り決めています。 たとえば、第一種特定有害物質や水銀、PCBといった物資は、大気中への拡散が懸念されるため、施設構造もしくは防止用設備が確実に機能するように維持管理を行わなければならない、とされています。

処理施設内において汚染土壌の移動を行う場合にも、飛散などを確実に防ぐための具体的な基準が定められています。

(出所:環境省 汚染土壌処理業の許可審査等に関する技術的留意事項)

 

太陽工業の土壌汚染対策用飛散防止テント

汚染土壌の飛散防止を正しく実行するためには、適切な設備によって現場環境作りをしなければなりません。 そこで活用できる設備が、飛散防止テントです。 一般的な建築とくらべて、テントであれば屋外での作業や処理施設などの屋内においても用いることができるため、高い汎用性や利便性を発揮します。 ここでは、創業約100年にわたって膜構造物を手掛けてきた太陽工業株式会社の土壌汚染対策用飛散防止テントを例としてご紹介します。

太陽工業のテントは、目的と環境に配慮した自由な設計と高いデザイン性の膜構造物を製造しており、さまざまな現場で活用可能です。 飛散防止テントは、同社のノウハウを結集させたテントであり、周辺への汚染物質飛散防止対策に最適な機能を備えています。 主な特徴は以下のとおりです。

 

移動・移設が容易に行える構造

移動もスムーズに行える作りとなっており、クレーンやウィンチで屋根ユニットを移動することで、大面積にも対応可能です。 大スパン施設(W15~30メートル) の移設も容易な構造のため、コストも削減できます。

 

作業環境を守る豊富なラインナップ

作業車の一時待機場所用の前室部テントや、スクリーニングルーム、負圧集塵機等、汚染物質を外部へ持ちたさないための必要設備にも対応できます。 スクリーニングルームはエアシャワーを設け、更衣室等で汚染の飛散と作業者への汚染を防ぎ、作業環境の安全管理を徹底します。 負圧集塵機は、塵を含む空気を複数の高性能フィルターを通して清浄な空気として排出可能です。

 

要望に応じたサイズ対応が可能

間口には、15m、20m、25m、30mと4タイプがあり、奥行は2m単位で要望に応じた長さで対応可能できるようになっています。

 

屋内作業にも最適な無柱空間

柱を使わないボルトオン・フレームタイプの構造により、面積を最大限に活かして柔軟なレイアウトに対応する空間をつくることができます。 また、大型クレーンを使用して短期間で組立・解体を行えます。

 

自然光を透す明るい膜空間

屋根全体が薄い膜材で構成されているため、自然光を透過して取り込み、テント内の作業空間の明るさを確保します。 照明設備の削減にもつながるため、省エネ効果もあります。

 

 

まとめ

汚染土壌対応工事には、汚染土壌および汚染物質の飛散を防止しなければならないケースが多く存在します。 法律でも対応が定められている範囲のため、正確に決まりに準拠した対応が求められます。太陽工業の飛散防止テントは、そういったルールへの最低限の対応のみでなく、高い機能性や利便性を備えています。

汚染土壌の飛散防止対応に関して検討をされている方は、まずは太陽工業にお問い合わせください。

公式ウェブサイト:太陽工業株式会社

 

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Wed, 09 Sep 2020 10:10:20 +0900
<![CDATA[建築表現の幅を広げるETFEフィルム膜の可能性]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/roof/a219 Photo by Nacasa&Partners

2020年夏、横浜みなとみらい21地区に日産自動車の期間限定施設<ニッサン パビリオン>がオープンしました。この施設は同社が描く未来のモビリティ社会のイメージを、さまざまに体感できる場所です。 柔らかな曲面がリズミカルに連なって円を形成し、時間の経過、光の当たり方によってさまざまに表情を変える。このパビリオンの存在を際立たせ、個性的なものとしているのが前面をぐるりと囲む膜構造のファサードです。

使用されている素材は高機能フッ素樹脂をフィルム状に圧延したETFEフィルム。高い耐久性と透明性などを特徴としており、建築表現の可能性を拡げる材料として、今、国内外から大きな注目を集めています。

>><ニッサン パビリオン> ETFE膜構造で表現する「人とクルマの未来」

 

