
大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:能村 祐己)は和歌山県紀美野町スポーツ公園(和歌山県海草郡紀美野町)のリニューアルに伴い、「ULTRA SPORTS KIMINO」におけるテント倉庫技術を応用した複合施設を施工しました。本施設は、テント倉庫「FLEX HOUSE FIX」を屋内練習場および飲食・宿泊施設に応用した事例です。リニューアルに伴う1期工事として完成し、2026年4月1日に開業しました。

屋内練習場、飲食・宿泊施設 内観
紀美野町スポーツ公園のリニューアル及び運営は公募型プロポーザルを通じてDBO方式でのSPC企業であるKIMINO STUDIES(株)(和歌山県海草郡紀美野町動木518)が手掛けます。敷地面積4万5000㎡の公園に屋内練習場、飲食・宿泊施設、体育館が新設され、既存のテニスコート、人工芝グラウンド、運動広場、ゲートボール場、駐車場などの施設の改修が実施されました。
本施設では、環境性能と維持管理性に優れた膜構造技術を採用しています。酸化チタン光触媒膜材は、75%以上の日射反射率を持ち、有機汚れが分解され雨水で洗い流されることで、白い外観が長期にわたり保たれる高い防汚性能を備えています。当社独自の膜構造建築として短工期・低コストを実現した建築工法である「フレックスシステム」は、一般的な建築物と比較して高い環境性能を持ちます。軽量な膜素材を屋根や壁に用いることで、支えとなる鉄骨量の削減が可能となります。
膜構造の建物は夜間、内部の光をやわらかく透過し、公園全体を包み込む行灯のような存在となります。暗くなりがちなエリアの安心感を高めるとともに、広場や遊歩道と連続した、立ち寄りやすい空間を生み出しています。スポーツを「する人」だけでなく、「見る人」「憩う人」にも開かれた、新しい公園となることが期待されています。
紀美野町スポーツ公園 工事 概要
所在地: 〒640-1141
和歌山県海草郡紀美野町動木518
施主: 和歌山県紀美野町
事業者: KIMINO STUDIES(株)
形式: DBO方式(Design-Build-Operate)
元請け: KIMINO STUDIES(株)
設計: (合)SALT、(合)岸本姫野建築設計事務所、UDS株式会社、太陽工業
第1期工事(2025年4月~2026年3月末):屋内練習場、飲食・宿泊機能
第2期工事(2026年4月~2027年3月末):新体育館ゾーン
第3期工事(2027年4月~2027年9月末):公園および既存施設改修

室内練習場、飲食・宿泊施設 全景
紀美野町スポーツ公園 ULTRA SPORTS KIMINO GREEN 概要
施工: 太陽工業株式会社
完工: 2026年3月
製品: FLEX HOUSE FIX
用途: 体育館、キッチン、宿泊施設
膜構造規模: W27m×L42m×H7m
膜構造面積: 1,134平米
様式: 準耐火建築物
膜材: CMX220
太陽工業株式会社について
太陽工業は、創業100年を超える大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。1970年日本万国博覧会ではアメリカ館において、空気圧のみで屋根を支える低ライズ(高さを抑えた)方式の空気膜構造を世界で初めて実現しました。その後も東京ドームの膜屋根取り付けや世界最大級のドーム施設であるロンドンのミレニアム・ドーム(現:The O2 Arena)など、世界各地の大型プロジェクトに参画。さらに 2025年の大阪・関西万博では20以上のパビリオンと施設に携わり、万博会場づくりを支えました。
経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた膜構造技術を核に、建築事業をはじめ、土木、物流、環境分野へと事業を展開し、社会の安全・安心を支えています。
イベントコンサルティングを手がけるTSP太陽株式会社、施設運営を担うアクティオ株式会社などのグループ会社とともに、「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」を掲げ、社会に新しい価値を提供していきます。



