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軟弱な地盤でも杭工事不要!臨海地域でも安価に倉庫を建てる方法とは | テント倉庫のご紹介

地盤の強度によって上に建てられる建物が決まってくることをご存じでしたでしょうか。 臨海地域などの強度の低い地盤の上に建てる場合、地震などの外力や自重に耐え切れずに沈下してしまう恐れがあります。そのため、柔らかく軟弱な地盤の上に建設をする場合は補強のための杭基礎工事を行う必要があり、これには莫大なコストがかかります。

また近年は、掘削作業時の自主検査等により土壌汚染物質が発見されるケースが増えています。2019年4月には土壌汚染対策法が改正され、特定有害物質を取り扱う施設の建設基準が厳しくなりました。

この記事では、

  • 軟弱地盤地域における建設時の留意点
  • 土壌汚染の懸念がある地域における建設の留意点
  • 土壌汚染対策法が改正されたことによる留意点

を解説するとともに、上記のような特定の条件下において在来建築に代わる有効な対策として注目されている「テント倉庫」をご紹介します。
ぜひご覧ください。

【目次】
1 軟弱地盤地域における留意点
2 土壌汚染が懸念される地域における留意点
3 土壌汚染対策法の改正による留意点
4 「テント倉庫」という新しい選択肢
5 テント倉庫とは?
6 テント倉庫のメリット
7 太陽工業のテント倉庫がおすすめ
8 太陽工業のテント倉庫のメリット
9 まとめ

軟弱地盤地域における留意点

参照:施工中の基礎工事現場(写真AC)

軟弱地盤地域とは?

軟弱地盤とは、柔らかい粘土や緩い砂で構成されている地盤のことです。水と空気を多く含んでいることが特徴で、水の含有率が高ければ高いほど柔らかい地盤なります。このような地盤の上に建物を建ててしまうとその重さで土中の水分が外に抜けてしまうため、その水の分だけ建物が沈下してしまいます。

こうした軟弱地盤は、臨海工業団地や埋立地域、池や沼地のあった地域などに多く存在します。

杭基礎工事が必要

軟弱地盤の上に工場などの建物を建てる際は、必ず杭基礎工事をする必要があります。建物を支える力のある強固な地盤まで深く届く基礎杭を打ち込むことで、建物を支えることができるようになります。基礎杭にもさまざまな種類がありますが、臨海工業団地や埋め立て地域など、特に地盤が柔らかくまた大型な建物を建設する場合には、深度30m程度まで施工可能な「鋼管杭」が用いられます。

多大な費用がかかる

地盤の弱い臨海工業団地や埋め立て地域など特に地盤の柔らかい地域に工場等を建設する場合、鉄管杭を打つだけで一千万円単位の費用がかかってしまいます。しかしながら、沈下や倒壊をしてしまうと人命に影響する事項であることから法律でも基準が定められている領域であるため、抗基礎工事の工期短縮やグレードダウンによる費用の削減は難しいといえます。

土壌汚染が懸念される地域における留意点

参照:ぬかるみ(写真AC)

土壌汚染の懸念がある地域とは?

ガス・化学工場の跡地など、有害特定物質を取り扱っていた施設が建設されていた地域は汚染物質の埋まっている可能性が高いです。また、産業廃棄物処理場を埋め立てた地域においても汚染物質が埋まっている傾向にあります。

適切な事後対応が必要になる

企業等が自主的に建設予定地の土壌汚染状況の調査することを「自主調査」といいます。自主調査により土壌汚染が判明した場合は、指定機関に報告をするなど企業として適切な措置を講じなければなりません。

土壌汚染対策法の改正による留意点

形質変更の届け出が必要

2019年4月の土壌汚染対策法が改正されました。これにより、有害物質使用特定施設を設置する工場等建設に際して900㎡以上の土地で50cm以上の掘削作業を行う場合は、都道府県知事等へ土地の形質変更にともなう届け出の提出が義務化されました。改正前の基準は3,000㎡であったため、適用範囲が大幅に広がりました。

届け出には、詳細な図面や登記事項証明書、土地の利用履歴など多くの添付書類を作成する必要があるため、入念な準備が必要になります。

調査中は事業の継続が難しい

届け出の結果、都道府県知事等により土壌汚染調査の実施を命じられた場合はこれに速やかに応じなければいけません。このような場合、調査結果を報告し認可が下りるまで着工ができないため、計画段階で事業の一時的な中断が発生するケースも想定しておかなければなりません。

