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News Release
記事公開日:2023/06/01 最終更新日:2023/06/01

三重トヨタグループのドローン訓練専用施設を完工

高谷裕美
MakMaxプラス

ドローン演習施設に最適な膜構造建築のスタンダードが完成、ドローン演習施設用フレックスハウスを本格販売開始


2023年6月1日

<報道用資料>

太陽工業株式会社

 大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己、以下:太陽工業)は、三重トヨタ自動車株式会社(本社:三重県津市、代表取締役社長:竹林 憲明)発注のドローンの訓練専用施設「モビナビドーム」において、膜構造の加工及び施工を請け負い、本年5月に完工しました。

「モビナビドーム」内観

 

 近年、景観の空撮だけでなく測量や点検、農業などさまざまな分野でドローンの活用が広がっています。2022年12月にはドローン操縦の国家資格(無人航空機操縦者技能証明制度)が誕生し、これまで禁止だった目視外・補助者なしで第三者上空を飛行する「レベル4飛行」が可能になりました。今回建築したドローン訓練専用施設「モビナビドーム」は、ドローンの販売とともに国家資格に対応したドローンスクールを運営します。

 今回建築した「モビナビドーム」は、建築面積約900㎡、高さ約15mの膜構造建築「フレックスハウス」です。当社独自の膜構造建築として、短工期化・低コスト化を実現した建築工法である「フレックスシステム」を採用しています。長年の膜構造建築の技術とノウハウをもとに、自社工場で部材を生産することで高品質かつ工期短縮を実現しており、「モビナビドーム」は着工からわずか3ヵ月で完工しました。「フレックスハウス」は、建物内に柱を設置する必要がないため、ドローンを飛行させる演習施設としては最適です。建物の大きさや高さもフレキシブルに設定することができ、ドローン演習に十分な高さ15mの施設となっています。また、壁や屋根にテント素材を採用しているため、太陽光を透過した明るく清潔感ある屋内空間を実現しており、日中は照明が不要でエネルギー消費を低減しています。屋内のドローン演習では、照明機材の光が視界を妨げるなどの問題もあり、太陽の光を和らげる膜素材を通した自然光はドローン演習施設に最適です。

 当社では近年のドローン演習施設へのニーズの高まりを受け、本施設をドローン演習施設のスタンダードモデルとして検討していく予定です。

 

■ドローンの訓練専用施設「モビナビドーム」概要

所在地: 三重県津市桜橋2丁目178-1
構 造: 骨組膜構造 1階建て
寸 法: 間口30m×奥行き30m×軒高10.5m(最高高さ15m)
面 積: 延床面積 900㎡
構 造: 鉄骨造 膜構造
施 主: 三重トヨタ自動車株式会社
設 計: 日新設計株式会社
元 請: 株式会社セイワ
膜構造: 太陽工業株式会社
用 途: ドローン実習場

 

■太陽工業株式会社について

太陽工業は、社会の安心・安全を支える「膜構造のリーディングカンパニー」です。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開しています。創業100年を迎え、今後さらにイベントや施設運営のグループ会社と連携するとともに、海外事業や研究開発を強化してまいります。

公式HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/

 


報道用写真は、こちらよりダウンロード頂けます。

 

この件に関するお問合わせ先

太陽工業株式会社 広報部 電話:06-6306-3033
高谷(080-4017-4670)/三井(080-7077-0347)/蔭島(090-2147-4572)

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