概要

膜で包む橋梁外装材 橋梁ラッピングを導入するメリットとは

環境改善効果

圧迫感を減らして、明るい空間に

むきだしになっていた金属やコンクリートの構造物(橋梁)をカバーすることで、視界がスッキリと美しい印象になると同時に、膜材(布)がつくり出す曲面デザインとやわらかな質感が安心感を与えます。
また、汚れにくく白さを保つ膜材は、光の反射率が高く(可視光反射率約77%)、桁下空間全体が明るい印象に変わります。

橋梁ラッピングあり・なしの比較
-15dBの減音効果 ※

橋梁を膜材でカバーすることで、構造材をとおして伝わる自動車の騒音を低減します。
また、桁下面がなめらかな形状になることで風がスムーズに流れるため、風切音を低減する効果もあります。
※ 1,000Hz時の数値(JIS A 1416:膜の音響透過損失の試験結果より)

橋梁ラッピングあり:風がスムーズに流れる、自動車の音が減る。橋梁ラッピングなし:風が乱れる、自動車の音。
空気を浄化する

排気ガスなどに含まれる窒素酸化物(NOx)は、代表的な大気汚染物質の一つとして規制・監視の対象となっています。
酸化チタン光触媒処理を施した膜材は、窒素酸化物(NOx)を除去し、周囲の空気を浄化する効果があります。

※ 日本光触媒工業会の規格に従った試験を実施し、光触媒効果による NOx 除去性能を確認しています。
(試験条件:JIS R 1701-2004)

安心の耐久性能

耐久性の高い膜材

橋梁ラッピングで使用する膜材は、大規模なスタジアムやショッピングモール、空港、駅、学校など世界各地の公共施設にも採用されている、たいへん耐久性の高い建材です。
膜材料(基布+コーティング材)の期待耐用年数は、50年程度(実績40年)。実物件サンプリングの顕微鏡写真で、材料劣化がないことを確認しています。

ラバーン大学(1973年完工・アメリカ)

ラバーン大学(1973年完工・アメリカ)

顕微鏡写真

1973年・1993年:顕微鏡写真

橋梁をさびや紫外線から守る

膜で橋梁をカバーすることで、金属部分に塩分などの腐食因子が付着することを防ぎます。
また、紫外線を約95%遮断するため、塗装の紫外線劣化を防ぎ、検査・塗り替え等のメンテナンスを低減することが期待できます。

メンテナンス性・安全性の向上

内部が明るいため、点検作業がスムーズ


膜材は透光率が約17%と高いうえ、透過した光は拡散光となって日影ができないため、隅々までたいへん明るく、照明設備が不要です。
桁内部を遠くまで見渡すことができるので、主桁や合成床版の点検作業の効率が上がります。
※ 工場での照度基準(JIS Z 91110)は:75~150lx

内部が明るいため、点検作業がスムーズ
 
耐震性にすぐれている


軽量で柔軟な膜材は耐震性を高めるのに最適なカバー材です。構造体への変形追従性に優れ、部材落下などの2次災害のリクスも低減します。

耐震性にすぐれている
 
汚れの付着を防ぐ

酸化チタン光触媒処理を行った膜素材は、汚れに強い素材。錆びることもないので、美しい外観を保つことができます。

●7年経過した酸化チタン膜と通常膜材の比較

酸化チタン処理あり

酸化チタン処理あり

酸化チタン処理なし

酸化チタン処理なし

 

環境に配慮したエコテクノロジー

ライフサイクルアセスメント


1m2当たりのLCCO2は、アルミパネルの約1/80(製造~流通段階)。
当社は広域認定およびエコマークを取得しており、張替や部分交換で生じる使用済み膜材を回収し、有効な資源として100%リサイクルすることが可能です。

MAKMAXテントのエコマーク
 

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