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2022/06/13

人気急上昇スポーツ「パデル」とのタッグで、「人が集まる場づくり」を目指す

阿江佐和子
MakMaxプラス

集客や「場づくり」に、どんなコンテンツが良いか悩んでいる企業担当者は多いはず。魅力的なコンテンツがあっても、予算がかかり過ぎたり、事業計画立案のリソースがなかったり、という壁に当たることもあるでしょう。そんな中おすすめしたいのが「パデル」というスポーツを通じた集客です。

パデルとは、ヨーロッパを中心に人気のニュースポーツ。日本ではまだ競技人口が少なく、プレーをするコートも海外から輸入したものがほとんどです。しかし近年では、太陽工業が膜の技術を駆使して国産コートの開発に携わるという動きも見られます。ここでは日本パデル協会副会長・玉井勝善氏と太陽工業・佐仲慶一氏の対談を通し、パデルの魅力や集客の可能性などについて、探っていきたいと思います。

 

幅広い世代で楽しめ、名アスリートの愛好家も多数!世界中で人気のパデル

――パデルという競技について、教えてください。

玉井: パデルについて説明するとき、我々は「硬式テニスとスカッシュを足して2で割ったようなスポーツ」という表現を使います。硬式テニスの要素が90%くらいで、残りの10%がスカッシュといったところ。周りがガラスと金網に囲まれた専用コートでプレーし、壁に当てて返すようなショットもあるんですよ。

ボールはテニスとほとんど一緒ですが、ラケットはテニスの半分くらいの大きさで板状です。そのため、初心者でも当てやすく老若男女幅広く取り組めるスポーツと言えます。競技人口は、愛好家を含めると2万5000人から3万人くらい(※1)。日本パデル協会に登録して大会にエントリーするというような競技者となると、700人強くらいいますね。

佐仲:私も何度かプレーしていますが、すごく面白いんですよね。ラリーが続けやすいですし、練習をたくさんしなくてもある程度は打ち返せます。初心者でもゲームが楽しめて、上達を実感しやすいことに魅力を感じました。

玉井:実はパデルは世界ではメジャーなスポーツなんです。スペインではテニスの競技人口の4倍もいて(※2)、サッカーの次に多いとされています。ほかにもアルゼンチンやポルトガルなど、7カ国でパデルの競技人口がテニスを抜いていて、オランダやイタリアといった国々もこれから抜きそうだと言われています。

有名アスリートもパデル愛好家は多いですよ。テニスのノバク・ジョコビッチやラファエル・ナダル、元サッカー選手のジネディーヌ・ジダン、日本でプレーするアンドレス・イニエスタもパデル愛好家の一人です。(※1)。

 

パデルとイベントを組み合わせると、より大きな集客を見込める

――海外ではBBQなどと組み合わせて開催されることも多いパデル。日本で開催したいイベントはありますか?

玉井:海外では、「パデル×パエリア」「パデル×BBQ」のように、イベントと抱き合わせて開催することが多いんです。その意味で、すごくパデルって可能性を秘めているんですよ。私が最初にパデルに出会ったのも、肉を食べながらパデルをするイベントでした。

最近だとアイドルがパデルコートでコンサートをやることもあります。コロナ禍で握手会ができなくなったかわりに、パデルコートで歌ったあとにファンとプレーしたり、写真を撮ったりするというものです。ほかに、「キャプテン翼」の作者の高橋陽一さんもパデルが好きなので、協会の名誉会長になっていただいて年に1回「高橋陽一カップ」というのも開いています。「パデル×〇〇」というコンテンツが広がっていけばいいなと思っています。

佐仲:太陽工業では今、膜の技術を使ってパデルコートを作ろうという取り組みを行っています。しかしそこで目指すのは、単なるパデルをする場所、ではなく「場づくり」です。例えば弊社では、膜技術を生かして「ふわふわドーム」という膜でできたトランポリン型の遊具を、パデルコートに付随する形で設置提案を行っていこうと思っています。これなら、ファミリー層が楽しむ場所としての可能性も広がるでしょう。人が集まることで新しい交流が生まれ、町も元気になっていく――そんなイベントを開催していきたいです。

 

土地効率が良く収益性も高いパデル。国産コートなら導入後の機会損失も少ない

――今後、パデルの日本での普及や企業での導入は進んでいくと思いますか?

