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News Release
記事公開日:2020/09/30 最終更新日:2020/09/30

被災屋根を覆うための養生シート「ルーフ・マクガード」が誕生

上田テツヤ
MakMaxプラス

応急対策から本復旧までの長期使用にも対応

2020年9月30日

太陽工業株式会社

 大型膜面構造物(テント構造物)や土木資材などを手がける「膜や」の太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)は、この度、災害発生で住宅などの屋根が破損した際、効率的に応急対策を行うための養生シート「ルーフ・マクガード」を開発、10月5日より販売を開始致します。
 

 太陽工業が開発し製品販売を開始する「ルーフ・マクガード」は、住宅などの屋根が大型台風や大規模地震によって破損した際、屋根の破損箇所をいち早く養生する応急対策製品です。

 甚大な被害が広範囲に及ぶ近年の自然災害では、建物の被災件数が大幅に増加しており、応急対策を行っても本復旧工事までに時間を要するケースが増えています。 しかし、従来の養生シートで被覆し、ロープや土のう袋で固定する応急復旧では、養生シートや土のうなどの劣化によって、雨水が浸入するケースが多発しています。そのため、長期使用に対応できる耐候性や機能性に優れた「被災屋根用の養生製品」誕生の期待が高まっていました。

 太陽工業はこれらのニーズを背景に今年1月より開発を開始、被災屋根の養生を目的とした過去に類のない(注:当社調べ)養生用シートとして製品化したものです。 素材には、紫外線に強く従来のブルーシートと比べ約3倍の耐候性を備えた高強度の特殊シートを採用しました。

 さらに設置するシーンに応じて養生方法を選択できるよう、シートに土のうを挿入するポケットが溶着された「土のうポケットタイプ」(1種類/サイズ:5.4m×5.4m)と、シートとネットを一体化し、安定した拘束性能と不測の事態でもシートが飛散しにくいよう配慮した「ネット一体タイプ」(4パターン/最大サイズ:7.2m×5.4m)の二種類をラインアップしています。

 「ルーフ・マクガード」の定価は「土のうポケットタイプ」が定価50,000円、「ネット一体タイプ」は、サイズに応じて10,000円、15,000円、24,000円、38,000円の価格(共に税抜き表示)となります。


 太陽工業では、「ルーフ・マクガード」を屋根補修業者などに販売する他、各自治体との間で締結する「災害協定」を通じて、テントや避難所内で使用する間仕切りなどの供給品に、当製品を追加する事で、有事における速やかな対応を図りたいと考えています。 これらソフト・ハードの施策を充実化する事で、人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献していく所存です。

 

今回、製品化した「ルーフ・マクガード」の詳細情報は以下の通りです。

■製 品 名 : ルーフ・マクガード

■用     途 :
大型台風や大規模地震により住宅などの建物屋根が破損した際に、いち早く応急対策を、行なう「屋根用の養生シート」。通常のブルーシートの約3倍の耐候性を備え、設置後も本復旧工事までの長期使用に対応。

■素材特長 : 

  • 軽量で取り扱いが容易。
  • 紫外線に強く、従来の約3倍以上の耐久性を確保。
  • -35度の低温にも耐える、耐寒性。
  • 折り目、切れ目が出来ず、引き裂き伝播しにくい。
  • 防滑性があり、滑りにくく、防水性にも優れる。

■種  類 : 
【土のうポケットタイプ】
シートに土のうを挿入する「ポケット」を溶着、土のうを入れるだけでシートの飛散を防止する事が可能。また、ポケットに収納されるため、土のうが破損する心配もありません。

  • サイズ・重量・価格:
    縦5.4m×横5.4m(重さ:6.1Kg)  価格:50,000円






 【ネット一体タイプ】
シートとネットが一体となっており、ネットの四隅のロープで固定することでシートの飛散を防止することができます。

  • サイズ・重量・価格:
    縦1.8m×横2.7m(重さ:2.2Kg)  価格:10,000円  
    縦2.7m×横3.6m(重さ:3.6Kg)  価格:15,000円   
    縦3.6m×横5.4m(重さ:6.2Kg)  価格:24,000円  
    縦5.4m×横7.2m(重さ:11.1Kg) 価格:38,000円
 




報道用写真はこちらよりダウンロード頂けます。

 

<この件に関するお問合わせ先>


コーポレートコミュニケーション(広報)担当:上田・高谷・西川 電話:06-6306-3033







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