TOP > MakMaxプラス > News Release > 大分県立農業大学校の屋内ドローン演習施設を完工
News Release
記事公開日:2023/06/29 最終更新日:2023/06/29

大分県立農業大学校の屋内ドローン演習施設を完工

高谷裕美
MakMaxプラス

農業用でのドローン活用を実習


2023年6月29日

<報道用資料>

太陽工業株式会社

 大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己、以下:太陽工業)は、大分県立農業大学校(豊後大野市三重町赤嶺2328番地1)のドローンの訓練専用施設「ドローンフィールド」の膜構造施工を請け負い、本年3月に完工しました。

ドローン演習の様子

 

 近年、景観の空撮だけでなく測量や点検などさまざまな領域でドローンの活用が広がっています。とくに農業分野においては、農薬の散布等*に活用することにより大幅な省力化が実現できるため、具体的な使用にむけた取り組みが始まっています。大分県立農業大学校は、ドローンだけでなくGPSトラクターなど農業の効率化を図るDX推進(スマート農業)を重要課題としています。担当教諭によると「ドローンは高額ではあるが、10分で1ヘクタールへの農薬散布も可能であり、人手を使った散布の10~20倍ほど効率が良い。人件費に換算すると非常に効率が良い」とのことです。
*ドローンでの農薬散布は農薬取締法の対象となり、撒ける農薬の種類にも制限があります

 今回建築した「ドローンフィールド」は、当社独自の膜構造建築として短工期化・低コスト化を実現した建築工法である「フレックスシステム」を採用しています。長年の膜構造建築の技術とノウハウをもとに、自社工場で部材を生産することで高品質かつ工期短縮を実現しており、「ドローンフィールド」は基礎工事着工からわずか1.5ヵ月で完工しました。「フレックスハウス」は、建物内に柱を設置する必要がないため、ドローンを飛行させる演習施設としては最適です。建物の大きさや高さもフレキシブルに設定することができます。また、壁や屋根にテント素材を採用しているため、太陽光を透過した明るく清潔感ある屋内空間を実現しており、日中は照明が不要でエネルギー消費を低減しています。屋内のドローン演習では、照明機材の光が視界を妨げるなどの問題もあり、太陽の光を和らげる膜素材を通した自然光はドローン演習施設に最適です。さらに膜素材を使用することでドローンを制御するGPS電波を遮りません。

 

■大分県立大分大学校 ドローンの訓練専用施設「ドローンフィールド」概要

所在地: 大分県豊後大野市
構 造: 鉄骨骨組膜構造 1階建て
寸 法: 幅12mx奥行20mx軒高5m(最高高さ6.8m)
施 主: 大分県
事業主: 大分県立農業大学校
設 計: 一級建築士事務所 even
元 請: 有限会社べネッツ
膜構造: 太陽工業株式会社
用 途: ドローン演習場
膜素材: PSS200

 

■太陽工業株式会社について

 太陽工業は、社会の安心・安全を支える「膜構造のリーディングカンパニー」です。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開しています。創業100年を迎え、今後さらにイベントや施設運営のグループ会社と連携するとともに、海外事業や研究開発を強化してまいります。

公式HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/

 


報道用写真は、こちらよりダウンロード頂けます。

 

この件に関するお問合わせ先

太陽工業株式会社 広報部 電話:06-6306-3033
高谷(080-4017-4670)/三井(080-7077-0347)/蔭島(090-2147-4572)

関連記事

2021/01/14

見て体感!AR機能も搭載のECサイトが誕生

作成者 :
高谷裕美

コロナ禍でも必要な「防災・減災・感染症対策」製品をオンラインで理解~商談~購入までサポート 2021年1月14日 <報道用資料> 太陽工業株式会社 大型膜面構造物(テント構造物)や各種災害対応製品などを扱う太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)は、この度、コロナ禍でも緊急性や社会ニーズの高い「防災・減災・感染症対策」製品を取り揃え、AR(拡張現実)やオ...


もっと読む
2020/09/04

土嚢の中身は砂20kg!?素人でもできる土嚢の正しい作り方・積み方

作成者 :
高谷裕美

日本は、三日に一度雨が降る多雨の国です。台風もあります。 最近ではゲリラ豪雨が頻発し、いつどこで浸水などの水害が発生するかわかりません。 浸水対策は他人事ではなく、あなたも一定の知識を持って備える必要があります。 一般的な浸水対策としてまず思い浮かぶのが、「土嚢」を使った止水でしょう。 ニュース映像などでもよく見かける土嚢ですが、あなたは土嚢についてどれくらい知っているでしょうか?緊急時に、十分な...


もっと読む
2020/04/28

避難所や病院でのスペース対策!屋内の空間を区切り、安心・安全を実現する「屋内制御マク」

作成者 :
ミライ工事

新型コロナウイルスなどの感染症に対応するため、動線分離する「エアーテント」の設置や、それに陰圧設備を付与した陰圧テントの設置など、病棟外に簡単に素早く設置できる様々なテントが注目されています。 一方で、今後、経済活動を再開していくにあたり、医療施設に加えて、 工場など大きな空間内を、より簡単に仕切ることによって 働く人の安全・安心を守る場を確保することも重要です。 そこで活用いただきたいのが、空間...


もっと読む
2019/12/04

法面保護工の種類と新しい手法│重機・専門技能不要の低コスト工法とは

作成者 :
高谷裕美

「法面」とは切土または盛土によってつくられた人工的傾斜面のことです。山がちで雨の多い日本において常に不安定かつ脆弱性を持ちます。 法面は崩壊リスクと隣り合わせで、その表面の浸食や、崩壊を抑止するために法面の保護工事や補強工事が必要です。しかし、その工法はそれぞれ一長一短があります。 今回はさまざまな法面保護工事の施工方法と、新しい解決策についてご紹介します。 【目次】 1 法面保護工とは 2 法面...


もっと読む
2019/08/09

和室天井を含む様々な天井構造の仕組・種類の紹介と耐震性の考え方

作成者 :
高谷裕美

「天井」について深く考える機会はあまりないかと思いますが、その奥は深く、様々な構造や機能などがあります。 特定天井、耐震天井、吊り天井、直天井───湿度・温度調整、防音、明るさの確保、ホコリの落下防止───。天井の構造について全体を理解し、安全で機能的な天井を実現できるよう、必要な知識を簡潔にまとめました。 【目次】 1 おもな天井の構造:直天井と吊り天井 2 天井構造の種類 3 気を付けたい耐震...


もっと読む
カテゴリ :
天井
タグ :
人気のある記事 膜天井