大規模災害時に「製造したテント」を地元自治体へ供給

~マザー工場がある枚方市と協定を締結、早期復旧を支援~

2019年12月17日

<報道用資料>

太陽工業株式会社

 

東京ドームの屋根など、大型テント構造物を製造する『膜や』の太陽工業株式会社(大阪本社:大阪市淀川区、東京本社:東京都世田谷区、荒木秀文社長)は、去る12月9日(月)、大阪府の枚方市(伏見隆市長)との間で、大規模災害発生時に救援物資の一時保管庫や各種緊急用途で活躍する「大型テント」等を供給する協定を締結いたしました。

正式名を「災害時における天幕等資機材の供給に関する協定」(以下災害協定)とする今回の新しい取り組みは、南海トラフ地震や近年全国で頻発している風水害への備えとして、枚方市と太陽工業の間で締結したものです。 有事の際には、枚方市からの要請に応じて緊急用エアーテントや大型テント、さらには避難所内で使用する間仕切りなどの物資を速やかに供給し、被災地の早期復旧を支援します。
大型テント構造物の領域で世界のリーディングカンパニーとして活躍する太陽工業は、過去に阪神淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)などの大規模地震において大型テントを供給してきた実績があり、その経験から混乱時のテント設営には、さまざまな調整と承認手続きが必要である事を学びました。
災害協定は、それらの手続きをスムーズ化する仕組みであり、さらに、供給される各種テント類は、1967年に操業を開始した枚方市内の自社工場にて製造されています。 この度、枚方市と災害協定が交わされた事で、地元自治体に対してより迅速な復旧支援も可能となります。
12月9日(月)に執り行われた協定締結式でも、枚方市の伏見隆市長より「現在、災害時の初動体制を見直しており、市内の企業等と協定を結び、災害に強いまちづくりに取り組んでいるところです。今回の協定を通じてテントや物資が供給されることは非常に有意義な事だと考えています」 と期待のお言葉をいただきました。

太陽工業株式会社は、枚方市を含め10の自治体と災害協定を締結しており、今後も災害への備えを支援する事で、人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献していく所存です。

 

災害協定の詳細について

今回、枚方市との間で締結を行った「災害協定」の詳細は以下の通りです。

【正式名称】
災害時における天幕等資機材の供給に関する協定

【対象となる団体】
◎要請側:枚方市  ◎供給側:太陽工業株式会社

【協定締結の目的】
大規模地震や風水害、さらには外部からの武力攻撃等が発生、または発生する恐れがある場合に、枚方市からの要請に応じ、太陽工業が速やかに「天幕等資機材」を指定された場所に供給するものです。
「天幕等資機材」には、エアーテント(マク・クイックシェルター)、間仕切り(クイックパーテーション)、天幕大型テント、その他枚方市が指定する物資が示され、円滑な運用を行うため平時より両者の情報交換を密にします。

【協定締結日】
◎2019年12月9日 (枚方市役所にて締結)

枚方市役所で執り行われた協定締結式の様子(左:伏見市長、右:荒木社長)

 

【過去の大規模災害における緊急支援活動】
太陽工業は、1995年の阪神・淡路大震災以降、大規模災害における緊急支援活動に力を入れてきました。災害発生直後は速やかに現場に入り、現地の復旧活動に参画しており、中でも2011年の東日本大震災の際には、発生翌日に2000人収容のアルプステントを提供する事を決定、その後も大小さまざまなテントを供給し、地域の復興に貢献しています。

東日本大震災でも使用された2000人収容のアルプステント

約1分で立ち上がる緊急用エアテント「マク・クイックシェルター」

報道用写真ならびに、この件に関するお問合わせ先

報道用写真は、こちらよりダウンロード頂けます。

お問合わせ先
コーポレートコミュニケーション(広報)担当:上田、高谷、丹羽(にわ)
電話:06-6306-3033

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