MAKMAX 太陽工業株式会社

    

Work Flow

太陽工業の営業、設計、
エンジニア
それぞれの強みと、
仕事の流れとは。

Work Flow

Sales Section

営業の役割

ものづくりの輪の中で
熱を感じる

藤岡 誠二
首都圏営業本部
第2営業部 部長
  • Profile
  • 出身は広島、大学は大阪だったのだが、1991年に入社以来、東京で営業としてキャリアを歩む。営業はトータルプロデューサーとして、全体を把握しておくのが基本。その上で、何ができるか、できなければ別の方法はないかを柔軟に考える必要があると考えている。現在、太陽工業として初の試みとなるプロジェクトを進行中。

少し前までは太陽工業では、お客様と直接やり取りをしている建設事業者がいて、その事業パートナーとして製品を売るというのが基本的なスタイルでした。しかしながら、ここ最近では、お客様から直接依頼を受け受注する案件も増えてきています。いわゆるゼネコン的立ち位置をイメージしてもらったら分かりやすいですね。つまり設計から施工まで、一つの建築物を請け負うということですね。その中での営業の立場は、“プロジェクトマネージャー”、つまり案件の最初から最後まで計画・遂行に責任を持つ役割ということになります。時には協力会社10社が入るような案件もあるのですが、それぞれ立場が違うので言うことも違ってきますし、当然お客様との折衝もあります。また、その建築にイベントが絡んでいるのであれば、広告代理店や内装業者ともやりとりをしなければなりません。ちょっと一言では説明できないくらい、やることは多いです。しかしながら、当グループにはイベント事業を行う兄弟会社もありますし、その他にも様々な事業を行っている会社があります。すべてに責任を持ち、トータルに受注・請け負うことは、新しい挑戦ですが、それをやる力は十分にありますし、まさにそこが太陽工業の強みです。

プロジェクトを進行していく中では、当然色々な人と関わるわけですが、プロジェクトマネージャーとして、言わなければいけないことは、きちんと伝えることが大切ですね。実際にものづくりに動く設計部門や施工管理部門の主張に対して、妥協するだけでは、当然いいものはできあがりません。また、やりがいとしては、場面場面で戦略を立て、営業が主体となって未来を切り拓いていけることですね。当社では、一部のものを除き、完成品・既製品を売りません。価格も特に初めての分野に挑戦する際にはあってないような時もあります。さすがに赤字はダメですが、次のつながりが見えているのであれば、利益を度外視した提案をしたっていいんです。やっぱり、夢を持ち続けるのが営業ですから。そして、その夢を実現させるためには、上から見ているだけではだめ。ちゃんと、ものづくりの輪の中に入って、その温度を感じることができなければ、人を動かすことはできません。

Design Section

設計の役割

意志を実現する
設計者として

鎌田 和敏
設計本部
西日本設計部 部長
  • Profile
  • 1993年入社。入社後すぐにイギリスへ建築学を学ぶため約1年半留学。以来設計者として、ドーム構造に代表されるMR設計に携わり、多くの大型施設の設計に携わる。2017年に現職となるが、根っからの設計好きが長じて、最近まで多くの設計を手がけていた。現在は、「膜」だけではなく、「建築」全体ができる設計を目指している。

もともとは、営業から連絡があり、営業が作成した依頼書を見ながら設計を進めていくのがスタンダードな仕事の進め方でした。しかし、それは情報の出所がすべて営業だということと同義です。もし情報が足りなくても、営業を通してお客様に聞くというスタイル。ただよく考えてみると、設計者から見た確認、相談したい観点と、営業としてお客様に対応する事柄は、当たり前に内容も異なるため、この進め方では効率が悪いですし、質やスピードの点でも改善できる点なんですよね。。そこで最近では設計部門が直接、設計事務所とコミュニケーションをとるようになりました。そうなると、設計の見地から、どういう理由でその形を求めているのか、どういう経緯があってそうなっているのかを、深く聞き出すことができるんですね。すると、お客様自身や営業が気付かなかった、「違う形状の方がコストメリットを実は出しやすい」というような提案もできるようになってくるんです。お客様の真意を知ると言うんでしょうか。心の中の声を聞き出すことで、よりよい設計ができるようになりますし、作業効率も格段に上がる。営業や他部署とも連携を取りながら、お客様と一緒になって、設計を進めていくことで、当社への信頼感もさらに醸成できていると思います。

そうした環境の中で思うのは、設計者というのは、自分の個性をいかに出せるかがとても大事だということ。誰でもできることをやってたらやっぱり面白くないでしょ。自分ならこうします、自分ならこうできます、という意志が大切です。しかしながら、独りよがりでは絶対にダメなので、お客様の要望をきちんと勘案しつつ、自分の思想を盛り込めるかが、設計者の技量ですね。CADを使えて、解析ができたから一人前の設計者ではないんです。ちゃんとストーリーが描けて、よりよい提案ができるのが太陽工業の設計者やと思いますよ。でも、現在は、割合としては“下請け”的ポジションが多いため、自分の意志や考えを出していく場面が多いとは言えない側面もあります。。そこで全社で取り組んでいるのが、膜だけでなくて、建物全体を設計しましょうよ、というビジネスへの移行。超上流工程から携わることができれば、当然、お客様と、当社の設計者の想いをもっともっと形にしやすくなりますから。この挑戦は、部門をマネジメントする立場としても、イチ設計者としてもとてもワクワクしていますし、必ずカタチにしていきたいと思ってます。

Engineering Section

エンジニアリングの役割

「何でもできる」が、
大きな強みになる

友田 庸寿
エンジニアリング本部
西日本工事部 部長
  • Profile
  • 2008年中途入社。「任せてもらえる」ことを外で体験し、本当にそうなのかと試してみたくなり入社。依頼、数々の物件に携わりながら、後輩を育て、協力会社を育てながら、2019年に現在のポジションへ。「失敗すると思うことをやるのは、チャレンジとはいわない」をモットーに、新しい挑戦を続けている。

当社におけるエンジニアリングとは、わかりやすい言葉で表現すると施工管理という職種になります。要求される品質を保ちながら、安全に、低コストで、スケジュール通りに、現場を回していくという仕事です。例えば、重たいものを搬入する時、どうすればコストが下がるか。その答えは、「人を増やす」かもしれませんし、「材料を変える」かもしれません。そういったことに対して適切な答えを出すためには、コミュニケーションが何よりも大切です。社内ではもしかしたら一番会話量、発言量が多い職種だと思いますね。お客様、営業、設計、工場、協力会社、ありとあらゆる人と会話しながら、ものをつくっていきます。そして、月並みかもしれませんが、形が残るもの、それも簡単にはなくならないものを自分がつくったと言えることが、一番のやりがいではないでしょうか。

そんな太陽工業のエンジニアリング部門の社員には、欲張りかもしれませんが、何でもできる人になってほしいという思いがありますね。そうした思いがあるからこそ、自分たちはもちろん、実際に施工を担当してもらう協力会社にも無茶をお願いすることがあります。単なる無茶ぶりじゃないですよ、安全などをきちんと考えた無茶です。一つの会社で、土木も、建築も、膜も、塗装も、全部できたら、時間やコストなど様々なロスがすごく減りますよねできそうにないと思いますか。でもね、大概できるんですよ。もちろん、私たちはしっかりとフォローをする責任があります。そうなれば、自分自身も考えるし、職人さんたちも考える。成功した時には、お互いに何でもできるというほど、大きく成長することができると思っています。そして、目指すのは膜の分野以外での世界一。絶対にやってみたいですね。