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News Release
記事公開日:2023/04/26 最終更新日:2023/04/26

福井工場に新号棟2棟を建設し5月より稼働

高谷裕美
MakMaxプラス

2025年大阪・関西万博に向けて生産体制を強化


2023年4月26日

<報道用資料>

太陽工業株式会社

 大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己)は、福井工場(福井太陽株式会社、福井市石新保町テクノポート内、太陽工業の100%子会社)の敷地に、新工場棟2棟(2号棟、3号棟)を建設し本年5月より稼働開始します。2棟の新設により、福井工場はこれまでの2.2倍程度の延べ床面積(約14,000㎡)となります。本工場棟新設にかかわる設備投資は約12億円です。

敷地内の右側2棟(白い屋根)が新号棟

 

■2025年大阪・関西万博受注に対応し生産体制を再編

 太陽工業は、2025年に開催される大阪・関西万博に向けて「関西パビリオン」(関西広域連合)をはじめ多くのパビリオン建設に参画していく計画です。これにより枚方工場(大阪府枚方市)は、大阪・関西万博に対応したカスタマイズ製品工場へ特化させます。従来、枚方工場で生産していた「テント倉庫」や「マク・クイックシェルター」などのテント製品の製造は、今回新設した福井工場2号棟、3号棟へ移管します。これにより、これまでの製造能力を保持したまま大阪・関西万博のパビリオン建設に対応できる体制を構築しました。

工場人員についても、既存製品の製造ノウハウをもつ熟練した人員約15名を一時的に福井工場へ移動します。このスタッフの指導をもとに、新たに採用する人員を教育し早期に本格的な生産を開始する計画です。

 

■福井工場は物流コンテナバック国内最大の製造拠点

 福井工場は1969年に稼働を開始しました。「タイコン」と呼ぶ物流用コンテナバッグ(フレキシブルコンテナ)のJIS(Z1651)表示許可工場として操業しており、月産1万袋の生産規模をもつ国内最大規模のフレキシブルコンテナ製造工場です。今回、この敷地内に新号棟を建設し、これまで生産していなかった「テント倉庫」や「マク・クイックシェルター」などのテント製品を製造します。工場人員は、今後1年程度でこれまでと比べ1.4倍程度とする計画です。

 

■福井工場 新号棟(2号棟、3号棟)概要

名称: 福井工場 2号棟、3号棟
所在地: 福井市石新保町28-67-2(テクノポート3−6−1)
延床面積: 2号棟  3600㎡  3号棟 3400㎡
階数: 1階
生産品目: テント倉庫・マク・クイックシェルター
投資額: 約12億円
着 工: 2022年5月
竣 工: 2023年4月(竣工式は2023年4月28日に実施予定)
稼 働: 2023年5月

 

ご参考

□タイコン

粉・粒体の大輸送を目的に開発された「タイコン」は、そのまま梱包、輸送や貯蔵等の役割を果たす機能的な設計で、粉粒体輸送容器のスタンダードとして広く活用されています。

□テント倉庫

太陽工業が提供するテント倉庫のブランド「フレックスハウス」は、創業以来、研究・開発を進めている「膜材料」により高い性能や品質をもち、年間700件以上建築しています。

□マク・クイックシェルター

マク・クイックシェルターは、緊急・災害時に素早く簡単に設営できる画期的なハイブリッドエアテントです。災害対策本部や救護所をはじめとする幅広い用途に即応力を発揮します。

 

■太陽工業株式会社について

 太陽工業は、社会の安心・安全を支え、人々の豊かな生活の実現に貢献することを目指す「膜構造のリーディングカンパニー」です。軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも製品を展開しています。特に近年では、各地で多発する災害時の緊急対応や、新型コロナ対策の医療用テントでも社会の注目を集めつつあります。

公式HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/

 


報道用写真は、こちらよりダウンロード頂けます。

 

この件に関するお問合わせ先

太陽工業株式会社 広報部 電話:06-6306-3033
三井(080-7077-0347)/高谷(080-4017-4670)/蔭島(090-2147-4572)

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