【目次】

1 ETFEフィルム膜構造の特徴:ガラスに代わる透明建材として
1-1 特徴1 超軽量:耐震性向上、施工効率アップにも貢献
1-2 特徴2 耐久性:高い透明性を長期間にわたって維持
1-3 特徴3 遮熱・断熱性:ガラスと変わらない熱貫流率を実現
1-4 特徴4 透明性:フィルムの組み合わせで明るさを自在に
1-5 特徴5 光演出:建物が光の衣装を纏う
2 国内施工事例:海外での施工実績、培ってきた膜建築のノウハウを結集
2-1 事例1 細部に至る検討を繰り返し、最適解を導く:ユニクロ心斎橋店
2-2 事例2 デザインと技術を高次元で融合:新豊洲Brilliaランニングスタジアム
3まとめ

 

ETFEフィルム膜構造の特徴:ガラスに代わる透明建材として

ETFEフィルム膜材は透明、軽量で自由なフォルムへの加工が容易。海外ではイギリスのコーンウォール州にある巨大複合型環境施設<エデン・プロジェクト>、ドイツワールドカップ決勝の舞台となった<アリアンツ・アレーナ>など、多くの先進的な建築事例で用いられており、ETFEフィルムから生まれるその独創的フォルムは新しい建築様式として高い注目を集めています。

特徴1 超軽量:耐震性向上、施工効率アップにも貢献

ETFEフィルム膜材の大きな特徴のひとつが軽量性です。厚さ250μmで重さは約440g/m2。他の一般的な建材『鋼板(1.6mm)12.6 kg、アルミ(2mm)5.4kg、ガラス(2mm)5kg』と比較してもきわめて軽量なため、建築躯体への負荷を軽減し耐震性向上に大きく寄与するほか、資材の輸送、保管や施工の効率性を高めることに貢献します。透明性を持ちながらガラスのように割れて破片が飛び散る危険性がないため、災害時などの安全性にも寄与します。

 

特徴2 耐久性:高い透明性を長期間にわたって維持

ETFEフィルム膜材は紫外線や雨などへの耐候性に優れているほか、強度面においても高い耐久性能を持っています。耐用年数は20年以上で、屋外暴露試験による透光率の経年変化を見ても、塩ビの場合は3年で40%、ポリオレフィンでは6年で70%に低下するのに対し、ETFEフィルムは長期間にわたって黄変等がほとんど見られず高い透光性を保つことが実証されています。この高い耐候性、耐久性は、同じ透明建築物でもガラス建築に必須の定期的な清掃が不要となるなど、日常的なメンテナンスコストの削減にもつながります。

 

特徴3 遮熱・断熱性:ガラスと変わらない熱貫流率を実現

ETFEフィルム膜構造には大きく2つの構造形式があります。ひとつは従来の膜構造同様フレームやケーブルなどで支持された1枚のフィルムで構成する<テンション方式>。もうひとつがフィルムを複層に重ね、内部を空気で膨らませる<クッション方式>です。

2つの構造形式の中でも建築様式の可能性を大きく拡げるのが<クッション方式>です。空気で膨らませたレンズ状のクッションが膜面の発生応力を低減して大グリッドを形成。その組み合わせによって複雑な意匠を表現できます。また内部の空気層が熱放出を抑える効果を持つことから、ガラス同等の熱貫流率を実現しています。これによってスタジアムやアトリウムといった居住性、快適性が求められる大空間など利用シーンが大きく拡がります。

送風システムによって風などの外荷重に耐えられるようクッション内の内圧を自動管理。張力についても同様の内圧制御によって常に最適となるよう自動的に管理されているので安心です。

 

特徴4 透明性:フィルムの組み合わせで明るさを自在に

ETFEフィルム膜材は紫外線・可視光・赤外線のすべての領域で高い光線透過率を保持しています。透明素材の場合可視光透過率は90%超。この高い透光性を活かすことで室内照明コストを大きく抑えるほか、時間経過による室内印象の変化など、外光を巧みに使った空間演出を行うことも可能です。ETFEフィルム膜材は光学特性別に<透明>、<梨地>、<ホワイト>、<ブルー>、<ドットプリント>の5種を用意。これらを組み合わせることで内部に取り込む光の量を自在にコントロールすることができます。

