初事例、クリーンエネルギーを生む「サンルーム」

2018年6月21日

<報道用資料>


太陽工業株式会社

大型テントやTMトラス、太陽光発電システムなどを展開する『膜や』の太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)は、このほど、個人住宅としては初の「シースルー太陽電池パネルによるサンルーム」※1を実現しました。

今年4月末、埼玉県行田市内に竣工したH様邸は、バルコニーと寝室とを繋ぐサンルームの屋根に、太陽光が透過するシースルー太陽電池パネルを個人住宅のサンルームとして、当社実績ベースで初めて採用したものです。 これにより太陽の光を取り込むトップライトが発電機能を備えると共に、遮熱性能も付加した高機能なサンルームを、個人住宅で実現しました。
今回、個人住宅のサンルームに初採用されたシースルー太陽電池パネルは、薄膜太陽電池にスリット(切れ目)を入れて光を透過し、発電機能を持たせたものです。 1枚当たりのサイズは1200ミリ×998ミリで、12枚のパネルで、縦4320ミリ×横3750ミリのトップライトを構成しています。 太陽光(可視光)を10%透過することで、まぶしさの無い、『こもれび』のような柔らかな光の空間を創出し、昼間の照明は一切必要としません。 また、その一方で、太陽光に含まれる日射熱は90%以上をカットするため、遮熱効果で涼しさを保ちます。 さらに、カットした太陽光エネルギーは、シースルー太陽電池パネルで電力に変換され、住居内の電気製品へと供給され、余った電力は電力会社に買い取ってもらいます。
シースルー太陽電池パネルは、紫外線も99%をカット、サンルームで昼寝をしても日焼けする心配はありません。 そのほか、断熱複層ガラスの構造で、結露防止、断熱効果もあり、合わせガラスでもあるため、万が一、飛来物などでガラスが割れたとしても、破片が落下しないため安心です。

太陽工業株式会社は、世界に先駆けシースルー太陽電池パネルの製品化に取り組み、1996年より販売を開始、各種公共施設、大型商業施設などに約200件の実績を挙げてきました。
今回、個人住宅での採用経緯も、過去の採用事例への高評価があり、今後は、従来の公共施設はもちろん、一般住宅市場においても、省エネと創エネを両立する太陽電池パネルとして、快適で明るい住まいづくりに貢献したい考えです。

※1:個人住宅としての初事例は、当社実績レベルでのものです

 

今回完成したH様邸の概要は以下の通りです。

【詳細情報】

施設概要

  • 施設名: H様邸
  • 用 途:個人住宅 (総二階建て)
  • 設 計:㈱TAKA建築工房+ルームカフェデザイン
  • 施 工:古都ホーム㈱
  • 竣 工:2018年4月末

【シースルー太陽電池パネルの製品仕様】

  • 種 類:薄膜多接合シリコン太陽電池
  • サイズ:1200ミリ×998ミリ(厚み24.5ミリ)
  • 重 量:48Kg
  • 公称最大出力:85W

【参考写真】

(サンルーム内観)

(サンルーム内観)

(2階バルコニー屋根)

(外観からのサンルームの様子)

【製品サイト・問い合わせ先】

シースルー太陽電池パネルの製品サイト

太陽工業株式会社
TM事業部:松浦 電話:03-3714-3470
コーポレートコミュニケーション担当:上田 電話:06-6306-3033

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