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News Release
記事公開日:2023/11/30 最終更新日:2023/11/30

令和5年度山梨県建築文化賞を受賞

三井 雄太
MakMaxプラス

“小さな村に大きな木組み屋根”丹波山村役場


2023年11月30日

<報道用資料>

太陽工業株式会社

 大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己)は、人口約530人で離島を除いて関東で最も小さい自治体である丹波山村(山梨県)から庁舎の設計、施工を受注し、2023年1月に完工しました。今回、この丹波山村役場が山梨県建築文化賞推進協議会より、「令和5年山梨県建築文化賞」を受賞し、11月29日に山梨県立図書館(山梨県甲府市)にて授賞式がとり行われました。

 

■青梅街道と奥多摩の山々をつなぐ大屋根庁舎

 丹波山村役場は、村の中央を東西に貫く青梅街道に面して建てられています。村に住む⼈、⼭を訪れる⼈、街道を通りすぎる⼈、様々な⼈が⾏き交うこの場所に、村のシンボルとなるカラマツ集成材の大屋根をもつ庁舎が誕生しました。村民と登⼭客や⻘梅街道を通る⼈が触れ合い、語り合えるような開かれたイメージをもつ2階建ての建物です。 今回の受賞で山梨県建築文化賞推進協議会では、「小規模自治体における新たな庁舎のカタチとして高く評価された」としています。

 丹波山村役場は、鉄筋コンクリート造、鉄⾻造、⽊造のハイブリッドな構造となっています。鉄筋コンクリートの基壇の上に、鉄⾻の柱梁を建てたあと、⽊造屋根を架構しました。北側法⾯の⼟砂崩れに備え、本⼯事に先⽴って法⾯補強⼯事を⾏なっており、木がもつ温もりある優しい内観の一方で、十分な堅牢性をもっています。庁舎は役場機能はもちろんのこと、観光拠点としての機能、⼦供たちの遊び場、お年寄りの寄合の場、災害時の拠点、お祭りの舞台など、さまざまな活動の拠点となります。

 

 ⻘梅街道に沿って設置したテラスはバスの待合スペースとしても活用されます。役場の内外には⾊々なスペースを設置しており、⽤がなくてもふらりと⼈が集まってくる村の方々の家のような役場となっています。

 

■災害対策と環境配慮

 災害時や有事の拠点となる新庁舎では、3⽇分の⾮常⽤電源、3⽇分の雑⽤⽔、3⽇分の飲料⽔(PETボトル備蓄)を備える備品倉庫を設けています。また、排⽔貯留槽や太陽光発電など、災害時の機能維持に配慮した設備も備えています。 斜⾯地の敷地特性を⽣かした⾃然換気に有利な屋根形状を採⽤するとともに、⼤きくひさしを出すことで⽇射遮蔽を徹底しました。これによりランニングコストとCO2排出量の削減を図っており、環境にやさしい役場となっています。
 こうした高い省エネ設計の徹底により、レジリエンス強化型のNearlyZEBを取得しました。

■丹波山村役場の概要

□1F

 街道に沿って、広く、⾒通しのよいロビーを配置しました。 執務室や村⻑室等の⽇常業務のスペースは1階に集約しており、来庁者の受付もすべて1階となります。

□ロビー

 明るく、⾒通しのよい開放的なロビー空間。⼊⼝を⼊ってす ぐに受付カウンターを設け、職員に声をかけやすい雰囲気を 作っています。⼀⾓には丹波⼭の特産品などを紹介する展⽰コーナーを設け、道の駅のアネックスのように利用することもできます。

□2F

 議会スペースや職員のミーティングのほか、村の方々がワークショップや放課後の学習などに⾃由に使えるスペースとして⼤会議室、⼩会議室、図書コーナーを設けています。

□⼤会議室と図書コーナー

 2階の⼤会議室は、移動間仕切の開閉によって空間を区切ることができます。議会会期中は議場として、⽇常は職員も村の方々も利⽤する多⽬的ホールとして、さまざまな⽤途に活⽤されます。

■建築概要

所在地:⼭梨県北都留郡丹波⼭村2450
施主:丹波⼭村
CM:株式会社⼭下PMC
設計/施⼯ :太陽⼯業・橋本尚樹建築設計事務所(現・NHA)共同企業体
着工:2021年9月
規模:地上2階建て・鉄筋コンクリート造⼀部鉄⾻造、⽊造
建築⾯積868.13㎡(建ぺい率25.31%)
延床⾯積1079.02㎡(容積率30.27%)
⾼さ10.300m
敷地⾯積3429.33㎡

 

■太陽工業株式会社について

 太陽工業は、社会の安心・安全を支える「膜構造のリーディングカンパニー」です。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開しています。創業100年を迎え、今後さらにイベントや施設運営のグループ会社と連携するとともに、海外事業や研究開発を強化してまいります。

公式HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/

 


報道用写真は、こちらよりダウンロード頂けます。

 

この件に関するお問合わせ先

太陽工業株式会社 広報部 電話:06-6306-3033
三井(080-7077-0347)/高谷(080-4017-4670)/蔭島(090-2147-4572)

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