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テント倉庫/工場/作業場
2020/06/26

業務用の伸縮式大型テントの特徴と導入事例

高谷裕美
MakMaxプラス

汚染土壌対策を実施する土木工事現場では、環境配慮や施工の効率化等のために、作業場所にテントを必要とする場合があります。

業務用の伸縮式大型テントは、大規模な現場にも対応しながら、必要に応じて柔軟にサイズを調整できる経済的で効率的な汚染土壌対策建屋です。

本稿では、業務用の伸縮式大型テントの特徴と導入事例をご紹介いたします。

 

 

大型テントを必要とする汚染土壌対応工事

大型テントを必要とする主な場合は以下のとおりです。

  • VOC(揮発性有機化合物)汚染土壌で掘削除去工法で行い、雨除け、粉じん対策としてテントが必要な場合。
  • ダイオキシン、PCB、水銀、POPsの場合は原則前室テント付きの負圧管理できるテントが必要。
  • その他重金属の場合は近隣対策上テントを要す場合のみ必要。
  • ホットソイル工法(VOCの汚染された土壌に生石灰などを混合して、反応熱を利用して、揮発・分離・吸引、活性炭にて吸着回収する工法)を原位置で行う場合はテントが必要。
  • 掘削除去工法(現場にて直接、汚染度を掘削除去し、場外の中間処理工場まで搬出する工法)はテントが必要な場合と不要な場合あり。
  • トンネルずりは自然由来の有害物質(シアンを除く8種類)が発生する場合があるが、重金属の為水銀以外はテント重要度は低いが、雨対策(土を乾燥させる・一時保管)の用途で設置する場合あり。

汚染土壌とは、特定有害物質の基準値を超えた含有量を有する土壌(土)のことでであり、工場からの有害な物質を不適切に取り扱った結果汚染したり、自然由来で汚染されたりするものがあります。

汚染土壌を直接摂取してしまったり、汚染土壌が溶出した地下水等を飲用したりすると、健康を害する可能性があります。

そのため、土壌汚染の状況の把握や土壌汚染による人の健康被害の防止を目的として、土壌汚染対策法が策定されており、この法律で、土壌汚染調査の義務がかかる土地や、対象となる特定有害物質及び基準値が定められています。

また、土壌には、塩素を含む物質の不完全燃焼等で生じるダイオキシン類が蓄積されている場合も、これは「ダイオキシン特措法」においてダイオキシン類に関する基準や規制を定め、汚染土壌に関する措置が定められています。

 

汚染土壌対応工事現場における伸縮式大型テントの用途

汚染土壌対応工事現場で必要となる伸縮式大型テントの用途は、工事の目的によって主に以下のようなものがあります。

  1. 汚染土壌対策建屋(汚染土壌改良・解体・粉じん対策屋根として)
  2. 掘削残土・ガレキ等の一時集積保管場

 

汚染土壌対策工事に限らない伸縮式大型テントの用途

法の定めにより必要な場合があるほか、工事作業の品質全体の向上にもテントを用いることができます。
汚染土壌対策工事の効率を高めることはもちろん、その他の工事用途でも、伸縮式大型テントを活用することが可能です。

  1. 雨、雪対策用建屋
  2. プラント設備等建屋
  3. その他仮置き場
  4. 文化財改修・史跡調査の対策屋根
  5. 熱中症対策建屋

仮設テントを設置することにより、天候に大きく左右されずに作業ができるため、工期短縮が可能となります。
また、施工環境・周辺環境への配慮だけでなく、現場従事者の方への配慮もできます。

 

業務用の伸縮式大型テントのバリエーションとサイズ展開

汚染土壌対策工事その他で用いることのできる大型テントには、大きく分けて伸縮式と固定式の2種類があります。

ここで紹介する「伸縮式」は、仮設テント自体が蛇腹式に伸縮するものです。

ここでは、仮設レンタルテントで数多くの実績がある、太陽工業株式会社の伸縮式大型テントのバリエーションをご紹介します。

伸縮式

伸縮式大型テントは、テント自体が伸縮するタイプで、長尺や重量物を直接クレーンで入出庫できます。

主な特徴やメリット、サイズ展開は以下です。

  • 上屋の伸縮に機械は不要で、人手で動かすことができます。
  • 設置工事は1棟あたり通常1〜2日で完了。
  • 撤去も通常1日で現状復旧します。
  • 間口サイズは5種から選択可能です。

 

伸縮式 新型

新型伸縮式大型テントは、スパン毎にテントを差し込んでいく構造の伸縮式のテントで、必要な面積だけ設置することができます。
主な特徴やメリット、サイズ展開は以下です

  • スパン毎にテントを差し込んでいく構造なので、桁行方向の寸法は1スパン(1.5m)毎に自由に設定できます。
  • 開口部はカーテン式でスライドするだけでフルオープン。スピーディーな出し入れが可能で作業効率がアップします。
  • テント取付はガイドファスナーに沿って分割膜を差し込みスライドさせるだけ。
  • 旧型と比較して施工性と安全性が向上しています。

 

伸縮式大型テントの導入事例

伸縮式大型テントの導入事例をご紹介します。
内部から外部への飛散防止や、外部環境要因(雨など)に対する現場の保護、温度管理、作業効率改善など、様々な目的に応じて伸縮式大型テントを活用することができます。

導入事例1

伸縮式仮設テント(栃木県・試験実験棟)
試験・実験期間中のみ雨よけスペースが必要な時、仮設テントがお役に立ちます。
専門作業チームによる設置工事は通常1~2日で完了。すぐにお使いいただけます。 撤去作業も通常1日で完了し、素早く現状復旧します。

 

導入事例2

伸縮式テント倉庫 積雪タイプ(鳥取県・埋蔵文化財展示用)
テントにすることにより明るく、開放感の高い空間を確保できます。
テント屋根の太陽光透過による室内照明の削減は、ランニングコストの提言も図れます。また躯体が軽いため、大きな開口部を取りやすいのも特徴です。

 

導入事例3

伸縮式テント倉庫 積雪タイプ(秋田県・工事現場作業用)
25tクレーンで容易に吊り上げられるため、低コストでの移設が可能です。
作業箇所が点在していても問題ありません。短期間施工で時間とコスト、 資材の削減を両立します。

 

導入事例4

新型伸縮式仮設テント(岩手県・建設現場の冬季コンクリート養生用上屋)
倉庫自体が伸縮する為、長尺・重量物等を直接クレーンで入出庫できます。
テント内は天候の影響を受けない為、作業の安全性が確保され、 工期短縮によるコスト改善につながります。

 

導入事例5

伸縮式仮設テント(東京都・埋蔵文化財発掘調査用)
埋蔵文化財の存在が確認されている土地で、毎年9千件程度の 発掘調査が行われています。
晴天時は屋外作業、曇天時はテント内作業。一年中作業が可能な為、 短工期で調査をすすめることができます。

 

まとめ

伸縮式大型テントは、汚染土壌対策建屋として効率的なソリューションです。 環境配慮や施工効率化、現場従事者の方への配慮のために役立てていただけます。 一時的な施設であるため、レンタルやリースでの利用によってさらにコストパフォーマンスを向上させることもできます。

太陽工業株式会社は、伸縮式大型テントの設置を数多く手掛けており、様々な課題やニーズに対応が可能です。 ぜひお問い合わせください。

公式ウェブサイト:太陽工業株式会社

 

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