大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:能村祐己、以下:太陽工業)は、2025年6月23日にグランドオープンを迎えた「三井アウトレットパーク 木更津」第4期工事において、新設された大屋根広場「ルーフテラス」上部の膜屋根を設計・製造・施工しました。本プロジェクトは“滞在型アウトレット”への進化を目指した施設拡張の一環で、膜屋根の採用により、雨天時でも快適に過ごせるイベント・休憩空間を実現しました。
人気のショッピングスポット「三井アウトレットパーク木更津」に憩いの広場が新設されました。美しい膜屋根によって、日中でも自然光に包まれた明るく開放的な空間を提供しつつ、雨天時や強い日差しの中でも安心して過ごせる“全天候型”の広場です。飲食やイベント、スポーツ体験など多目的に活用されるエリアで、買い物の合間の休憩や軽食、週末イベントの賑わいの舞台として、多くの人を惹きつける新たな滞在拠点となっています。
ルーフテラスの膜屋根には、酸化チタンを用いた光触媒機能付きの膜材を採用しています。この膜は、太陽光に含まれる紫外線を受けて表面の汚れ(有機物)を分解する自己浄化機能を持ち、さらに親水性により雨水が汚れを浮かせて洗い流す効果を発揮します。これにより、美観を長く保つだけでなく、メンテナンスの負担軽減にも寄与します。また、夜間には照明がやわらかく膜全体を包み込み、印象的な景観を演出します。
太陽工業は、膜構造の特長である明るく開放的な空間を活かし、人が自然と集い、交わる“場”づくりに取り組んでいます。三井アウトレットパーク 木更津「ルーフテラス」のように、自然を感じながら安心して過ごせる膜の空間には、人と人が出会い、自然に会話が生まれる力があります。太陽工業はこれからも環境への配慮と空間の美しさを兼ね備えた、快適で持続可能な公共空間づくりに貢献していきます。
三井アウトレットパーク 木更津 概要
所在地:〒292‑0009 千葉県木更津市金田東3‑1‑1
総面積:約 215,000 m²
大屋根広場「ルーフテラス」 概要
施主:三井不動産株式会社
施工:三井住友建設株式会社
規模:33m x30m x 11.9m(最大高さ)
膜材料:A種膜 AP450 フッ素樹脂酸化チタン光触媒含有膜
膜材表面積:1,002㎡
工期:2024年12月~2025年3月
オープン:第4期工事 2025年6月23日
太陽工業の施工範囲:TMトラス、膜の設計、製造、施工
大屋根「ルーフテラス」 夜景の様子
太陽工業株式会社について
太陽工業は、経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開し社会の安全・安心を支えています。
イベントコンサルティングのTSP太陽株式会社ならびに施設運営のアクティオ株式会社をはじめとするグループ会社とともに「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」することを目指しています。