スタジアムの快適性と芝育成課題を両立

ETFEフィルム膜構造の高い透光性は多くの建築分野で注目されていますが、なかでも熱い視線が注がれているのがサッカーやラグビーなどのスタジアム関係です。スタジアムの観戦快適性を高めるには雨や日射を防ぐ屋根が必須ですが、一方、屋根を設けることでフィールド上に注がれる日射量が減ってしまうため、芝生の育成を大きく阻害する要因になります。この問題を解決するため、従来は季節に合わせての夏芝、冬芝の入れ替え(ターンオーバー)や人工的にLED照明を照射して育成を早める方法が用いられていますが、これらはスタジアム管理コストの大きな負担となってきました。

これに対してETFEフィルム膜構造の高い透光性は、屋根として観戦環境の快適性を保つと同時に芝生への十分な太陽光の確保を両立できるため、ターンオーバーなど芝生の保護育成にかかる費用を大きく抑えることができます。 また天井全てを覆った状態でも太陽光を確保できるため、天候要因に左右されない場所として、音楽ライブ、各種イベントなどスタジアム活用の幅を大きく拡げることにもつながります。

芝育成実験中のETFEの外観写真


9月の寒地芝の様子

 

特徴5 光演出:建物が光の衣装を纏う

昼間は高い透光性によって快適な明りを室内に導き、自然光による空間演出ができる一方、日没後の夜間は照明によってまったく違った印象を演出できるのもETFEフィルム膜構造の大きな特徴です。内部照明だけでも十分な光演出は可能ですが、ETFEフィルム膜構造はLED照明設備との親和性が高く、その組み合わせによって独創的で訴求性の高い夜間の光演出を行うことができます。

LEDの調色機能を活かし時間、季節、歳時などに合わせて変化させる。膜を通して広がる柔らかな光の拡散は、外部照射によるライトアップとは異なり、まるで建物が光の衣装を纏ったかのようになり、建築表現の可能性を大きく拡げ、アイコン、ランドマークとして建物の存在価値を大きく高めます。

アリアンツアリーナ

深圳ウォーター パーク (中国 深圳)
施主:Shenzhen OCT Co., Ltd.
設計:Center for Engineering Design and Research Under the General Equipment Department

 

国内施工事例:海外での施工実績、培ってきた膜建築のノウハウを結集

ETFEフィルム膜構造は海外での導入が進んでいますが、日本国内に目を向けると採用事例はまださほど多くありません。2000年頃より国内でも実験的にETFEフィルムが採用され始めましたが、その多くはイベント向けの仮設建築など小規模なものが中心でした。

建築材料、膜構造としての認可など法整備が進んできたことで、今後国内においても素材の持つ多くの利点から、ETFEフィルム膜構造への注目はさらに高まると予想されます。 建材としての多くの可能性が期待される一方、ETFEフィルム膜構造の特徴を最大限に活かすためには、設計・施工面においてこれまでにはない、さまざまな工夫、ノウハウが求められます。太陽工業では海外グループ会社を通じて多くの設計・加工・施工実績を持つほか、これまで培ってきた膜構造建築物の豊富なノウハウを有しています。ここでは膜構造物のリーディングカンパニーである当社が手掛けたETFEフィルム膜構造の国内先行事例をご紹介します。

事例1 細部に至る検討を繰り返し、最適解を導く:ユニクロ心斎橋店

日本国内におけるETFEフィルム膜構造の先駆けが2010年にオープンした<ユニクロ心斎橋店>(大阪)のファサードです。当時はまだ建築材として認可されていなかったため、「耐火構造外壁の表面化粧材」として利用されました。
ETFEフィルムに空気を注入したクッション構造を採用。同社製品であるダウンジャケットを連想させるデザインによって、ビル外観そのものが店舗のアイコンとして機能しているほか、夜間にはLED照明で多彩に表情を変える演出を施し、街ゆく人々の注目を集めています。 ETFEフィルム膜構造を使った日本初の本格的建築として、<ユニクロ心斎橋店>の設計施工に当たっては実物大のモックアップを作成。試作品を実際に見ながら、デザイナーと共に細部至るまで検討を繰り返し、グリッド寸法、梱包・輸送、ライティング方法などの最適解を導き出しました。

