太陽工業コラム

農業経営者必見│経営を改善する3つの交付金とその具体的な導入事例

農業の強化や発展を支援するため、農林水産省から各種交付金制度が実施されていることはご存知でしょうか。

「なんだか難しそう」という理由から、正しく理解されていなかったり、あまり知られていなかったりする制度ですが、もしかしたらあなたの事業の大きな助けになるかもしれません。 ぜひ正しく理解し、上手に活用していただきたいと思いますので、この記事で代表的な3つの農業関連交付金についてご紹介します。

それぞれの概要と、各交付金を実際に活用した事例を併せて記載いたしますので、ご自身に当てはめることができないか、確認してみてください。

【目次】

1 農業の経営を改善してくれる交付金3選
  1-1 多面的機能支払交付金
  1-2 強い農業・担い手づくり総合支援交付金
  1-3 産地生産基盤パワーアップ事業
2 多面的機能支払交付金の導入事例
  2-1 古くなった農業用の水路のコンクリート補修工事に交付金を活用
3 強い農業・担い手づくり総合支援交付金の導入事例
  3-1 椎茸・舞茸をつくる菌床テント導入費用で助成金を活用した例
4 産地生産基盤パワーアップ事業の導入事例
5 まとめ

農業の経営を改善してくれる交付金3選

農林水産省が実施している助成金制度として、主に以下の3つが挙げられます

  • 多面的機能支払交付金
  • 強い農業・担い手づくり総合支援交付金
  • 産地生産基盤パワーアップ事業

それぞれ農業を支援する助成金であるという点において共通していますが、対象者や対象事業、助成金の補助率、採択要件などの細かい条件が異なっています。 以下に概要を整理しますので、自身のケースに当てはまりそうなものがないか、ご参照ください。

多面的機能支払交付金

農業や農村が持つ多面的な機能を維持したり、その機能の発揮を図るために地域が共同で活動する取り組みを支援し、地域資源の適切な保全管理を推進する目的で設立された助成金制度が『多面的機能支払交付金』です。

多面的機能を支える活動や、農地、水路、農道などの地域資源の質を向上させる以下のような活動が、交付金の対象になります。

  • 農地法面の草刈り
  • 水路の泥上げ
  • 農道の路面維持
  • 農村の構造変化に対応した体制の拡充・強化
  • 地域資源の保全管理に関する構想の策定など
  • 水路のひび割れ補修・長寿命化のための活動
  • 農道の窪みの補修・長寿命化のための活動
  • 植栽による景観形成やビオトープづくり
  • 組織の広域化・体制強化

『多面的機能支払交付金』について、詳しくは以下の記事にまとめています。
>>『多面的機能支払交付金』とは?農地・水路・農道の維持事業などで助成金を受け取る方法

強い農業・担い手づくり総合支援交付金

収益力の強化や、農業社の経営の発展を推進することを目的として、一定の条件を満たす者に農業用機械や施設の導入費用を一部補助してくれるのが、『強い農業・担い手づくり総合支援交付金』です。 主に耐用年数5年以上の農業用の産地基幹施設や、農業用機械・施設が補助の対象であり、以下のような取り組みが例として挙げられます。

  • トラクター、田植機、コンバインなどの農業用機械の取得
  • テント倉庫、乾燥調製施設(乾燥機)、集出荷施設(選果機)などの施設の取得
  • テント倉庫やビニールハウスの整備
  • 畦畔の除去、明渠・暗渠排水の整備などの農地等の改良

『強い農業・担い手づくり総合支援交付金』について、詳しくは以下の記事にまとめています。
>>『強い農業・担い手づくり総合支援交付金』を活用して農業用機械や施設を導入する方法

産地生産基盤パワーアップ事業

『産地生産基盤パワーアップ事業』は、収益の向上や生産基盤の強化を目指す農業者を金銭的に補助してくれる農林水産省の事業のひとつです。 新市場獲得対策、収益性向上対策、生産基盤強化対策の3つを軸として、高性能な機械や施設を導入したり、栽培体系の転換をしたり、堆肥の活用による土づくりをしたりする取り組みをサポートしてくれます。

たとえば、以下のような取り組みに対して、一定の補助率で交付金をもらうことができます。

  • 国産冷凍野菜向け加工施設の整備
  • 輸出向けコールドチェーンの整備
  • 農業機械等の導入及びリース導入
  • 労働力不足等に対応した労働力調整体制の確立
  • 生育予測システム等の導入
  • 農産物処理加工施設や低コスト耐候性ハウス等、産地の基幹的な施設の整備
  • 農業機械のリース導入・取得
  • 生産資材の導入
  • 乾燥調製施設の整備
  • 生産技術高度化施設(低コスト耐候性ハウス等)等の整備
  • 果樹の競争力のある品種について、同一品種での改植

『産地生産基盤パワーアップ事業』について、詳しくは以下の記事にまとめています。
>>農水省の『産地生産基盤パワーアップ事業』を活用して農家が収益向上を実現する方法