玉井:パデルって、すごく簡単に言うと収益性が高いんですよね。例えばですけど、テニスコート1面の大きさでパデルコートなら2面作れるので、単純に売り上げは2倍になります。こういう魅力や土地効率の良さに気付いてもらえたら、いろんな企業が事業として関わってくれるじゃないかと期待しています。

佐仲:これまで、パデルコート導入にハードルを感じている企業は少なくありませんでした。それは、「海外からの輸入だと図面や構造の計算がしっかりされていないから」という理由があったからです。ほかにも、ガラスが割れてしまわないか、ポールの品質は大丈夫かという懸念点もあったと聞いています。でも、国産のパデルコートを弊社が作れれば、安心・安全の基準を設けているので導入も進むのでは、と期待しています。

玉井:導入のハードルが下がるのは、めちゃくちゃいいことですよ。以前、好立地でのイベントを企画できそうだったのに、海外製コートの設計情報が不十分で実現に至らなかったことがありますから。あと、海外からの輸入だと最短1カ月、長くて3カ月以上かかることも。

佐仲:海外製だと納期が不安定というデメリットもありますよね。国産品でも納期は最短で2カ月程度なのですが、生産ペースが国際情勢に左右されることも、船便が遅れるリスクもないため、安定した供給が可能です。コートを導入する企業側にとっても、機会損失のリスクは少ないのではないでしょうか。

 

太陽工業の技術が、パデルコート建設・普及に役立つ?

――太陽工業とパデルがタッグを組むことになったきっかけは何だったのでしょうか?

玉井:パデルコートの市場はスペインが中心で、中国で作ったものをスペインで販売しているケースがほとんどです。でも太陽工業さんは「膜」という圧倒的な技術を持っているので、国産パデルコートを作れるのでは、と思いタッグを組みました。

佐仲:スペインのパデルコートを研究させてもらったんですけど、これだったら弊社でも膜の技術を使って、明るく開放的な「全天候型のパデルコート」を作れると確信しました。

ほかのスポーツもそうなのでしょうが、パデルって雨の日や暑い日なんかに予約が入りにくいんですね。事業者さんが天候によって収入の機会損失をするのを、弊社のコートなら防げます。さらに、まだまだ市場が広がる見込みのあるスポーツですので、弊社としても事業としてスタートしたという感じです。

 

――パデルを知らない人がファンになったり、「パデル選手になりたい」という人が増えたりしたら素敵ですよね。

玉井:そうなれば、本当に嬉しいです。実はパデル協会では今、3つの計画を立てています。1つ目は、コート数を倍増させること。世界的なマーケット事例で、国内のコート数が50を超えると、翌年には倍以上になるという傾向がデータとしてあるんです。日本でのコート数も2022年中に50を超す予定なので、データ的にはそろそろブレイクするタイミングじゃないかとワクワクしています。

2つ目は、五輪の正式競技にすること。フットサルが日本で流行り出したのは2002年の日韓ワールドカップがきっかけだったんですよ。なので2032年のブリスベン五輪で正式競技に入ることを目標とし、パデルの一層の拡大を狙いたいですね。

3つ目は、プロリーグを作ること。日本を含めたアジア・オセアニア地域のプロの大会をやっていく予定です。パデルのムーブメントが起きるのを、今から楽しみにしています。

 

パデルを「場づくり」のコンテンツとして活用してみよう

世界的に人気で、日本でも競技人口が増えつつあるパデル。「初心者でもラリーの楽しさがわかる」「上達を実感しやすい」というスポーツとしての魅力だけでなく、「パデル×BBQ」「パデル×アイドル」のようにイベントと組み合わせやすいという特徴もあります。そのため、スポーツをする人以外の集客が見込め、「場づくり」のコンテンツとしても期待できるでしょう。パデルコートの国産化が進めばスムーズな導入も予想できるため、フットサル場やテニスコートを所有しているものの収益性が良くない場合の事業転換の選択肢として、パデルを検討するのも良いかもしれません。

 

お問い合わせはこちらから
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【出典】
※1:日本パデル協会(JPA)「パデルの魅力」
https://www.japanpadel.com/charm-2/charm/
※2:Padel Asia - パデル東京「各種ご案内」
http://www.padelasia.jp/info

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