着工が禁止になるケースも

調査の結果、健康被害が生ずる恐れのある指定基準を超過した場合は汚染物質の除去等の措置や土地形質変更の原則禁止が命じられます。大幅な工期延長や中止となるケースもあります。

「テント倉庫」という新しい選択肢

これら留意点を解消する新たな選択肢としていま注目をされているのが「テント倉庫」です。テント倉庫であれば、上述したリスクであるコスト増や掘削作業、煩雑な届け出、事業の一時中断といった問題点を全て解決することができます。

テント倉庫とは?

テント倉庫とは、軽量な金属鉄骨を組んでその上から膜材を被せて設置をするテント上の倉庫建設物のことです。膜材の特徴や特性を活かしたテント倉庫は、いくつものメリットがあり様々なシーンで活躍しています。

テント倉庫のメリット

大幅なコストカットを実現

先述のとおり、柔らかい地盤の上に工場等を建設する場合は鉄管杭を打つだけで一千万円単位の費用がかかります。テント倉庫であれば、地盤が弱くても杭を打つ必要なく、深さ50cm~100cm程度の地盤改良をするだけで設置をすることができます。地盤改良の費用は百万円単位のため、テント倉庫であれば従来の10倍以上のコストカットを実現できます。

掘削作業が不要

在来建築と比較してテント倉庫は軽量のため、全く掘削をせずに置き基礎仕様で建設をすることもできます。汚染物質が埋まっている可能性のある地盤であっても、掘削作業の必要がありません。一般的な倉庫は地耐力が30k N/m2以下の地盤に建てることはできませんが、テント倉庫であればそれも可能です。

形質変更届の提出が不要・事業中断の心配も不要

土壌汚染対策法の改正により、広さ900㎡以上の有害物質を取り扱う施設を保持する工場等で、かつ50cm以上の掘削作業が発生する場合は形質変更届の提出が必須であるとお伝えしました。テント倉庫であれば、軟弱地盤でない限りは50cm以上の掘削作業の必要がなく、置き基礎仕様での設置も可能なため、広さ900㎡以上であっても手間のかかる形質変更の届出は必要ありません。

加えて、土壌汚染調査による事業中断の可能性も生じないため、スケジュール通りに事業を進行することができます。

太陽工業のテント倉庫がおすすめ

テント倉庫には様々な種類がありますが、太陽工業株式会社製の膜構造の「テント倉庫」がおすすめです。光触媒技術を駆使した特殊な膜材によって、一般的なテント倉庫のデメリットを解消しています。

太陽工業のテント倉庫のメリット

清潔な空間を維持

テント倉庫は主に製品や材料の保管場所として使用されるため、庫内は清潔な空間である必要があります。酸化チタンでコーテイングされた太陽工業の特殊な膜材であれば、膜材の表面に付着した汚れが勝手に分解・除去されるため、倉庫内を常に清潔な空間に維持することが可能です。

室温の上昇を抑える

気温が上昇する夏場、一般的な倉庫内の最高気温は40℃~45℃まで上昇します。これは人体に危険を及ぼす水準です。膜構造のテント倉庫であれば一般的なストレート構造のテント倉庫と比較して約3.5℃も体感温度を下げることができるため、作業者の健康を守ることができます。

膜構造のテント倉庫の気温イメージ

照明のランニングコストを低減

膜材が薄いため、屋根から多くの太陽光を取り込むことができます。そのため日中の倉庫内が明るいため、照明のコストカットにつながります。また一般的な倉庫と比較して膜構造のテントはより多くの太陽光が倉庫内に取り込むため、作業者の視認性を高める効果もあります。

まとめ

軟弱地盤地域・土壌汚染の懸念がある地域における工場等建設時に留意点や、土壌汚染対策法の改正により検討すべきポイントをお伝えしました。 太陽工業株式会社製のテント倉庫であれば、在来建築のあらゆる課題を解消することができます。

軟弱地盤地域や土壌汚染が懸念される地域での工場等建設をご検討されている方は、ぜひテント倉庫もご検討ください。
まずはお気軽にお問い合わせください。

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