多面的機能支払交付金の導入事例

ご紹介した3つの交付金制度のうち、まずは『多面的機能支払交付金』を活用した事例を紹介します。 この交付金は農道や水路の保全に使われるものであり、以下の事例においても老朽化した農業用水路の補修工事に交付金が活用されました。

古くなった農業用の水路のコンクリート補修工事に交付金を活用

件名 青森県天間林土地改良区 農地老朽化水路補修工事
施主名 天間林土地改良区
施工場所 青森県十和田市 施工業者 保全隊
使用商品 コンクリートキャンバスCC5 使用数量 390㎡
目 的 水路補修工 施工時期 平成30年9月

青森県の天間林土地改良区で、農業用の水路が古くなってしまい、農業用水が確保しづらくなるという問題が起きていました。 50年以上前につくられた水路は劣化や老朽化が著しく、コンクリート打設による本格的な工事が必要でした。

ところが現地は農業用地で道が狭く、コンクリート工事に必要な車両や重機が持ち込めないという課題に直面していました。

(老朽化・劣化した農業用水路)

交付金を活用し、課題を解決したのは『コンクリートキャンバス』です。 『コンクリートキャンバス』は、太陽工業株式会社が提供する商品で、敷設して水をかけるだけでコンクリート面をつくることができる特殊なシートです。 重機を使わずに誰にでも簡単に施工ができ、仕上りもきれいであるという特徴があります。

(『コンクリートキャンバス』で補修した農業用水路)

この『コンクリートキャンバス』の採用により、農業者のみの作業で、きわめて短工期で補修工事は完了しました。

コンクリートキャンバスに関する詳しい情報やお問い合わせは、以下のリンクをご参照ください。
>>太陽工業株式会社『コンクリートキャンバス』

強い農業・担い手づくり総合支援交付金の導入事例

続いて、収益性の強化などを目指して農業用機械や施設を導入する取り組みを費用的に支援してくれる『強い農業・担い手づくり総合支援交付金』を実際に活用した事例のご紹介です。 まいたけを育てる山形県の事業者が交付金を活用し、菌床テントとして『テント倉庫』をつくりました。

椎茸・舞茸をつくる菌床テント導入費用で助成金を活用した例

山形県最上郡にあるきのこ生産事業者が『強い農業・担い手づくり総合支援交付金』を活用したのは、菌床製造・菌種栽培施設として利用するため、テント倉庫を導入するためでした。

この事例では、強い農業・担い手づくり総合支援交付金の3つのタイプのうち、『産業基幹施設等支援タイプ』が用いられました。 補助の対象が耐用年数5年以上の設備に限られるため、従来のビニールハウスでは対象とならないことから、建築物扱いになる『テント』が導入されることになり、結果として『テント倉庫』を菌床テントとしてつくることになりました。

以下の写真からも分かるように、テント倉庫は内部の明るさを確保して照明電気代などの削減もできるうえ、素材の性質によって適度に紫外線や日射もカットできるようになっています。

このテント倉庫は、太陽工業株式会社の『フレックスハウス』という商品です。 『フレックスハウス』は、一般的な在来倉庫やシステム建築倉庫に比べ工期が短いのが特徴で、コスト削減もできるうえ、一般的なテント等に比べて耐久性も高く、さらに光触媒技術を用いた『酸化チタン光触媒コーティング膜』によって、きわめて高い防汚性能も発揮します。

フレックスに関する詳しい情報やお問い合わせは、以下のリンクをご参照ください。
>>太陽工業株式会社『フレックスハウス』

産地生産基盤パワーアップ事業の導入事例

最後に、『産地生産基盤パワーアップ事業』を活用した導入事例を紹介します。

高額の機械・設備を地域共用で導入するにあたり、先進的な米農家の経営者が中心となって地域の若手を集め、『産地生産基盤パワーアップ事業』の助成金を活用しました。

先頭に立ったのは、少ない農薬で育てた新品種「天のつぶ」を中心にオンライン販売を手がける福島県の米農家様。地域全体の効率向上のために、テント作業場と穀物乾燥機を設置し、複数の農家でお米の選別に活用しています。

当初は地元の支援団体に協力を仰ぐことを考えて計画を進めていましたが、手続きや承認に時間がかかりすぎるために一度断念し、自身で助成金を活用する方法を選びました。設置に際して設計事務所は通さず、地元の電気設備会社が間に入って進められました。

この設備の導入によって地域全体の米作りの効率はアップし、さらには共用農家様が集まることでコミュニケーションも活発になり、地域活性化に寄与しています。

まとめ

交付金制度は煩雑なイメージから避けられがちですが、上手く活用することができれば非常に大きな力になることがお分かりいただけたでしょうか。 この記事の情報だけで理解することは難しいとは思いますが、まずは以下の各窓口に問い合わせ、疑問を解消してみてください。

交付金の対象になる商品については、太陽工業株式会社にお問い合わせください。
>>太陽工業株式会社│総合お問い合わせ

交付金制度の詳しい内容に関しては、農林水産省にお問い合わせください。
>>『農林水産省 問い合わせ窓口』

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