
大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:能村祐己)は、橋梁を膜で覆う「桁化粧」の最新施工実績として、大阪・難波駅前交差点における施工を2025年10月に完了しました。
大阪・関西万博の開催を見据えた都市整備や、海外からのインバウンド拡大を背景に、来阪者の往来が増す難波駅前交差点の景観向上を目的として、修繕が計画されました。
「桁化粧」は、道路橋梁の桁下空間を膜材で覆うことで、景観改善、高架下空間の明るさの確保、維持管理性の向上、光触媒による環境改善を実現する当社独自の技術です。本件では、膜素材ならではの柔らかな意匠性と、長期運用を見据えた管理負荷の低減が評価され、採用に至りました。
「桁化粧」の特長
① 景観の改善
膜材は軽量かつ柔軟な素材であるため、曲面形状をはじめとする個性的なデザイン要求に応えることが可能です。照明との親和性を活かしたライトアップやサイネージ機能など、新たな都市演出への応用も期待されています。
② 高架下空間の明るさ確保
約80%という高い可視光反射率により、晴天時の桁下照度は従来建材(2,800lx)と比較して、膜素材では約2.5倍の7,000lxに達します。これにより、高架下の暗がりを解消し、歩行者の安全性・安心感を高めます。
③ 維持管理性の向上
「桁化粧」は光を透過する膜材で高架下を覆っているため、内部の足場が明るくなり点検効率が向上します。また、膜材自体が錆びや腐食に強いため、従来の金属製パネルのような塗装や塗り替えといった定期メンテナンスが不要となります。
④ 光触媒による環境改善
膜材表面に施された光触媒(酸化チタン)加工により、表面に付着した汚れが分解され、長期にわたり白く美しい外観を保持します(セルフクリーニング機能)。さらに、大気中の窒素酸化物(NOx)を除去する効果もあり、試験では1時間あたり乗用車12.6台分に相当するNOx除去性能が確認されています。

難波駅前交差点 桁化粧 外観 夜の様子
難波駅前交差点 桁化粧の工事 概要
元請け:株式会社 奥村組
住所:大阪府大阪市中央区難波1丁目
規模:1,400㎡
完工:2025年10月
太陽工業株式会社について
太陽工業は、経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開し社会の安全・安心を支えています。
イベントコンサルティングのTSP太陽株式会社ならびに施設運営のアクティオ株式会社をはじめとするグループ会社とともに「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」することを目指しています。