 

1) グリッドの検討

仕上げ材として利用するため設計荷重は外装材の壁荷重を採用。 グリッドの大きさはデザイナーのイメージに応える最大値として1辺2.7mの正方形のグリッド寸法を算出。

2) ディテール

ETFEフィルムを定着させるアルミ金物はフラットタイプ、V型タイプ、V型+溝タイプなどを検討。デザイナーの意向をふまえV型タイプを採用。

3) 加工・製造

自然な曲面のクッションとなるため複数のフィルム裁断パターンを検討。モックアップによる実装を繰り返し、シワのない美しい仕上がりとなる最適値を導く。

4) ライティング

モックアップ段階からさまざまな演出パターンを検証。

5) 梱包・輸送

フィルムの梱包・輸送時にフィルムにキズや折れなどが生じないよう、紙管に被せるようにした上で、フィルム専用の木箱に収納して輸送。

6) 施工手順

高精度の要求に応えるため製造過程でアルミフレームの全数寸法検査を実施。寸法精度を±2mm以内に設定。 くわえて現場での施工誤差に対応するため支持フレームの精度を確保。

 

事例2 デザインと技術を高次元で融合:新豊洲Brilliaランニングスタジアム

東京都江東区豊洲の<新豊洲Brilliaランニングスタジアム>は2016年にオープンした全天候型の運動施設です。ETFEを支持する鉄骨の架構と内部から網目状に組まれた木材によって面剛性をつくることによって、トンネル状の美しいフォルムを生み出し、開発が進む豊洲エリアの中でも独特の異彩を放つ施設となっています。

意匠の中心となるETFE膜はフィルムを2層構造にし、内部に空気圧を送り込むクッション方式を採用。通常の屋根建築と異なり、屋根そのものに乗っての施工作業ができないため、最適な張力、シワの寄らない美しさ、施工効率性などを踏まえた入念な設計・施工計画が練られ、事前にモックアップなどを用い数度のシミュレーションが繰り返されました。
ETFEフィルム膜の高い透光性は、本施設のように大半を覆った場合、内部温度上昇が問題となる場合があります。そこで本施設では2層になったフィルムのうち外側をシルバー、内側に白色のドットをプリントし透過率を1枚で約90%から2枚合わせて約35%に抑制。くわえて頂部に換気機能を設けることで明るさと室内温度の最適バランスを保つことに成功しています。

意匠はもちろん、構造、設計、施工全体にわたって総合力が評価された<新豊洲Brilliaランニングスタジアム>は、2019年日本建築学会賞(作品)、日本構造デザイン賞、グッドデザイン賞、BCS賞と国内の主要な建築関係賞を受賞。くわえてDFA(デザインフォーアジア)、GRAND AWARD 、FRAME賞(オランダ)へのノミネートなど国内外から高い評価を受けています。

施主:太陽工業㈱
建築設計:武松幸治+㈲E.P.A 環境変換装置建築研究所
構造設計:㈱KAP/ETFE設計:太陽工業㈱/ 施工:中央建設㈱・太陽工業(株)

まとめ

2014年に膜構造フィルム用として建築基準法の指定建築材料に追加され、2015年には防火に関する国土交通省告示が制定され建築での適用範囲が拡大。2017年には膜構造に関する国土交通省告示が制定されたことで、一般確認申請での建築が可能となったことから、今後、スタジアムをはじめとしたスポーツ施設、アトリウム空間などでの採用が広がっていくことが予想されています。

透明性、軽量性、安全性、耐久性、遮熱性などの機能はもちろん、デザインや光演出など、建築表現として多くの可能性を持つETFE膜構造。日本国内における本格的なETFE膜構造の時代に、太陽工業はトップランナーとして、これまで培ってきたノウハウに最新の研究開発をくわえることであらゆるニーズにお応えし膜構造建築の未来を拓いていきます。

その他、ETFE実績はこちら

公式ウェブサイト:太陽工業株式会社

 

