汚濁防止膜 「シルトプロテクター」

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業界トップクラスの実績から最適な汚濁防止膜をご提案

汚濁防止膜は、海洋を主とする公有水面での浚渫工事や埋立工事等において、発生する汚濁の拡散を防止する為に設置される構造物です。わが国における汚濁防止膜の実績は、四十余年になり、現場における経験を重ね技術的には成熟されてきました。

港湾工事を始め、水域工事において拡散するヘドロやシルトの汚濁水は環境保全の大きな障害です。その汚濁流出を防止する為に開発されたシルトプロテクターは静穏な海域から、波の荒い海域まで幅広い設置条件に対応できる商品です。

『シルトプロテクターシリーズ』
  ・固定式垂下型汚濁防止膜
  ・浮沈式垂下型汚濁防止膜
  ・枠型汚濁防止膜(汚濁防止枠)
  ・固定式自立型汚濁防止膜
  ・中間フロート型汚濁防止膜
  ・高波浪型汚濁防止膜
  ・岩礁型汚濁防止膜


海洋計画において、シルトプロテクターは欠かす事のできない汚濁対策システムです。

近年の技術基準類の性能規定化に対応するため、2008年4月に「汚濁防止膜技術資料(案)」が発刊され、海洋工事に係わる関係者の方々に広く周知されるよう(財)港湾空港建設技術サービスセンターのホームページ上に掲載されました。
汚濁防止膜技術資料(案)

この技術資料(案)では、汚濁防止膜の設計、製作、品質管理、設置、保守管理、撤去及び再利用等を行うための標準的な考え方がまとめられています。特に、性能照査、品質管理、保守管理の充実に配慮されています。また、昨今では建設廃棄物減量のため、汚濁防止膜の再利用が強く推奨されています。これまで明確でなかった再利用される汚濁防止膜(レンタル品)に関する性能照査、品質管理、保守管理方法についても詳述されています。

汚濁防止膜
「シルトプロテクター」

特長

固定式垂下型汚濁防止膜

固定式垂下型は、水面に浮上しているフロート部からカーテン部を水中に垂下させる型式で最も多く使われているタイプです。
係留部は、係留力により汚濁防止膜を水平方向に安定させる為の部位であり、係留するアンカーロープと海底に固定するアンカーから構成されます。アンカーロープには、ワイヤーロープや合成繊維ロープが用いられます。アンカーに関しても所要の抵抗力を満足すると共に、耐久性、耐腐食性を考慮する必要があります。
カーテンとアンカーロープの接触回避、テンション部に作用するアンカーロープの重量の低減、衝撃的な引っ張り力が作用した際の衝撃吸収として緩衝ブイを用いる事もあります。

汚濁防止膜
「シルトプロテクター」

販売品標準仕様(固定式垂下型汚濁防止膜)

タイプ敷設場所の条件仕様
フロート径(mm)フロート形式カーテン生地(番手)ウェイトチェーン質量(kg/m)
A有義波高:1.5m以下、流速:0.5m/s以下
(自然の地形で遮蔽された防波堤外の海域)
600連続800~50010~20
B有義波高:1.0m以下、流速:0.2m/s以下
(防波堤内の広い海域、あるいは自然の地形で遮蔽された湾奥の海域)
400連続500~3005~10
C有義波高:0.8m以下、流速:0.1m/s以下
(防波堤内の中程度の広がりを持つ海域)
300連続500~3005~10
D有義波高:0.5m以下、流速:0.05m/s以下
(湖沼、あるいは湖沼と同等に静寂な十分に遮蔽された湾奥の海域)
300単独3003~5

※1.連続型はフロート部に浮力体が連続して配置される。単独型は浮力体が不連続のものをいいます。
※2.有義波高1.5mを越える海域については特別仕様となります。
※3.上記仕様を選定するに当たり風速、水深、カーテン丈長は代表的に下記の数値を用いています。
風速:20m/s、水深:20m、カーテン丈長:10m



レンタル品標準仕様(固定式垂下型汚濁防止膜)

2013年9月に汚濁防止膜技術資料(案)のレンタル品質規定が改訂されました。その中で汚濁防止膜の再利用が推奨されており、品質確保のためにカーテン記事の強度についても定義されました。また、第三者機関による強度証明についても言及されています。

