2026年サッカー世界大会会場「NRGスタジアム」開閉式膜屋根の張替え工事を実施

~太陽工業グループが携わった複数のスタジアムが大会会場に~

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己)は、米国現地法人Birdair, Inc.(本社:米国ニューヨーク州バッファロー)を通じ、「NRGスタジアム(ヒューストン・スタジアム)」(米国テキサス州ヒューストン)における開閉式膜屋根の張替え工事を、2026年開催のサッカー世界大会に合わせて実施しました。大会開幕前に屋根パネルの張替え工事は完了し、2026年後半に向けてケーブル工事や一部の鉄骨工事が継続して行われる予定です。

NRGスタジアム(ヒューストン・スタジアム)は2002年の完成当時、世界初の開閉式屋根を備えたNFL(米国プロアメリカンフットボールリーグ)スタジアムとして注目を集めた施設です。Birdair(バードエアー社)は完成当初の膜屋根の施工を担当しており、今回、完成から20年以上を経て実施された改修工事において、優れた耐久性を持つPTFEガラス繊維膜※の張替えを実施しました。

同スタジアムは、2026年開催のサッカー世界大会の会場として使用される予定で、世界中から多くの観客が訪れる舞台を、空間技術の側面から支えます。

膜構造建築は、素材の軽さを活かした大スパンの空間を実現できることに加え、高い透光性により自然光をやわらかく取り込み、快適で開放感のある空間を創出できることが特長です。施工性や耐久性にも優れており、世界各地のスタジアムや空港、展示施設など、大規模建築物に採用されています。太陽工業グループは、長年にわたり培ってきた膜構造技術を活かし、機能性とデザイン性を両立した空間づくりに取り組んでいます。

なお、同大会では、NRGスタジアム(ヒューストン・スタジアム)のほか、「AT&Tスタジアム(ダラス・スタジアム)」(米テキサス州アーリントン)、「メルセデス・ベンツ・スタジアム(アトランタ・スタジアム)」(米ジョージア州アトランタ)、「メットライフ・スタジアム(ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム)」ニュージャージー州イーストラザフォードの4会場にて、太陽工業グループが膜屋根施工を手がけたスタジアムが使用される予定です。

※PTFEガラス繊維膜:ガラス繊維にフッ素樹脂(PTFE)をコーティングした膜材料。軽量で耐久性・防汚性に優れ、大規模建築物などに使用される。世界初の恒久膜構造建築物であるラバーン大学(1973年施工、米カリフォルニア州)にも採用されているガラス繊維織物にフッ素樹脂をコーティングした強固な複合材料。

【参考】2025年5月27日 プレスリリース
2026年サッカー世界大会会場 米「NRGスタジアム」の膜屋根改修を受注

2026年W杯会場 米「NRGスタジアム」の膜屋根改修を受注

NRGスタジアム概要

名称:NRGスタジアム(旧称:リライアント・スタジアム)
所在地:テキサス州ヒューストン、NRGパーク内
所有者:ハリス郡
設計者:HOK SPORT
構造エンジニア:Walter P. Moore
収容人数:72,220人(最大約80,000人)
完成:2002年
改修:2025年
屋根使用:PTFE膜
開閉屋根:約10分
屋根規模:長さ約152メートル×幅約117メートル

2026年開催のサッカー世界大会で使用される太陽工業グループの携わったスタジアム

2026年サッカー世界大会会場として使用予定の NRGスタジアム(ヒューストン・スタジアム) ※写真は改修前の様子

NRGスタジアム
(ヒューストン・スタジアム)

AT&Tスタジアム
(ダラス・スタジアム)


メルセデス・ベンツ・スタジアム
(アトランタ・スタジアム)

メットライフ・スタジアム
(ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム)

・NRGスタジアム(ヒューストン・スタジアム)※写真は改修前
所在地:アメリカ、テキサス州、ヒューストン
収容人数:72,000人
完成:2002年完成(2025年改修)
素材:PTFEガラス繊維膜
規模:27,000㎡

・AT&Tスタジアム(ダラス・スタジアム)
所在地:アメリカ、テキサス州、アーリントン
収容人数:94,000人
完成:2009年
素材:PTFEガラス繊維膜
規模:13,750㎡

・メルセデス・ベンツ・スタジアム(アトランタ・スタジアム)
所在地:アメリカ、ジョージア州、アトランタ
収容人数:75,000人
完成:2017年
素材:ETFEフィルム
規模:27,000㎡

・メットライフ・スタジアム(ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム)
所在地:アメリカ、ニュージャージー州イーストラザフォード
収容人数:82,500人
完成:2010年完成
素材:PTFEガラス繊維膜
規模:1,600㎡

Birdair, Inc.(バードエアー社)について

太陽工業の米国現地法人(100%子会社)
・創立:1956年
・社長:Hikaru Konno
・所在地:アメリカ、ニューヨーク州、バッファロー

太陽工業株式会社について

太陽工業は、創業100年を超える大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。1970年日本万国博覧会ではアメリカ館において、空気圧のみで屋根を支える低ライズ(高さを抑えた)方式の空気膜構造を世界で初めて実現しました。その後も東京ドームの膜屋根取り付けや世界最大級のドーム施設であるロンドンのミレニアム・ドーム(現:The O2 Arena)など、世界各地の大型プロジェクトに参画。さらに2025年の大阪・関西万博では20以上のパビリオンと施設に携わり、万博会場づくりを支えました。経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた膜構造技術を核に、建築事業をはじめ、土木、物流、環境分野へと事業を展開し、社会の安全・安心を支えています。
イベントコンサルティングを手がけるTSP太陽株式会社、施設運営を担うアクティオ株式会社などのグループ会社とともに、「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」を掲げ、社会に新しい価値を提供していきます。

  • TOP>
  • ニュース>
  • 2026年サッカー世界大会会場「NRGスタジアム」開閉式膜屋根の張替え工事を実施