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テント倉庫/工場/作業場
2019/09/19

中型倉庫の屋根を修理・張り替えするベストなタイミングとは

高谷裕美
MakMaxプラス

倉庫の屋根についてそろそろ修理や改修が必要な時期ではないでしょうか。

倉庫の屋根には様々な機能が求められているため、劣化や破損にはしっかりと気を配り、適切な修理改修を施さなくてはなりません。

本記事では倉庫の屋根について、修理回収が必要なタイミングと、オススメの改修方法をご紹介します。

 

 

倉庫の屋根に求められる機能

建物にとって屋根はきわめて重要な部分ですが、倉庫では特に顕著です。中で作業したり、大事な商品を保管したりするからです。倉庫の改修を考えるうえで、そもそも屋根にどのような機能が必要か理解しておくことをお薦めします。

防水性、防風性

当然のことながら、まずは雨風をしのぐ必要があります。日本は毎年、梅雨や台風の季節がやってきます。防水性や防風性のコストを度外視してしまうと、すぐに水漏れや風による破損が生じてしまうでしょう。こちらの性能は最優先です。

関連記事『台風被害を軽減も可能!テント倉庫の魅力とは

遮音性

忘れがちな機能ですが、業務で施設を利用する場合、欠かせないのが遮音性です。倉庫内でフォークリフトを使用すればかなりの音が発生しますし、工場であれば機械音は大きいものです。周辺環境に考慮するうえでは、遮音性にも注意しましょう。

耐火性

一定以上の規模を持つ倉庫には、建築基準法上で耐火構造や準耐火構造を求められます。(平成29年 国土交通省 『建築基準法制度概要集』)

法律の定めに限らず、冬が乾燥していたり、隣の建築物との距離が近かったりする日本においては、耐火性能は十分に気を付けなければならない機能です。

採光性

倉庫の屋根に採光性を求めるケースは一般的には多くありませんが、実は大きな効果が期待できる機能です。

明るい環境は、庫内作業者の視認性を高めます。また、明るさは人の気分を高めて生産性をアップさせるという効果もあるともいわれています。業務効率を向上させますし、自然光を多く取り入れる構造であれば、そのまま照明の電気代の削減にも結びつきます。

遮熱性

夏場では、倉庫の中の気温は危険なほどに高まり、40~45℃になることもあります。高温になる主な原因は屋根にあるといわれており、遮熱性は欠かすことのできない機能です。

※詳しくはこちらの記事をご参照ください
物流倉庫や工場の『暑さ対策』と具体的な改善策とは

 

倉庫屋根の寿命と張り替え修理・改修のタイミング

多機能を求められる倉庫屋根の寿命は、いったいどれくらいでしょうか。

一般的に、倉庫や工場の屋根は「折半屋根」と、「波型スレート」が多いといわれています。

「折半屋根」のイメージ

 

「波型スレート屋根」のイメージ

環境や材料などによりますが、それぞれ寿命は15~20年程度といわれています。つまり、15年~20年に一回は全体の張り替えなど、大規模な修繕が必要です。

20年の経年でカバー工事か、葺き替え工事を検討して下さい。

  • カバー工事 :上から新しい素材を被せる
  • 葺き替え工事:屋根材をすべて取り換える

また、倉庫屋根は面積が広いため環境の影響を受けやすく、張り替え以外にも7~8年に一回は塗装工事が必要です。

特に葺き替えの場合、費用が高いと数千万円にもなるうえ、工期も長く、3ヵ月ほど要することもあるので、休業なども含めた大々的な計画が必要です。

 

低コスト・短工期の「テント倉庫」がおすすめ

屋根のメンテナンスに数千万円の費用を工面したり、数か月もの工期で倉庫の稼動停止を考えたりすることは大変です。

そこでオススメしたいのが、膜構造の「テント倉庫」での改修です。

テント倉庫をこれまでに検討されたことがない場合、「膜なんてモロくないか」「仮設用の素材ではないか」というイメージが先行しがちですが、実は膜には多くのメリットがあります。

 <膜のメリット>

  • 錆びないので劣化による水漏れ等の心配が少ない。
  • 柔軟で地震にも強く、最悪の場合も軽量なため被害が少ない。
  • 採光性が高いため屋内が明るくなり、節電もできる。
  • 耐用年数は約15年と、決して短くない。
  • 軽量のため、建築物の開口部を大きくとることもできる。
  • デザインの柔軟性も高いため、見た目や快適性も同時に追求できる。
  • 改修工事費が安く、工期も短くて済む。


膜材はさらに約40%の工費削減と、約66%の工期短縮を実現できます。これが倉庫の屋根を膜材に換装することをオススメする理由です。

建築工費削減のイメージ

 

工期短縮のイメージ

 

「ハイブリッド」タイプならセキュリティー面も安心

機能的には優れていても、厚さ1mmにも満たない膜ですから、特に物流倉庫などではセキュリティー面が心配になるかもれません。

そんな場合は、壁は従来の工法のまま、屋根だけに膜材を用いた「ハイブリッド」タイプがオススメです。屋根としての機能的メリットを享受しながらセキュリティー性も確保することができます。

ハイブリッドタイプイメージ
(出典:太陽工業株式会社 テント倉庫:ハイブリッドタイプ

 

作業場の屋根を膜にするだけで労働環境改善も

倉庫内の荷物をトラックで積み下ろしする「作業場」の環境改善が、最近注目を集めていることはご存知でしょうか。

特にトラック運転手の労働環境の劣悪さや労働時間の長さが昨今問題視されており、その原因の一つに、倉庫の作業場の環境が挙げられています。雨天や炎天下でも屋根がなかったり、暗い時間でも照明が十分でなかったりする等、作業場の特に屋根のあり方が大きく影響しています

これを受けて、トヨタ自動車でも全社的に工場の入出荷作業場における屋根を改善するというニュースが流れたりもしました。

修繕のタイミングで、倉庫本体だけでなく、作業場についても見直しをかけることで、想像以上の業務改善などの効果が得られるかもしれません。

いかがでしょうか。倉庫や工場の屋根の修理改修を考えている方は、これを期にぜひ、膜屋根のテント倉庫を検討してみてください。

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