社員インタビュー

物流事業統括本部 
技術課

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2021年 新卒入社

グエン ティー ガー

趣味・休日の過ごし方:
花や野菜を育てること

入社を決めた理由

私はベトナムの農村で生まれ、田園風景が広がる自然豊かな場所で育ちました。そこでは海外留学する人はほとんどおらず、私もずっとこの場所で生きていくんだと思っていました。ですが、小学校のときの先生から奨学金で日本に留学できることを教えていただき、いろいろな縁も重なって2015年に日本にやってくることに。まず語学学校で日本語を2年間学び、富山大学へ進学。就職はベトナムに帰るか迷ったのですが、せっかく学んだ日本語を活かしたいと思い、日本での就職を選びました。太陽工業に入社した理由は、母国であるベトナムと関わる仕事ができること。日本とベトナム両方の言葉と文化が分かるという強みを活かしたいと思いました。また、太陽工業は外国人向けに個別面談を開催していて、面接もリラックスした気持ちで臨めました。面接が終わったあとも出口まで見送ってくださり、温かさを感じたのを憶えています。

仕事のやりがい

物流事業の技術課は、海外委託工場との技術窓口から概算見積もりの作成、CADを使った図面作成、コンテナバッグの化学物質調査、材料の研究開発まで幅広く対応しています。その中でも特に海外委託工場とのやりとりにおいて、私の強みが発揮できる場面が多くあります。たとえば、当社の営業とベトナム工場とで英語を使ってメールのやりとりをしていた際に、どちらも英語が母国語ではないためお互いの認識がズレていて、私がベトナム語で現地に確認したところそのズレに気づき、大きな事態にならずに済んだという出来事がありました。それから工場との関係がとても良くなっていって、以前と比べてやりとりもスムーズになり、対応時間の短縮にもつながりました。「海外工場とのやりとりならガーさんだよね」と頼られることも多く、みんなの役に立っていることが実感できてうれしいです。

太陽工業ってどんな会社

太陽工業は、社員の個性を尊重し、一人ひとりに対して分け隔てなく接してくれる会社だと思います。おもしろかったのは、入社後に研修で実施する自己分析の講座です。テストを受けることで自分の性格をいくつかのカテゴリーに分類し、客観的に自分のタイプを分析することができます。私もその結果を見て「なるほど!」と口に出るほど当たっていました。こうした研修を通して学ぶ機会が豊富にあるのはもちろん、「自分の特性を知り、相手の個性を尊重する」という文化が太陽工業には根づいているような気がします。私はベトナム人ですが、「外国人だから…」といった疎外感は社内で一切感じませんし、社員の一人として分け隔てなく接してもらっています。困っていたら「何か手伝おうか?」とやさしく声をかけてもらえますし、外国人であっても日本人であっても「みんなが働きやすい」と思える居心地の良さが太陽工業にはあると思います。

私が感じる「膜」の可能性

膜の特性である「軽い、明るい、柔らかい、強い」というところに可能性を感じます。膜を用いることで、形に縛られることなく想像力をどこまでも広げることがとてもおもしろいと感じています。また、地震が多い日本では、スタジアムや体育館の屋根を膜構造にすることで被害を最小限に抑えることもでき、安全面でも期待が持てる素材だと思います。母国のベトナムでも商業施設や駅のホームなどに膜が使われています。また、膜は耐久年数が長く何十年も使うことができる素材のため、環境にもやさしいです。地球にやさしい膜をつかった建物が、もっと世界中に増えてほしいと思っています。