高機能フッ素樹脂
ETFEフィルム

高機能フッ素樹脂ETFEフィルムの特長

耐震性

ETFEフィルム(250μm)の重さは約440g/m2。従来の膜構造建築物と同様に、建築躯体への負荷を軽減して大幅に耐震性を向上させることができます。また、変形追従性に優れ、ガラスのように割れて破片が飛び散ることもなく、内部空間が安全になります。

遮熱性

クッション方式や着色印刷などの技術によって、遮熱性能を発揮することができます。UAEアブダビのフェラーリ・ワールドでは、世界各国からのゲストを迎えるエントランスホールに使用されています。

耐久性

屋外暴露試験によって、強度や透光率の低下が小さいことを確認しています。他の透明素材が、経年劣化によって透光率を失っていくのに比べて、ETFEフィルムは、高い耐久性によって透光率も長期にわたって保持することができます。

透明性

紫外線・可視光線・赤外線のすべての領域において高い透過率を保持しています。また、着色や印刷により特定領域のみ光りを遮蔽することもできます。

耐候性

紫外線や大気汚染の影響を受けにくい材料としての機能を長期間にわたり維持します。

断熱性

ETFE透明フィルムを2層(または3層)にし、空気を閉じ込めることで断熱性能を向上することができます。その効果は、服装ガラスと同等のものになります。また、着色や印刷をすることで遮熱性を向上することもできます。

高機能フッ素樹脂ETFE
フィルム導入のメリット

安全に光りを取り入れ、省エネを加速

通路に安定的に昼光を取り入れることで照明の消費電力を削減します。
透過率が高く、フレーム化により透過面積を最大化できるとともに、軽量(約0.5kg/㎡)かつ柔軟な特性は地震による破損・落下の危険性が低いため、駅通路に採用されています。

透き通る屋根で空港らしさも演出

駐車場・降車専用レーン利用者が雨の日でも快適にターミナルビルを往来できるように設置しました。
屋根越しに空が見えるように、軽量かつ高い耐久性と透過性を備えた横断歩道ルーフです。

太陽光を取り入れ、植物を室内で育てる

右の写真は室内で藻類を培養する施設です。ETFEの高い透光性により、藻の光合成に必要な太陽光を十分に取り入れることができ、成長を促すことができます。