大学では電気をつくる微生物の研究に没頭していました。国内外の学会に参加し、論文を掲載してもらうことができたのですが、その作業に時間を使っていたため、就職活動はほとんどできませんでした。そんなとき登録した「逆求人サイト」を通して太陽工業からオファーをいただいたのが入社のきっかけです。人事担当者に「あまり時間が取れないのですが…」と相談したところ、「では選考を短くしましょうか」と提案していただき、融通を利かせてくれたのが印象的で、歴史のある会社でありながら柔軟さがあるところに魅力を感じました。もちろん「膜」という事業内容にも興味を持ちましたし、昔からモノづくりが好きだったので、「ここでなら自分の好きなことができそうだ」と思いました。

国土事業は土木関連を扱う分野なのですが、そのおもしろさは「やろうと思えば何でもできる」という柔軟さにあると思います。取り扱う製品の種類も多いですし、山も川も海も基本的に何でも対応できます。同じものを提案し続けるというのではなく、お客様の困りごとに対して最適だと思うものを提案していくため、同じシチュエーションでも営業によって提案するものが違ったりするのが国土事業の営業の特徴だと思います。「そういったアプローチもありだね」「こうしたほうがもっと良くなるかも」など、いろいろと考えられるのがおもしろいです。そのため、営業も一人ひとり特徴や強みがあって、営業スタイルもバラバラです。お客様からは「この人と仕事がしたい」と指名いただくこともあり、社内でも「この分野ならこの人だよね」と頼られたり、個性を最大限に発揮できることが一番のやりがいだと思います。

新しいことに対して積極的に挑戦しようという風土がある会社だと思います。最近、若手が中心となって新製品の販売促進チームが発足し、私がその取りまとめ役を任されました。国土事業に所属する営業や技術などの社員が集まり、知恵を出し合いながら「どうすればよりお客様の困りごとに対応できるか」に取り組んでいるところです。土木分野は「経験工学」と言われるほどこれまでの実績を重視する傾向が強く、新しい商品がなかなか浸透しにくい分野でもあります。ですが、時代とともにニーズも技術も変化していく中、新しい商品が必要となる場面はたくさんあります。現在、進めている商品は、個人的には一つの事業として展開できるほどのポテンシャルを秘めているものだと思っています。チームのみんなで協力しながら、太陽工業の新しい柱になるような商品にしていきたいです。