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Tue, 08 Sep 2020 17:46:18 +0900
<![CDATA[【水害対策】土嚢に代わり台風や豪雨に役立つ『水防ツール』の種類について]]> https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/disasterprevention/a218 昨今、記録的な大雨や大型台風によって、日本各地で大規模な水害が発生しています。想定を超える被害も多く、これまで以上に水害対策の重要性が高まっています。

浸水による被害を防ぐ水防ツールとしては、旧来から使われてきた「土嚢(どのう)」があります。土嚢は、多くの場面で使われていますが、市街地での建物に対する水防目的においては、完璧な効果を発揮しません。 そのため現在では、土嚢に代わってより効果的で使いやすい様々な種類の水防ツールが登場してきています。

この記事では、市街地で効果を発揮するいくつかのツールをご紹介し、その中でも最新の高性能水防ツール「デルタパネル」についてご説明します。

異常気象が当たり前になりつつあり、もはや水害は他人事ではありません。どの地域でも起こりうる水害への対策として、地方自治体の防災関連ご担当者や店舗を構える経営者の方などは、ぜひ参考にしていただければと思います。

【目次】

1 土嚢について
   土嚢とは
   土嚢のデメリット
2 土嚢の代わりになる水防ツールの種類
   吸水土嚢
   水のう
   ボックスウォール
   水防シート
3 最新・最適な高性能水防シート『デルタパネル』
   軽量かつコンパクトなため保管しやすい
   とても簡単でスピーディーな設置方法
   高い止水効果と耐久性
   何度でも再利用が可能
   場所を選ばず設置可能
4 まとめ

 

土嚢について

まず、一般的な水防資材である土嚢について簡単にご説明します。

 

土嚢とは

土嚢は、布袋(土嚢袋)の中に土砂を詰めて用いる土木資材です。水害時の浸水対策や各種土木工事現場などでの利用、その他遮蔽目的など多岐に渡って用いられます。

 

土嚢のデメリット

旧来より万能な資材として用いられてきた土嚢には、たしかに一定の効果を期待できます。しかしながら、その特性や水害対策効果には、以下のようなデメリットも存在します。

  • 袋体の耐久性により長期間の備蓄・保管が困難
  • 設置までの準備・設置作業に時間を要する
  • 隙間による水漏れが起こりやすく、完全な止水効果を期待できない

 

備蓄・保管が難しい

土嚢を使うには土嚢袋に詰める大量の土砂必要不可欠ですが、常にそういった土砂を常備しておくことはまず難しいものでしょう。既に土砂の詰められた土嚢を保管しておくことも物理的には可能ですが、袋材の耐久性や保管スペースなどを考えると現実的ではありません。

 

設置までの準備・設置作業に時間を要する

備蓄の問題があるため、実際に土嚢を使用する際は土砂を手配する必要があります。しかし、差し迫った水害を前に土砂の手配や運搬などの時間を確保することは容易ではありません。

また、都市部などではそもそも土砂を手配すること自体が困難なケースがあります。 さらに、設置作業にも時間がかかります。

袋に土砂を詰めて封入し、それを積み上げる作業は、一定の高さで4m幅の土嚢壁を設置する場合、大人2名で約100分ほどの時間を要します。

 

隙間による水漏れが起こりやすく完全な止水効果を期待できない

土嚢の性質上、複数を積み上げて壁を作らなければなりません。そのため、どうしても隙間が生まれやすく止水効果にも限界が出てきます。

もちろん経験や技術に長けていれば、隙間を上手に埋めることも可能ですが、一般的な市区町村や店舗でそのような人材を揃えることは非常にハードルが高いものです。

 

土嚢の代わりになる水防ツールの種類

土嚢の利便性や効果には、様々な課題があります。そのため土嚢に代わり、新たな技術を用いた水防ツールが複数開発されていきています。代表的なものとして、以下の4つが挙げられます。

  • 吸水土嚢
  • 水のう
  • ボックスウォール
  • 水防シートパネル(デルタパネル)

 

吸水土嚢

吸水させるだけ(水に浸けるだけ)で、数分で一般的な土嚢と同等のサイズにまで膨らむ仕様の土嚢です。使用前は数百グラムと軽量で、保管もしやすい点が特徴です。

しかしながら、大量の数を用意する場合は、やはり一定の時間がかかってしまい、止水効果も土嚢と同等水準という難点もあります。

 

