日本初の「『膜』を題材にした、探究型授業教材」が完成

~経産省が推進する「STEAMライブラリー」に教材を提供~

2022年3月24日

<報道用資料>

太陽工業株式会社

 

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)は、経済産業省が進める未来の教室実証事業として誕生した「STEAMライブラリー Ver.2」に、独自の動画教材を制作し、3月のリニューアルオープンにおいて公開されました。

 

 

現在の日本では、社会の変化を捉えて、次代を豊かに生きる力を育む教育への進化を目指した改革が急速に推進されています。小中学校への導入に続き、2022年度には高等学校でも新しい学習指導要領が導入され、「総合探究、理数探究、公共」など「主体的、対話的な探究型教科」も追加されています。 経済産業省が展開する「STEAMライブラリー」は、子供たちが自身のワクワクを起点に主体的に学ぶことを支援するデジタルコンテンツ集です。自らの力で次の社会を切り拓いていく資質、能力を育む教育の実現を目的に、同省が文科省と連携して推進している「未来の教室」の実証事業の一環として位置付けられています。

今回、太陽工業ではこの実証事業に賛同し、「常識を覆す、膜の力」をテーマとした6つの動画エピソードによる新コンテンツを、当社ならびに凸版印刷株式会社(東京都文京区、社長:麿秀晴)、株式会社SPACE(東京都世田谷区、CEO:福本理恵)と共同制作しました。 学校教育に「膜」を題材とした教材が整備されるのは今回が初で※1、柔らかい、覆う、包む、軽い、光を通すという5つの特徴を活かし、膜が建築、医療、産業の幅広い分野で、人々の暮らしや地球環境の保全に役立てられている実態を学ぶことができます。 さらには、子供たちが、「膜」を活用した社会課題解決のアイディアを考案することを通して、発想力を伸ばすことも期待しています。

従来、太陽工業は、「快適で生き生きと学べる施設づくり」や、災害時でも安心できる「環境インフラ整備」を通して、学校教育と関わってきました。 今後は、ハード面の環境づくりとともに、ソフト面でも「教育」との関係構築を深め、「次世代人材の育成」への貢献と「膜の理解向上」を目指す考えです。

 

※1:自社調べによるものです。(スポットでの出張授業など、講演を主体とした授業の資料は含みません。

 

今回完成したコンテンツ「常識を覆す、膜の力」ならびに、STEAMライブラリーの詳細は下記の通りです。

概要

① 名称 「常識を覆す膜の力」
② 公開先 STEAMライブラリー
③ URL https://www.steam-library.go.jp/content/140
④ 内容 9つのテーマから地域文化や技術を探究するSTEAM CHAOS(スティームカオス)の一つとして誕生したコンテンツです。
「膜」をテーマに、様々なシーンで活躍する膜とその特徴を探究します。
⑤ 仕様 レクチャー数:6コマ  動画総再生時間:30分
⑥ 製作 凸版印刷株式会社、株式会社SPACE、太陽工業株式会社

未来の教室について

経済産業省では新しい学習指導要領のもとで、1人1台端末と様々なEdTech (エドテック)を活用した新しい学び方を実証する「未来の教室」実証事業を、 2018年度から全国の学校などと進めています。

未来の教室ページ:https://www.learning-innovation.go.jp/

STEAMライブラリーについて

経済産業省では、子ども達が「未来社会の創り手」に育つきっかけを提供すべく、産業界や研究機関等と連携し、学際的で探究的な学習のための多様なデジタルコンテンツを開発し「STEAMライブラリーVer.1」として2021年3月に無償公開しました。
その後、全国の学校関係者によるフィードバックを踏まえながら、ウェブサイトのデザイン改修、コンテンツの修正・拡張、そして新規コンテンツの追加を実施し、今年3月にリニューアルオープンしました。

太陽工業株式会社について

太陽工業は、人々の可能性を拡張する空間や場の提供を通して、活力溢れる社会の実現を目指す「膜構造のリーディングカンパニー」です。 軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも製品を展開しています。 特に近年では、日常化する自然災害や新型コロナ下でも、安心安全を確保し人間らしい生活できるようにと開発された、防災・医療用テントやお見舞い用防護スーツでも社会の注目を集めつつあります。​

 

報道用写真はこちらよりダウンロード頂けます。

この件に関するお問合わせ先

太陽工業株式会社 コーポレートコミュニケーション(広報)
担当:西川・上田・高谷 電話:06-6306-3033

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