タイプ敷設場所の条件フロート部仕様
フロート径(mm)フロート形式
固定式有義波高:1.5m以下、流速:0.5m/s以下
(自然の地形で遮蔽された防波堤外の海域)
別途検討別途検討
有義波高:1.0m以下、流速:0.2m/s以下
(防波堤内の広い海域、あるいは自然の地形で遮蔽された湾奥の海域)
φ400(浮力980N/m)連続(発泡スチロールフロート)
有義波高:0.8m以下、流速:0.1m/s以下
(防波堤内の中程度の広がりを持つ海域)
φ300(浮力294N/m)連続(発泡スチロールフロート)
有義波高:0.5m以下、流速:0.05m/s以下
(湖沼、あるいは湖沼と同等に静寂な十分に遮蔽された湾奥の海域)
φ300(浮力294N/m)連続(発泡スチロールフロート)
浮遊式港外φ600(浮力2532N/m)連続(エアフロート)
港内・通船ゲート用φ400(浮力980N/m)連続(エアフロート)

※1.連続型はフロート部に浮力体が連続して配置されます。単独型は浮力体が不連続のものをいいます。
※2.上記設置場所の条件は、目安であり、風速、水深、カーテン丈長等により異なります。
*採用される海域の海象条件により求められたカーテン強度の製品を使用します。カーテン強度については『汚濁防止膜再利用カーテン引張強度評価制度』に基づき計算されます。



当社では、レンタル出荷ヤードに引張試験機を設置してサンプリングによるカーテン残存強度の確認を行っています。カーテンにはICタグを取り付けて、常時、設置履歴を確認できる体制を整えています。十分な技術的ノウハウをもって汚濁防止膜のレンタル品を管理することで、品質面、在庫面で安心できる供給体制を維持し続けています。

汚濁防止膜


浮沈式垂下型汚濁防止膜

浮沈式垂下型は、垂下型のカーテンと浮上や沈下が可能なフロート部を持つ型式の汚濁防止膜です。

係留部はアンカーロープとアンカーで構成され、緩衝ブイが用いられることが多く、係留部のアンカーとしては、コンクリートブロックが用いられることが多いようです。

汚濁防止膜


フロート部は、合成ゴム製でフロート内の空気を出し入れすることにより浮上、沈下させることができ、工事区域の工事船舶の出入口確保や台風等の荒天時の緊急待避ができます。浮上時の断面構造は固定式垂下型と同じです。浮沈式汚濁防止膜間の接続には、給排気配管と共に取付金具が用いられます。

太陽工業の浮沈式シルトプロテクターのフロートは、従来型の1気室構造とより信頼性の高い2気室構造を選択できます。2気室構造とは、フロートの空気室が隔壁により2気室に区分された構造で、万一、片方の気室が破損しても沈下する事が無い為、工事を中断する必要が無く、安全性と耐久性に優れています。

汚濁防止膜
「シルトプロテクター」

枠型汚濁防止膜(汚濁防止枠)

枠型は、フロート部の下部にカーテン部を垂下させた型式の汚濁防止膜です。グラブ浚渫船等による浚渫作業において、浚渫箇所の部分的な汚濁防止を行う場合に用いられます。
枠型汚濁防止膜のカーテン部は、発生する張力に対して十分安全でなければなりません。また、カーテン部に生じる作用に対して性能照査を行う必要があります。

汚濁防止膜
「シルトプロテクター」

施工手順・構造計算

敷設

【準備作業】
●作業ヤード整地
●アンカーブロック製作
●部材搬入
陸上作業ヤードについては組立、荷降ろしが容易な120m~140mX40m程度の敷地が必要です。

【陸上組立作業】
●検査
●スパン間の縦ジョイント
●カーテン仮止め
仮説陸上ヤードにおけるすべての組立及び接続作業が完了したら、製品検査、係留部検査を行い、不具合がないことを確認します。

【海上敷設作業】
●台船積込み
●曳航
●アンカーブロック設置
●汚濁防止膜設置

シルトプロテクター敷設

シルトプロテクター敷設

シルトプロテクター敷設

シルトプロテクター敷設


汚濁防止膜
「シルトプロテクター」

汚濁防止膜の構造計算

風速や潮流速、水深などの現場条件を入力していただきますと、カーテン強度が出力されます。計算シート(エクセル)は下記リンクよりダウンロードしていただけます。

【出力内容】
・カーテン強度
・フロート必要浮力
・テンション部必要強度
・アンカーロープ必要強度
・アンカーブロック必要重量

汚濁防止膜の構造計算(無料ダウンロード)

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