水のう

土砂に代わり、水を袋に注入するタイプのものが「水のう」です。 一般的には、蛇口やホースから注ぐことが可能で、土砂よりも手軽に準備でき、1つあたりの重量も軽量です。土砂の手配が難しい都市部向けの資材で、後処理も水を抜くだけで非常に扱いやすくなっています。袋の再利用も行えるタイプも多く、無駄なコストも発生しません。しかし、やはり積み重ねて使用するため、効果面では課題もあります。

積み重ねない大型の堤防タイプもありますが、その分設置に場所や時間が必要になってしまいます。

 

ボックスウォール

土嚢に代わる次世代の止水壁として開発されたものが、ボックスウォールです。多くのものが、組み立てが非常に簡易的で、水圧によって固定されるため置くだけで利用できるという利点があります。

土嚢に比べて軽量で設置も容易ですが、既成型の面で構成された構造によって収納時には一定のスペースを必要とする点、「コーナーを作りにくい」という観点において課題が残ります。

 

水防シート

ボックスウォールの特性を押さえた上で、より利便性を高めたタイプのツールが水防シートです。既成型の防壁タイプではなく柔軟な膜素材を使用しているため、さらにコンパクトで収納性に優れ、より保管や運搬性能が高いものが多いです。水の侵入口へ帯状に広げて止水を図るもので、養生が必要なものや自立式タイプのものがあります。

 

最新・最適な高性能水防シート『デルタパネル』

上述した水防ツールの中でも、現在特にオススメできるものが、太陽工業株式会社が開発した高性能水防シート「デルタパネル」です。 特許出願済みの独自仕様が特徴で、シート状の膜素材に、アルミフレーム・パイプ・メッシュシートなどを用いた安定構造の三角の断面を形成することで、水圧に対抗できる強度を生み出します。

オススメできる理由としては以下の特徴があります。

  • 軽量かつコンパクトなため保管しやすい
  • とても簡単でスピーディーな設置方法
  • 高い止水効果と耐久性
  • 何度でも再利用が可能
  • 場所を選ばず設置可能

 

軽量かつコンパクトなため保管しやすい

1枚あたり高さ60㎝、幅110㎝のデルタパネルの重量は、わずか2.5kgです。 シート状で未使用時には小さく丸めて折りたためるため、保管や備蓄にも最適です。

 

とても簡単でスピーディーな設置方法

デルタパネル設置に必要な時間は約10分です。 シートを立ち上げて、パイプを挿入するだけで作業は完了するため、作業自体も非常に簡易的になっています。
他の資材や工具なども一切必要ありません。

 

高い止水効果と耐久性

本体の膜素材は合成樹脂製のため、高い防水性と大きな力にも耐えられる強度を確保しています。また、生地の接続面は、生地同士を一体化させる溶着技術によって水を漏らさない仕様となっており、各パネルの連結部分も二重の止水ファスナーと、安心な設計です。

引き裂き強度も高く、70kg~80kgの力にも耐えられます。これは、一般的なテントなどに用いられるシートの5倍超の強度です。

実際に水圧実験を行った際の写真

 

何度でも再利用が可能

デルタパネルは使い捨てではなく、乾かして解体・保管をしておくことで何度でも再利用することが可能です。一度手配をしておけば、万が一水害が連続した場合でも対応が可能です。

 

場所を選ばず設置可能

デルタパネルは、複数のパネルを横に連結できる仕様のため、広い開口部でも対応することができます。またシート状であるため、凸凹した場所など複雑な設置面にでも、面に密着させて浸水を防ぐことができます。

 

まとめ

想定を超える水害に対抗するため、水防技術も日々進化しています。土嚢に代わる水防資材として、より利便性や効果の高いものが実際に現場でも活躍するようになりました。

特に、デルタパネルは最新の技術を基にしたきわめて効果的な水防ツールです。水害対策を検討中の方には、ぜひ一度ご検討ください。

デルタパネルについて、詳しくは以下の窓口からお問い合わせください。

>>『デルタパネル』に関するお問い合わせ

>>『デルタパネル』公式ページ

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Fri, 04 Sep 2020 16:28:49 +0900